FC2ブログ

高額中華レンズを購入→大爆死

P1010041.jpg
等倍マクロをこなす超広角レンズを購入しました。
LAOWA 15mm F4 Wide Angle Macro with Shiftであります。

価格は量販店で8万円くらい。安売りの通販でも7万円台でありまして
中華レンズとしては、かなり高額なレンズです。当然期待も高い。

箱には老蛙とある。
P1010013.jpg
老蛙でLAOWAなんだね。しかし、老いた蛙って不思議な
感じだなあ。どういう意味があるんだろう。

箱には誇らしげに1:1マクロと書いてある。
P1010036.jpg
外箱が商品説明になっているという(笑)
新興メーカーっぽい熱い感じがいいね。

開封してみると、レンズ本体は完全密封されてました。
P1010039_20180322130703a54.jpg
こんなの見たことないなあ。日本のメーカーもやってくれると嬉しい。

カメラ愛好家は潔癖症の人が多いでしょ。レンズでもカメラでも中の包装に
開けたような跡があるとがっかりするじゃないですか。
P1010044.jpg
花形のフードが付属。早速はめようとすると、なかなかハマらない。
やっとはまったと思ったら、ちゃんと固定されない(涙)

これは相当工作精度が低い。さっきまでのわくわくが一気に冷めました。
しかし、がっかりはここで終わらなかった。

このレンズには上下シフトが出来る機構が備わってます。これが全てを
台無しにしていると言っても過言ではない。
P1010048.jpg
これは下向きにシフトしたところ。逆側に付いてるやや尖って痛いレバーで
シフト操作をするんだけど、ラッチが甘くて、手で押すとレンズが下がっちゃう。

上向きにはズレない。下向きには容易くズレる。通常、下方向のシフト撮影は
しない。もっぱら上のハズ。上にズレやすいならともかく下にゆるいのは困る。
DSC06672.jpg
外に出て、シフト撮影を試してみます。
海沿いには南国っぽいところが結構あるんだよね。僕の地元は。

周辺減光は15㎜という超広角であること考えると少な目。優秀です。
このシュロの木を、シフトを使って真っすぐにしてみました。
DSC06714.jpg
上がなんか暗いなあとおもったら、これ、ケラレなんです。
もうアホかと。ほとんど事故レベルだろ

※シフト機能はAPS-Cのみ対応とご指摘いただきました。
メーカーサイトはこちら。水色さんありがとうございました。

ケラレが出ないようにシフトを調節することは出来ない。上げるか下げるしか出来ない。
F22とかいっぱい絞ると、何とか目立たなくなる。(無くなるわけではない)

でもそんなに条件のいい場所ばかりじゃないしなあ。
もう少し検証を続けます。
DSC07730_20180322132100e89.jpg
ま、いかにもシフトしたくなるような場所(笑)
ここでやらずにどうするという。

やや絞り気味にして撮影。正確な値は電子マウントを持たないので
分かりません。フィルム時代と同様に、別に記録するしかない。
DSC07726.jpg
屋内では、あまりケラレは気になりません。
かわりに気になるのが、うねるような歪み。

このレンズは樽型の歪みがけっこうあります。単焦点だけど。
DSC07738.jpg
シフト撮影をする上で、これは致命的。上すぼまりを補正しても
肝心の直線がうねってしまう。

このレンズにシフト機能を付けるという企画自体が破綻してる
としか思えません。超広角マクロだけで押していくべきだったんです。

肝心のマクロはなかなか素晴らしい出来です。
DSC07162_201803221355016ac.jpg
花粉がくっつく位まで寄ってもまだ寄れる。
F32まで絞れば、遠くの風景もぼんやり確認できます。

一種独特の映像が作れますね。
しかし、生物相手だと大変です。
P1010002_20180322135508f52.jpg
これでも、等倍にはほど遠い。完全にビタつけし無いとダメ。
よほど弱っている昆虫でないと我慢してくれないでしょう(笑)

さらに言えば、光をどう回すかも考えないと…。
DSC07745.jpg
レンズのキレは結構いいです。EVFで拡大MFをしたときにはっきり感じます。
(広角のレンズは、拡大してもピントの山がわかりにくいものが多い)

パースが豪快につくのも楽しいものです。15㎜ならでは。
DSC07323.jpg
ダイナミック!

