全てが規格外の大きさ レクサスLX570

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国産SUVの王様、レクサスLX570を借りてみました。
LX570は価格の面でも「王様」であります。1115万円。

しかし、中身はトヨタランドクルーザーでありまして
ランクルなら一番高いグレードでも683万6400円。

オプションをフルに盛っても800万くらいなわけです。
王様なのに安い。安すぎる。メルセデスやレンジローバーなら2000万コースだぜ?

LX570は更に豪華装備をまぶして1115万。
それでも、レンジローバーやGクラスのトップグレードと較べると半額くらいです。
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我らが王様は保険に入りにくいことでも有名です。
盗難ランキングは常にトップ3に入ってる(爆)

車両料率クラスは「9」 最もハイリスクという評価です。
世界中で大人気。盗まれたそばから海外へ。

知り合いのオーナーは、ものすごくゴツい盗難防止装置をつけてます。
それでも保険会社は、車両の半額分しか保険を受けてくれなかったそうです。

今まで、特に防犯対策はしてなかったことをセキュリティ業者に言ったら

「お客さん、それはアマゾン川をフリチンで泳ぐようなものです。よく今まで無事でしたね…。」
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さて、LX570はランクルに比べて、なんでこんなに高いのか。

実はそれはエンジンの違いなんですね。エンジンはV8で5.7リッター。
おそらく日本車史上でも1.2を争う巨大なエンジンではないでしょうか。

このエンジンを持つのは国内ではLX570だけ。あとは、北米で販売されている
フルサイズピックアップ「TUNDORA」などに使われているのみ。

今やV8フェラーリですら、3.9Lのダウンサイジングターボの時代。
流れに逆行するかのような5.7L!ステキ。
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おかげで自動車税は桁外れに高い!重量税もすごいぞ。
エコカー減税なんて、もちろんあるわけない。

燃費は実測でリッター5.9キロ。高速道路が中心だったのに…。
街中だとリッター3キロとか(笑)

で、そのお化けエンジンはどうなのか。これが意外とおとなしいです。
街中をゆっくり流す分にはとても静か。

踏むと、ぐおおっとイイ音がして豪快に加速。
だけど車重が2.7tもあるんで、びっくりするほど速いわけではない。
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丸一日、ずっとこの車で走り回りました。
その感想はとにかくデカい。その一言。

全長は5,065mm、全幅は1,980mm、全高は1,910mm。

車高が高いとデカいのは気にならないもんですが…。
LX570は違った。すげえ緊張します。車幅がつかみにくい。

意外と車体が丸っこいんだね。運転席からの眺め。
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この状態でも左側のタイヤは路側帯をはみ出してません。
まだ寄れるってわかっても、怖くていけない。

シートの高さがあともう少し上がるといいんだけど…。
レンジやゲレンデより調節幅が狭いってのはどういうわけだ?

大型SUVに乗ってて、しみじみいいなあと思うのは駐車券が取りやすいこと。
クーペやセダンだとなかなか手が届かなかったりするでしょ。

でもこのクルマは発券機までの間合いがつかみにくい。
ま、慣れなんでしょうけどねえ。
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LX750のハンドル。いまどき珍しいウッドの硬質な手応え。
これがもうウットリするような手触りでさ…。

いつまでもスリスリしていたい(爆)
王様さすがです。
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クーラーボックス。単に、エアコンの吹き出しがあるだけで
冷凍されるわけじゃないです。ペットボトルを固定するトレイもなし。

僕ならおしぼり入れるかなあ。ツメシボ(笑)
センチュリーだと、おしぼり入れのオプションもあるんだよね。確か。
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楽しそうなスイッチがいっぱいのコンソール。
マニュアルを熟読しても使い方がわからない(汗)

トランスファーを切り替えたり、センターデフをロックしたり。
そうしないと脱出できない場面に出くわしたことないもので・・・。

ランクルじゃなくてわざわざレクサスを選択するような
顧客に、果たしてコレは必要なのか悩んでしまいます。
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面白いのは、ナビのコントローラーが巨大なマウスなんです。
強烈にゴツい。

でも使い勝手はかなり微妙。
小さくステップする動きがとても難しい。

細かく動かそうとすると、ガタつく感じもあって、
何度も、これ壊れてんのか?と思ってしまいました。
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このクルマには3列目のシートがついてます。
全部のシートを使用した状態では荷物が載らない。

実際は3列目は使われず、たたんで荷室で使う方が
ほとんどではないかと。核家族。

でも、ごくたまには使うわけで、畳んだり広げたりは結構めんどい。
ところが王様は違う。ボタン一つでたためる!



すごくないすか?未来の車ですかコレは(汗)
こういう仕掛けは我が国の得意とするところよねえ。

ちゃぶ台たたんで、布団を敷くという。
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2列目シートの居心地はなかなかステキです。
シートヒーターだけでなくベンチレーターもついてる。

前後スライドとリクライニングも電動。
やっぱし高級車はこうでないとなあ。
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なんで輸入車の後席はスライドもリクライニングもしないのか。

詳しい方によると、背もたれが寝た状態で衝突すると
ベルトをすり抜けて、乗員が投げ出される可能性があるとのこと。

いわゆるサブマリン現象というやつですな。
厳しい安全基準をクリアするには、リクライニングは邪魔なんだそうで。

車両によっては衝突時に、背もたれが自動的に起き上がる
機構を持つそうですが、かなりコストがかかりそうですね。
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このクルマにはリアエンターテイメントシステムがついてました。
(レンタカーとしては極めて珍しい)

画質もなかなか良かったです。

残念なのは、モニタがタッチパネルでないこと。
リモコンが一昔前のTVみたいなプラ製だったこと。

今や、リモコンもタッチパッドの時代だもん。
とても豪華なんだけど、「ちょっとだけ古い」感があるんです。

ランクルをベースとせずにレクサスの考える
最上級SUVはコレ!みたいなのをいつか見せてくれると嬉しいなあ。

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