2012/04/30
あそびじゃないの…古きを温めてるの!
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LEITZ Telyt 200mm f/4 PENTAX Q
1961年製のレンズです。テリート200mm。
ずっと探していたんですよね。

探していたのはレンズじゃなくて上についてるファインダ。
あと、それをつけるアダプタ。TXBOOというコードネームのブツ。
M型ライカに直接装着するのですが、これだと距離計が動かない。
目測で撮るのかな?フルサイズの200mmF4は相当にピントが薄いです。
助手がメジャーで計測してくれる身分のヒトが使うのか?
ファインダは、レンズなしの素通し。
シンプルな作りです。

でもねえ…接眼部になんか目盛りがついてるのです。
クルクル回せる。レンズがついているわけでも無いのに。

よくよく観察すると、微妙に上下に動く。つまり、距離によって
おこる、ファインダの微妙なズレ(視差)を補正する仕組み!!
そこまでやるかあ~というね。間違いなく当時のライツ社には
偏執狂的にこだわる技術者がいたんでしょう。
50年以上経ってるけど、ぴかぴかでゆるいところも無いです。
コレクションとしての満足度も高い。
さっそく、持ち出してみました。
OM-Dにつけてみた。
E-M5 F4開放 ISO200 1/500秒 -0.3EV

400mm相当になるんで、ピントはシビアっす。
まあ、いかにもオールドレンズという感じ。好きです。
これも開放。

拡大すると結構収差があるわけですが、かといって絞ってカリカリに
するのもなあ。モノクロ向きですかひょっとして。
PentaxQにつけると1000mmF4に(汗)
リモコン使って、そーっと撮影しないとブレブレ。

開いてしまったチューリップ。F6.3まで絞って撮影。
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普段隠れているところを見てしまうと、なんかドキドキする(汗)
おしべとめしべって、ヒトの体で言えば…。、
おまわりさん、ここに変態がいます!
マウントアダプタを介して昔の銘レンズを手軽に楽しむことが
できる…いい時代です。
でもレンズや付属品の精巧な作りを見ていると、「レンズ遊び」という言葉が
申し訳ないくらい、本気で作ってるのがわかります。
じっくり見ていると、当時の熱気が伝わってくるような。
ライツの製品にはそういう魅力がありますね。
次回はM型ライカで撮ってみよう。助手がいないけど
どうしたものかしら。