しかしつくづく惜しいレンズです。妙なサービス精神の発露さえ
なければ良かったのに。ああ、でもフードもダメだったねえ(汗)
DSC07759.jpg
フードなしの状態でも、ゴーストは出にくいですし、目立ちません。
マクロ撮影時には、フードがあると邪魔。

なので、実際に使う時にはフードの出番はほとんどないです。
しかし、ちゃんとはまらないのは、どう見たっておかしい。

不安定なシフト機構もそう。フルサイズではケラレが出ます。
シフトすると、スライドする部分にべっとりグリスが付いてて萎え萎えです。

これは高いレンズなんです。この値付けには、それなりの責任が伴うと思う。
LAOWAには猛省を促したい…。

LAOWAが出す予定の水中で使える虫の目レンズも購入予定なんです。
ちょっと心配になってきたのでブツを見てからにしようかな。(→懲りてない)


コメント

No title

センセ、こんにちは。
確かに、中華製レンズとしては高価ですが・・・広角シフトレンズとしては超格安だと思います。このお値段では、ユルユルだとかケラレだとか、文句を言ってはいけません!バキッ!!☆/(x_x)
私は、シフトレンズの必要性をあまり感じません。画像処理段階でかなり補正出来ますからねぇ。

No title

これが中華クオリティですか。
最近はなんでも作れて、もう日本は負けてるんじゃ無いか?って思っていましたが、安心しました(笑)

No title

初めまして。
虫の目レンズと併せて私も気になっているレンズです。
製品のWebページを見るとシフトはAPS-C用とあるので、フルサイズでのケラレは仕様のようです。
何でシフトが付いてるのかは私も疑問に思います…。

Re: No title

だっくさん

等倍マクロが可能な時点で、もう性能としては十分だと思うんです。
そこに余計なものを足したので、全てが台無しに…涙
おっしゃる通り、今はシフトレンズがなくても現像ソフトでたいていいけますよね。
アオリも深度合成という手がありますし。

Re: No title

hiroshiさん

>もう日本は負けてるんじゃ無いか?
いやほとんどの場合、そうなってきてると思いますよ。実際彼らのほうがずっとお金も
持ってますし、商売をする人は、みんな大陸の方を向いてますよね。
期待してただけにがっくしです。

Re: No title

水色さん

はじめまして、こんばんは。コメントありがとうございます。
サイトをみると
>シフト量:+/-6ミリメートル(APS-Cセンサーの場合のみ)
となってました!ありがとうございます。早速、訂正しておきます。

こんばんは

良く分かりませんが、マクロレンズとしてはなかなかの機能ですよね
しかし、どうしてスライドさせる必要があったのでしょう~
これは無駄でしたね~またそのスライドでケラレが出たらアウトですよね。
でもこのレンズ毀誉褒貶が激しくて最終的にどう判断して良いか
ボクの能力では、あいきゃんのっとでした。

Re: こんばんは

TKNさん

変わり種のレンズが好きで、いつも物色しているのです。
特にこういうオンリーワンの魅力を持つモノには弱いんですよねえ。
でも、今回は久しぶりの地雷だったみたいで、参りました…。

No title

欧米日の一流ブランドが作らせている大陸製は、すでに品質も一流だと思うのですが、ことオリジナルブランドに限っていえば、残念感が漂うことが多いですねぇ。
等倍マクロにシフトレ機能って・・・・・これは買ってしまった先生が悪いです^^;
でも安いので許してあげましょう。

No title

パノラマセンセイこんばんは
シフトレンズって中華でもお高いんですね
昔、蛇腹で変心させている機材を見ましたが何が撮れるのかなぁと思ってましたよ
しかしインプレの様にいまいちな所が発見されるんですね~
私は激安中華のなんちゃってGoProを買い河口で使ってみたら、やっぱね~って感じでしたよ^^

No title

結構注目していたメーカーですが、
造りがいま一つでしたか・・・

Re: No title

monopodさん


わりと冒険して買ったレンズもたいてい満足できるものが多くて
(現在の製造技術のすごさですね。初期不良に出会う確率が極端に少ないです)
久々にやっちまったなあ…と反省しています。ま、自腹購入の良さですべては
自己責任ですから。ま、これも修行のうちということにします。はい。

Re: No title

ASKさん

いやいやいや!あのアクションカムは大したものですよ!
価格以上の素晴らしい働きをしてます。音声もしっかり入ってるんですね。
アクションカムの筐体の小ささゆえに、録音も結構厳しいはずですけど
ちゃんと、ジャボン!と迫力のある音がしてましたよ!

Re: No title

jetさん

おはようございます。個人的にはフードがきちんとはまらない
レンズは信用できません。マイナーなMFレンズには、時々あるんですが。

No title

老蛙はカエルの子はカエルという意味らしいですが、老舗のレンズメーカーなのでしょうね(笑)
LAOWAの広角レンズはM4/3用に買ってみましたが評判ほど良いとは思えずすぐに売却してしまいました。最近はもっぱらSAMYANGの14mmF2.8をα9に付けて星景写真を撮っています。

Re: No title

> 老蛙はカエルの子はカエルという意味らしい
おお~そういうことでしたか。かなり若いメーカーということらしいのですが
おそらく光学機器としての歴史があるのかもしれませんね。
SAMYANGはCP+ですごい人気でしたよ。皆さん良く知ってますね。
非公開コメント

プロフィール

panoramahead

Author:panoramahead
ハイスピード動画公開中
youtube.com/user/panoramahead

カテゴリ

since 2010.3

検索フォーム

QRコード

QR