全艦発進せよ!

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レンジローバー。別名、砂漠のロールズロイス。

貴族の子弟が通う英国のパブリックスクール前には、
送迎車として、レンジローバーがずらりと並ぶといわれてます。

レンジローバーと名がつく車は、実はたくさんあるのですが
僕が借りたのは「スポーツ」

名前の通り締まった足回りとパワフルなエンジンが搭載されています。
グレードは最上級のSVR。V型8気筒4999ccターボ。574ps/6000rpm。

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オプション無しの状態で価格は1610万円から。
これを新車で貸し出しちゃうって、豪儀ですなあ。

オプションも高いんだよねえ…スペシャルペイントを選ぶと81万6千円。
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ただ、必要なものはほぼ標準装備。オプションにはお金がそれほどかかりません。
標準だと何にもついてないポルシェみたいなことにはならない。

ドアを開けると、ステップがすーっと伸びて来ます。
これが実に素晴らしい。
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買うならこれは絶対つけたい。何しろ、とても背が高い車で
大柄な人でも乗り込むのは結構大変です。

このステップがあれば小さな子でも楽に出入りできます。

素晴らしい装置なんですがぼーっとしてると、弁慶の泣き所をガツンと(汗)
夜に何回かくらいました。ちなみにこのオプションは40万以上。とほほ。
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自分は座ることはないのに、後席が結構気になる性分。
このクルマもまずリアシートに座ってみた。

「スポーツ」の名にふさわしく、シートは4座ともバケットスタイルです。
でも、すわり心地はとてもなめらか。本革シートの白いパイピングが素敵。

リクライニングこそしないものの、シートバックの
角度が適度に寝ていて、とても快適でした。足元も広々としてる。
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輸入SUVの後席はびっくりするくらい狭くて居心地が悪い。
ポルシェ・マカン、BMW・X5、ゲレンデヴァーゲン…全滅。

国産のミニバンから乗り換えるとびっくりする。
うわっ狭いなあ…えっこれ背もたれの調節ないの!?なんてね。

みんな値段が倍だから、快適性も倍だと思ってる。
全然違うんだよね。その点、レンジスポーツの後席はイケてますよ。
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運転席のシート。いくらクルマが良くても、シートが合わないと
長く付き合えません。ここはとても大事にしたい。

いっぱい調節出来てうれしいんですけど、
良いシートは、あれこれ設定出来なくても、すぐ体に馴染みます。

乗ってしばらくすると、尻が痛くなってきました。
そんなに硬いシートじゃないんですが。なんでだ?

英国王室御用達のシートはやはりヒトを選ぶのか…がっくし。
翌日、丸一日乗ってみたらアラ不思議。腰痛なし。

あっという間に我がケツも調教されたようです。王様の御威光おそるべし。
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トランクの床の高いこと!
機材の積み込みを繰り返すと背筋が鍛えられそうです。

大きさは実にたっぷりとしていて、
4人分の撮影機材を積み込んでもまだ余裕がありそうです。
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センターコンソールのスイッチ。回すと、「岩場」「砂地」「泥濘、雪」など、
それぞれの影響に応じた専用プログラムが用意されてます。

2006年のイギリス映画「クイーン」の中で、エリザベス女王が
ランドローバー・ディフェンダー(MT)を運転して領地を激走するシーンがあります。

いまだにああいう世界があるんですかねえ。
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スナチって(汗)砂地という表示をするのがそんなに大変なのか?
とりあえず、近所の浜に行ってみるか。
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やわらかい砂地に恐る恐る入ってみましたけど、こんなの性能の1%も使ってなさそう。
1000m防水と同じで、凄い性能だと言われても試しようがないね。

間違えて道路を逆走しても、このクルマなら中央分離帯を乗り越えられるって
アピールの方が訴求力があると思うんだけど(笑) 
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USBジャックは2個。HDMIジャックも装備。
さらにSIMカードも刺せる。

インフォテイメントシステムは、ジャガーに搭載されてるものと基本は一緒。
ものすごく使いにくい(笑) 反応もっさり。メニューもこなれてない。

Blutoothがウオークマンをなかなか認識してくれないのもジャガーと一緒だった。
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アダプティブクルーズコントロールとか、レーンキープアシストとか
パークアシストなどの運転支援もてんこ盛り。

