2020/11/27
プリント基板には少年の夢が詰まっている

少年時代にはんだごて片手に、電子回路と格闘した人は結構多いんじゃないですかね。
僕もそのクチで、ラジオだのオルゴールだの色々作ってみました。
スイッチが入るときのわくわくは今でも覚えてます。
DWE-5600CC-3JR

今回のG-SHOCKはまるでプリント基板を切り出したかのような
デザイン。一目で気に入って購入リストに加えました。
で、いざ買おうとしたら全て売り切れ。転売屋の買い占めです。
彼らもこれは人気が出る。商売になると踏んだようです。
ところが、いざ売り出すと全く買い手が付かない(笑)
笑ってしまうくらい人気が無い。あっという間に値段は定価以下に急降下。
いい気味じゃ!そのまま不良在庫に苦しむがよいぞ。

で、肝心のブツですが大変に出来がいいです。
外箱、中箱ともこのデザイン。気合入ってます。

箱に各パーツが収まっている様子はコレクターもにっこり。
定価は\30800でありますが、最安は¥24500くらいまで下がって来てる。
これは大バーゲンといっていいでしょう。

いったん、中身を取りだして全部ばらしてみました。
これらを自由に組み合わせて遊べるわけですな。
ケースとベルトの接合部にも工夫があります。

右下にバネ棒を縮めるレバーが出てますね。
コイツを左に引いてベルトを外す仕組みです。
レバーが突き出てるので、びよ~んとバネ棒が飛び出して紛失することもない。

レバーを操作するプラスチックの棒が付属してるんですが
バネ棒外しで操作する方がイイですね。レバーが結構かたいんです。
ベゼルを外すのは簡単。やわらかいので手で容易に外せます。

裏ブタにプリントされたフレキシブル基盤が泣ける…。
こういうとこまで手抜きなし。
むき出しになったケース。なるほどカーボンですな。

このG-SHOCKのロゴは、普段は見えないのに着色されてます。
ベゼル交換時に見られることを意識してるんでしょう。細かいこだわり。
ベゼルは間違えて上下さかさまにつけるとボタンがはまらない。

ぱっと見には、上下左右ともシンメトリカルなデザインなんだけど
間違いが起こらないように、ボタンがわずかにオフセットされてるんですね。
しみじみ細かい配慮が行き届いてる。

ベルトのエンドピースには3229の文字。
これはこの時計のモジュールナンバー。好きなヒトならピンとくるはず。

マジにしびれるっす!
さて、いよいよ色んな組み合わせを試してみよう。
回路図がプリントされたクロスを縫い付けた合皮ベルト。

ベゼルをブラックに換えてみる。

うーむ、微妙(汗)なんかもっさりしてる。
いっそ、ベゼルをとっぱらうのはどうか。

ボテッとした感じが無くなって精悍なイメージ。
ネイキッドスタイルとでもいいましょうか。
ウレタン製のベルトにしてみる。

収まりは良いけど、チープカシオみたいになったなあ。
地味すぎるよ…最もTK-80に近いともいえますが。
ノーマルのスタイルが一番いいみたいね。
問題はいざ着けてみるとオッサンには派手…。ティーンエージャー向きです。
いったいどういう格好に合わせればいいのかわかりません。
高機能系スニーカーと同じで、飾るとめちゃカッコいいんだけど、
履いてみると足だけガンダム(汗)みたいなね。
そういう意味ではまさにコレクター向けかも…。