2010/07/29
男坂で3Dについて考える
湯島天神にきてみた。神社仏閣の類にまったく縁遠いのだが、夜になると急に魅力的に見えてくる。
境内に入ると、ちらほらと若い女性の姿を見かける。
手を合わせて、何事かを熱心に祈っているようだ。
境内を抜けると急な階段がある。
これが男坂。

いい雰囲気なので、NEXでしばし撮影。
ここでも、若い女性が降りてくるのに出くわす…。
3Dがやたら盛り上がっている。
テレビはもちろんだが、レコーダーしかり、ビューカムしかり。
ちょっと前にFUJIが3Dコンデジを発売し、パナはLumixで使える
3D撮影用の交換レンズを発表した。
しかし、しかしである。
敢えて言おう…
3Dは絶対に普及しないと!(ギレン調)
理由→だって共有できないもん。
ネットの動画みればわかりますけど、みんなが面白がる動画は
画質的には何てことないのばっかり。超絶キレイなHDはむしろ
重いんで敬遠されている。
ぱっとみて楽しめる。友達に飛ばせる。
できればケータイでも見られるくらい軽いのがイイ。
画質的にはVHS3倍程度でOK。
3Dはまるっきり逆のベクトル。腰掛けてメガネかけて大画面で見るもの。
その面白さは、まあ伝わらないよねえ。体験した人しかわからない。
今朝見た夢をいくら話しても、その面白さがさっぱり伝わらないのと一緒…。
まあ、新しい鉱脈を掘り当てたつもりのメーカーは必死なんでしょうが。
また若い女性が通り過ぎた…。
しばし、撮影を続ける。

また来た。やっぱりだ…同じ人が何度も通っているのである。
よく見ると、涙を流して、肩を震わせながら階段をおりていく。
人生いろいろ…です。