でも全体的に下手(汗) 特にレーンキープが良くない。

ギリギリまで介入しないのはいいとしても、微舵を加えると、
大きく同方向に切り増しするので結果ふらつくことに。これホントにテストしたのか?
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デジタルデバイスがたくさんつくのは便利だけど、
同時に車の賞味期限が規定されちゃうのは何とも切ないことです。

古い英国車っていまだに部品が製造され続けてて、その気になれば
新車が作れたりするわけですが、こういうエレキの塊はそうはいかない。

故障したらユニット交換。
部品がなくなればお仕舞いです。

さらに、デジカメと同じで、陳腐化も早い。10年後にHDMIが
まだあるのかどうか誰にもわかりません。
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で、乗ってみてどうだったかというと、もうめちゃくちゃ良かったです!
山道で飛ばしても、タイヤが鳴る気配すらなし。

見晴らしサイコー。象の背中に乗ってるみたいよねえ。
レンジローバーいうところのCommand Driving Position。

日本では、コマンドポジションの方が通りがイイ。
司令というより提督ですよ!艦橋から戦況を見渡すわけね。

これで、シートが温水便座ならもう言うことなし。
発進せよ!
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横幅は2m近い巨体なんですけど、ボディの見切りが良いんで
あんましストレスがないんです。駐車もしやすい。

レンジスポーツの大きな魅力として、炸裂するエンジンサウンドがあります。
2310㎏の巨体を0-100km/h 4.3秒で引っ張ります。最高速280キロ。

この動画でその爆音ぶりを見てください。(2分10秒くらいから)



スゴイ音(汗)でも、日本仕様とは別なのか、僕が借りた個体はこんなじゃなかった。
始動時の音が少し大きいかな?くらい。

窓を開けてトンネルで吹かすと大きな音と少しだけバチバチ音が聞こえます。
普通に走る分にはとても静かです。

センターコンソールに爆音スイッチも装備されてるわけですが
そんなのなくても、十分楽しい車です。
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細かいところは色々気になるわけですが、ともかく素の車が
本当に魅力的。ただ運転してるだけでハッピーでしたねえ。

どんな車に乗っても、自分のパサートで帰るときは、やっぱし
これが気持ちいいなあと思うわけですが、今回だけは違った。

もう一回乗りたいなあ。いい車だったなあ。
そんなことばかり考えながら帰りました。
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コメント

No title

センセ、こんにちは。
大型電子レンジをいたくお気に召されたようですね。
内容も素晴らしいですが、お値段もこれまた素晴らしい!
>山道で飛ばしても、タイヤが鳴る気配すらなし。
あのぉ・・・タイヤ鳴らして走るクルマじゃないんですけど・・・(^^;)

で、セブンを解約してこちらに変更でしょうか?
このクルマなら、安心して乗せていただけそうですバキッ!!☆/(x_x)

Re: No title

だっくさん

こんばんは。この車を買うならパサートを売らなきゃいけませんね。
前の車と同様、パサートも最低25万㎞はのります!
セブンは手付け金を払ってから全く音沙汰無し。今年の暮れか来年か。
どちらにしろ、i8と入れ替えになるでしょう。
レンジはいい車ですけど、高すぎます。考えてみるとランクルの価格は
大バーゲンですよね。日本車万歳!

No title

パノラマセンセイ、こんばんは
V8の5Lで574馬力でしたか~生の爆音今でも忘れません、まるでライオンが
「グガォ~グルグル・・」って吠えているようでしたよ~^^
メータ内の「スナチ」?とか「シャカンキョリ」とか笑っちゃいましたが
漢字変換って抵抗あるんでしょうかね、意地でも漢字は中華系に見え採用
されないとか・・
しかしSUVの王者って貫禄ですね~


Re: No title

ASKさん
こんにちは。空ぶかしするとかなり近所迷惑ですよね(笑)
でも、日常生活では、ほとんど気になりません。わりと僕はご近所の眼を
気にして、暖気なしの即発進を心掛けているのですが、このクルマは
気遣いなく使えました。スナチ脱力ですよね~ポルシェもカタカナなんです。
片言の日本語を話す外国人と過ごしてる気分です。
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