2019/03/31
夜空に描く

野鳥撮影がアクションゲームに近いとすると、
夜景とか星の撮影はシミュレーションになりますかねえ?
アイデアと根気で勝負。
撮影中ああでもないこうでもないと色々考えを巡らせていくのは楽しいものです。
ただ時間がべらぼうにかかる。時間泥棒だよねえ。
野鳥の撮影って一枚スゴイのが撮れたら
「よっしゃ!もう帰ろう」って。勝負が早い(笑)

他のOM-Dにも実装されているライブコンポジット。
「比較明合成」をその場でお手軽にしてくれます。
上の画像で、クルマだけを光の線にしたい、なんて時に便利。
まともに長時間露光で撮ろうとすると、セッティングが大変です。

見事に流れてくれました。設定メチャ簡単。
EVF見ながら希望の明るさに調整するだけ。
一眼レフだと、何度も試し撮りして条件を出したあと
撮影にとりかかり、そのあとPCで合成するんです。手間が全然違う。
比較明合成といえば車のテールランプとか星とか。
今回は観覧車にトライ。

ここから、ライブコンポジット開始。
明るい部分がどんどん合成されて広がっていく。
ヒカリモノ好きにはたまらん。もっともっと!

満開…!

最後の画像だとなんの写真だかわからない(汗)
それでも本人はウホウホ言いながら楽しんでるわけですが。
東京湾を挟んで、羽田から飛び上がる航跡。

これはライブバルブ。バルブ撮影している間、普通は真っ暗だけど
オリンパス機は、仕上がり画像がリアルタイムで見える。
ほたるのようですなあ。風流。
南風の時はちょうど目の前でくるりとターンする。
青線のルートですね。

飛行経路がこうして目に見えるのも面白いものです。
もう少し空港に近づいてみるか…。
木更津人工島(うみほたる)に行ってみた。

海ほたるにあるモニュメントと絡めてみた。
お洒落な感じになったねえ。
撮ってる本人は、強風に曝されて鼻水まみれなんだけど(汗)
夜の海はすごい風なんです。
もっと露光時間を長くするとか、いくらでも工夫できますが
その前に肺炎になりそうで。マジに寒すぎる。
ハイレゾも今回は大活躍。
というのも、高感度画質がイイ。
例えばコレ。

標準のノイズリダクション処理だと、ISO1600のハイレゾと
ノーマルのISO200が同じくらいに感じるんです。
ISO1600だと、それなりにSSも出るし、夜景の時は手持ちハイレゾを
積極的に使ってます。MarkⅡのハイレゾも同様に良い。
ただ、E-M1XのNRは、標準だとディテールの喪失が無視できない
レベルで起きるので、NRは弱ないしオフしてます。
〆はやっぱりコレ。
OM-Dはとにかく遊べる。その中でもE-M1Xは飛びぬけてます。
プロ機にそういうのがついてるのは、ヘンと言えばヘン。
でも、メーカーみずから「すき間狙い」を公言してるわけだから
これで良いんでしょう。
カメラが好きでたまらない好事家には必携の一台と言えます。