2014/06/27
1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6 到着しました
待望のニコワン用、望遠レンズがやってきました。当初はボディと一緒の発売のはずでしたが
発売延期になっていたのです。

非常に精悍な印象のレンズでありまして
いままでの1NIKKORとは一線を画す出来です。
MFTオリンパスの松クラスに通じる高級感。
すっかり気に入ってしまいました。

望遠端で810㎜相当になるレンズの割には
ずいぶん短い。これにはからくりがあります。
鏡筒側面のボタンを押してねじると
ニョキニョキとボディが伸びていきます。

フードをつけると、こんな長大な姿に。
なあんだと思う一方、よくもまあこんなに
長いものが収まっていたなと感心してしまいます。
レンズを伸ばさずにボディに装着すると・・・

ここでも例のがっかりサインが表示されます。
やれやれ・・・。
ところで、このレンズには注意しなければいけない点が
ひとつあります。

レンズ下部には、三脚座用の1/4インチのねじ穴が
穿ってあります。
試しに、この部分に三脚をつけようとすると
ボディと干渉してしまいます。
専用パーツTR-N100を買わないとこの穴は
利用できません。
それではと、ボディに三脚をつけようとすると
今度は、レンズが干渉します。
つまり、この専用三脚座を買わないとカメラの
固定そのものができないのです!
なんで、こんなデタラメな仕様になっているのか
理解に苦しみます。10万円以上する高級レンズなのに。
三脚座TR-N100

小さいけど重要なパーツであります。
これを買わないと大変なことになります。
三脚座経由じゃなくてボディに取り付けるタイプの
望遠レンズホルダーも使えないよね、これだと。
「俺は手持ちしかしないから」
そういう人もいるかもしれないけど、
基本、810㎜の手持ちって無理です。
何度もいうけどさ。
微細なブレにとても弱いカメラの超望遠レンズに
三脚座が標準でついてないってどうなのよ。

とりあえず、ちょいとテストしてみました、
15~20mくらいだと思います。
カワセミの模型を置いて、Ai AF-S Nikkor 300mm f/4Dと比較。
1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6
ISO200 F5.6(開放) 1/80秒
クリックで等倍に

Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D

夏の空気は揺らぎが大きい。
サイレントモードでブレを排除して撮っても
甘いカットがいっぱい出てきます。
20枚くらいずつ撮って、良いものを掲載。
サンヨンと比べるとずいぶんソフトな表現。
というよりサンヨンがちょっとエッジ立ちすぎ!
ちょっとギラつきすぎだね。これは設定を
見直そう・・・。
画質を単焦点と比べるのは可哀想でしたが、
1 NIKKOR VR 70-300mmには、色々美点がありますから。
何より、300㎜F4と比べると、AFが爆速!
AFエリアも中央一点しか使えないサンヨンと
比べて、全域で動作するわけなので。
実際のフィールドテストが楽しみです。