2019/04/30
ケータハムセブン スーパースプリント納車

ついに納車であります。セブンスーパースプリント。
一昨年の11月、日本での発売当日に申し込み。
手元に来るまで、1年半もかかってしまいました。

1年半の納車待ちの間は、ひたすら待つのみ。
途中であとどれくらいかかるよ、とか案内とかあるわけじゃない。完全放置プレイ。
途中からオレ、このクルマ欲しかったんだっけ?とか
本当に来るのかなあ?とか。
無事納車されて、うれしいよりホッとした気分です。

まるでレーシングカーのようなステッカーは僕が貼ったわけではなく、
最初からペイントされています。
大きな白丸の中は、好きな数字を入れてくれということみたい。
さて、何番をつけようか…。

スーパースプリントのボディカラーは全部で6色。
実在のサーキット名にちなんだ名前になっています。
僕のは、「Dijon」という名前。フランスのサーキットですね。

エンジンは、スズキ製。ジムニーに使っている658cc 3気筒ターボです。
自主規制で64馬力までとなっているエンジンを96馬力までチューン。
まだ、馴らし中なんですけど、もうこれ以上パワーは要らない感じです。
乾燥重量で490㎏しかないんですものね。

排気音は、軽自動車と較べれば少し大きいかな?と思う程度で
小心者の僕でも、朝夕の車出しは普通に出来るレベルです。
飛ばすと、バリトンボイスで歌いだします。イイ!

タイヤはAVON製の155サイズ。14インチ。激細 (笑)
ホイールはスズキ(純正) 鉄チンホイールだと、どこかで読んだ気がします。
確かにデザインはそっくりですね。

ビルシュタイン製ショックアブソーバー。
車高調だと聞いていたんですけど、どこで調節するのかな?
納車の時に、ディーラーさんから言われたのは
「アシがかなり硬いです。それと、LSDのせいかどうかわからないんですけど
ギーッという音が出ます。チェックしたんですけど、不具合では無いようです。」
確かに据え切りでギギギ…と異音がします。
でも、あんまり気にならないです。
というのも、アクセルオフで「ぷひゅう」とブローオフバルブの音が響くし
あちこちガタピシ音がするんで、そこだけ気にしても仕方ない(笑)
アシは、確かに硬めですけど、ピョコピョコ跳ねるわけじゃないし
そんなにイヤな感じの硬さではないですね。

モトリタのステアリング。ものすごく小さい(12インチ)
でも扱いやすくて、とても気に入っています。
腹がつかえて乗り込めないリスクを考え取り外し式にしました。

取り外したところ。着脱はワンタッチで簡単に出来ます。
スミスのメーター類と、革の内装が良くマッチしてます。
そうなんです。このクルマが欲しくなってしまったのは内装が魅力的だったから。

特に、バッテリーマスタースイッチはしびれる。
購入動機の半分はコレかもしれない(汗)
ひねると、電源が完全オフになります。
イギリス製のバッテリは品質が良くないからマメに切ったほうが良いと言われました。
暑い時期lは、1か月くらい乗らないなんて普通にありそうだし、頼りになるスイッチです。

オフの状態では、すぽんと外れる。
防犯の意味では良いかもしれませんね。
ちなみにイモビライザーも標準でついてます。
セブン自体は、あまり盗難の対象になることは無いようですが。
購入にあたって、僕が心配していたこと
・短足の僕でもちゃんとクラッチが届くだろうか?
僕は身長が160㎝しかない上に、かなりの短足です(涙)
以前レンタルしたセブンは、完全にクラッチを切るには寝そべった姿勢で
足を強く伸ばさないと駄目でした。長時間だとかなり苦痛です。

セブンスーパースプリントはどうかな?と不安でしたが
シートを一番前に出すと、全く問題なく操作できました。
さらにいうと、久しぶりのマニュアルにも関わらず、もう何年も
乗っているクルマみたいに、操作できるんです。乗りやすい!

フットスペースは最小限。足を休ませるところはありません。
ペダルが接近し過ぎていて、幅広の靴では、アクセルとブレーキを一緒に踏んでしまいます。
セブンを最初に運転したとき、エンストばかりで、どうしても駐車場から出せず
泣きそうになったことをまだ鮮明に覚えてます。靴が良くなかったんですね。

スパルコの ドライビングシューズ・TIME 77。
僕は普段4Eの靴を愛用する幅広足の持ち主。
細身のレーシングシューズとは、とても相性がよろしくない。
でも、この靴は柔らかいレザーで全く問題なく履けます。
当たって痛いところも無し。快適です。
購入にあたって心配だったこと その2
・幌は一人で張れるだろうか?

セブン・スーパースプリントの幌はキャンバス地です。
生地の端は、白のパイピング処理がしてあります。
ディーラーさんからは、あんまり幌は使う人いないんですよ、と説明されました。
でも、このクルマの色と白のパイピングはすごく似合ってるように思います。
幌を張って乗るのも悪くないなあと考えています。
で、問題は幌です。昔読んだ雑誌に
「セブンの幌を張るのは結構難しい。特に一人で張るのは大変だ。」
ということが書いてあっていまだにそれを覚えているんです。
もし、本当なら困る…。

で、実際にやってみると、「難しい」ということはなく、「大変」というのは本当でした。
まず、トランクに格納されている、骨組みを持ち上げます。
これは、ただ持ち上げるだけです。

これで、屋根の梁は出来上がり。
次に、幌を張ります。これも難しいことはなく、ホックをぱちぱち嵌めるだけ。

はめるだけ…なんですけど、最後の方になるとめちゃキツイ。
真っ赤な顔で、渾身の力で引っ張らないとホックにはまらない。
キャンバス地だからまだいいんで、ビニール製の幌だと冬場は
縮んで大変だとか。ふうむ。

恐ろしくストロークの短いシフトレバー。
これも硬くて扱いにくいという印象があったんですが
スーパースプリントのそれは、さほどでもありませんでした。
ミスシフトすることもなく、スパスパと入ります。
買う前から、かなり構えていたんですけど、杞憂だったようです。
意外とフレンドリーなクルマでした。
まずは、1000㎞乗ってみて、少しずつ手を入れていこうと思います。