M.ZUIKO DIGITAL 14-42mmの前玉を抜いてみた

P7060701.jpg
M.ZUIKO 14-42mm改 E-M1

ちょっと前に、驚異の超マクロレンズ、MP-E65mmを
E-M1で使ってみました。記事はこちら

確かにその拡大力は凄まじいものがありましたが
とにかくオリンパスボディでは使いにくい。

で、いろいろ調べてみると、もっと安価に超マクロを
楽しめるらしいのです。使用するレンズはこれ。

M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R
DSC_0128.jpg

マイクロフォーサーズレンズの中で
最も安価なズームレンズです。

安いといっても、描写性能は優秀で、
デジスコには結構活躍してくれました。

昆虫写真家の海野和男さんはこのレンズを
改造して超マクロレンズ化しておられるとのこと。

方法としては、「前玉を抜く」ということらしいの
ですが、詳細については情報を見つけられませんでした。

DSC_0130_201507071050402c0.jpg

レンズを分解するときに使われる「カニ目レンチ」
持ってますけど、使った事がありません。

レンズ枠の切り欠きにはめて回すというのは
知ってます。でもやったことが無いんです。

恥ずかしながら、とにかく機械工作が苦手
なんですよねえ。

でもまあ、このレンズも長いこと使ってないし、
失敗してもしょうがないや、くらいの気持ちではじめました。

ところが、肝心の切り欠きが見つからない(汗)

じっとみてますと、レンズ周囲の枠は
どうも単なるカバーのようにみえる。

この下に本体があるんじゃないかと。

DSC_0133.jpg

精密ドライバーをつっこんでみると、簡単にペロリと
めくれあがりました。

ところが、カバーの下にもレンチをはめる場所がない。
ゴムっぽい部品があるのでそれもめくってみます。

DSC_0135.jpg

ゴムをはずすと前玉の姿がはっきりと見えてきました。
しかし、レンズは接着剤でしっかりと固定してあるようです。

レンチを使って外せるようには見えません。
海野和男さんがお書きになった当該記事には

「カニ目レンチで外そうとしたがなかなかとれず
そのうちバキッという音と共にはずれた」

とのことです。困りました。
本当にこの手の工作が苦手なんです。

で、しばし観察すると、何本か見えるビスのうち
銀色のビスが気になりまして。これを外してみることに。

銀色のビスは計3本。一本は粘着テープの
下に隠れてました。

DSC_0139_201507071104013e8.jpg

すると、うまい具合に、部品が外れました!
おお、やったぞ!

外れた部品をみると前玉だけじゃなくて
何枚かのレンズがユニットになってるみたい。

これでいいのかとても不安。ひょっとして
必要なレンズまで外しちゃったんじゃないかと。

DSC_0136.jpg

レンズを振るとカラカラ音がする。
逆さにしたら、金色のワッシャーが落ちてきました。

んんー、本当にいいのかコレで・・・。

とりあえず、自分の腕時計を接写。

P7050545.jpg
ISO400 F16 1/125秒 ツインフラッシュ使用

おお、これはいいぞ。ホコリまでくっきりと(笑)

普通こういう金属を接写するとエッジに
色収差が派手に出るんだけど、目立たない。

これは、期待できるなあ。わくわく。
さっそくフィールドに出陣じあ。

雨の中、花弁についたとても小さな
水滴を接写。

P7060815.jpg
ISO800 F8 1/60秒 14mm

広角端でも等倍ちかくの拡大率。
よほど小さな花でないと全部は写りません。 

しかしも、ワーキングディスタンスが短い。
ほぼ被写体にビタ付け。これはMP-E65mmと一緒。

P7060794.jpg
ISO800 F10 1/60秒

これも広角端ノートリ。蝶はほんの一部しか写らない。
それぐらい拡大率が高い。

望遠端の写りは・・・。

P7060570.jpg
ISO400 F16 1/250秒 42mm

もう目玉だけ(汗)説明しなきゃ何が写ってるか
わかんないよ。いやはや。

個人的にツボである蝶の翅。

P7060580.jpg
ISO400 F22 1/250秒 41mm

美しい織物のような世界が広がって
おります。いやあイイですねえ。

一部を拡大。この画像のみクリックで2400x1600
P7060580w.jpg

値段にして5倍近くの高級超マクロレンズに
負けてません。たいしたもんですね。

ところで、フラッシュに頼った撮影ばかりだと、
図鑑写真みたいになってしまいます。

なるべく周囲の情景も入れるように工夫してみた。

P7060757_20150707200102410.jpg
ISO800 F10 1/60秒

設定をいじくって、こんな感じになった。
うーむ、難しいですねえ。

本当はもっと絞りたいんだけど、それだと
真っ暗になっちゃうし。

それにしても、前玉抜きの威力には驚きましたね。
喜ぶより納得がいかない。

重量は113g。長さは5cm足らず。すごく使いやすい。
値段は新品でも2万4千弱・・・。

MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォトは値段は4倍。
重量は710gでレンズ長は約10cm。重くてデカイ。

大枚払ってキヤノンレンズを買った僕の立場は(涙)
いやいやこんなはずはない!

次回はMP-Eの名誉回復のために、
環境を整えて再度トライします。

テーマは「絞り」
それしかない!



コメント

No title

あぁあ・・・やっちゃいましたね~。
カニ目に手を出したらお終いです・・・バキッ!!☆/(x_x)
はい、だっくも持ってますよ、カニ目。
でもレンズの構造を知らずにカニ目とは・・・勇気があるというか無謀というか(笑)
一歩間違えると24000円のレンズがただの屑鉄になるところでしたね・・・
※カニ目はレンズを壊すためのものではなく、レンズ調整のための工具です(^^;)

こんにちは。
お久しぶりです。
わたしもこのレンズ持ってますが、ビックリ!ビックリ!
マクロレンズにしてしまうという、こんな強引な裏技があったとは!

Re: No title

だっくさん

こんにちは!
カニ目はハンマーのように使うんじゃなかったんでしたっけ(すっとぼけ)
それは冗談ですけど、カニ目ってレンズオープナーだと思ってました。
調節機能もあるんですかね?

結局今回はカニ目の出番はなく、ドライバーだけで用が済んでしまいました。
なんか一生使わない気がします・・・。

Re: タイトルなし

ジャズモさん こんにちは。

ご無沙汰してます。キットレンズなので、お持ちの方も
多いと思います。ただ、その後、MFTは魅力的なレンズが
次々出てきたので、活躍の場がなく、かといって売っても
あまり値がつかないので、死蔵品になってることも多いのではないかと。
僕もそんな事情で、トライしてみました。テキトーに分解したのに
結果が良かったので、とても喜んでいます!

No title

なんか○○改って格好良いですよね。
紫電改とか(^^)
僕も近いうちにmonopod改ってリネームしようかしら(爆)
しかし前玉抜くって恐ろしいですよね。
前歯抜くっていうのもホント怖いです(経験あり)。

Re: No title

monopodさん

> 紫電改とか(^^)

これを見ると、戦闘機よりも育毛剤を思い出すのが
哀しいです(爆)

> 僕も近いうちにmonopod改ってリネームしようかしら

僕もやります!「改」だけじゃなく、状況に応じて
「元祖」とか「本家」とか。色々遊べそうですね。
なんかわくわくしてきたなあ(本気です)

こんにちは

やり方が、戦場での荒療治のようで共感出来ます!
さすがはパノラマ様、やり遂げましたものね~
偉いです~~絶賛パチパチ~~~
これからも失敗を恐れず、ハンマーでも万力でも使って
強引な改造をお願いします~(。×)☆\バッキ~ン!!!!

Re: こんにちは

戦場のCMさん

これは、その筋では有名な方法で、ずいぶん前から様々な
レンズで試されているようなんです。僕もやってみたら
たまたま上手くいっただけで、最初に考え付いた人はすごいですよね。
それにくらべれば、戦場のCMさんは最新鋭機の塗装を剥ぎ取って
使用されているわけですから、これはまさにオリジナル!
いや、これは悪い冗談でした・・・本当はあんなふうになる予定では
なかったんですものね。一体誰がしでかしたんでしょうか。

またまた今晩は

無理にスレンダーなジーンズを穿く、悪魔です!

No title

TKNさん

ぶあっはっはっは!コメント不能!

No title

・・・
世界に一台しか無いカメラを所有する喜び・・・
判って欲しかったなぁバキッ!!☆/(x_x)

No title

スレンダーガイさん

HNだけでイライラさせられるという(笑)
口惜しいので僕はムキムキを目指そうっと。
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