2011/03/21

絞り優先 F4.4 1/20秒 -1EV
Casioによると
「2011年のフラッグシップ」だそうです。
年毎に旗艦が変わるのは妙な話・・・。でも今の技術革新の
スピードからするとそういうものかもしれないね。

白は人気がないみたいです。3万円を切る格安店で
買いましたが在庫は白のみ。
このカメラの特徴は大きく3つ。
1 A/S/Mモードを有する
2 超望遠
3 HDRアートの効果が三段階に変えられる
3万円を切る安価なカメラだけどA/S/Mが
ついてます。HDRは独立したモードになりました。

コントローラーダイヤルには何も印刷されてません。
だけど、これがものすごく使いやすい!

Casioの製品は操作系がきちんと統一されており、
ほとんど迷うことがないです。パナもそうですな。
家電メーカーのほうが、ユーザーインターフェースが
こなれているのは興味深いことです。対極にあるのは
オリンパス・・・。
僕のような望遠馬鹿にはたまらない性能を
有しているEX-ZR100
広角端は24mm

望遠端は300mm

これだけでも充分オモロイ。しかしこの先があるのです。
「マルチ超解像ズーム」を使うと600mmまで
伸ばすことが出来ます。
24mm

300mm(マルチ超解像ズーム)

600mm(マルチ超解像ズーム)

望遠端だと、カメラぶれがすごい。
それでもちゃんと写るけど。
三脚+セルフタイマーがベストかも。
試みにデジスコ撮影もしてみました。
TSN-884併用 1500mm域

拡大像

充分実用的です。ポイントが高いと思うのは
メカシャッターで秒10枚という超高速連写機能が
あること。
4000x3000のフル画素で上限30枚。
連写中はカチカチカチ・・・と機械式時計みたいな
イイ音がしますよ。
これで1.7型とかの大型センサーだったらなあ・・・。
等倍切り出し

インチキ~という感じの画像。
やっぱり余裕がない。
4200mm域

望遠端はさすがに甘いっす。
ちなみにこの機種でもハイスピード動画は撮影可能。
ちょい撮りしてみました。
EX-ZR100 ハイスピード動画サンプル望遠だけじゃなくてマクロも強い。
スーパーマクロモードにすると焦点距離42mmに
固定されます。

近すぎてレンズの影が(爆)
ちなみに、42mm域にしておけばマクロへの
切り替えなしで限界まで寄れます。便利すぎ。
これは63mm

ズームするたびに焦点距離と最短撮影距離が
モニタに表示される。
マジ最強です。HDRは独立したモードになり使いやすくなりました。

HDRアート レベル2

背景だけがぶれています。暗所で撮影してると
結構この現象が。失敗例なんだけどなんかちょっと面白い。
先代機のHDRはやりすぎ感がアリアリで
それが逆に面白かった。
今回は3段階に調節できるようになりました。
これはレベル2

あんまりレベル1使わないですね。中途半端で。
合成速度は先代機EX-ZR10のほうが速いです。
数少ない改悪点の一つ。
そのほかにも連写によるパノラマ撮影機能も。
既にいろんな機種に搭載されているので新味はないけど・・・
まとめ。
・遊べる望遠
・シームレスに操作できて寄れるマクロ
・マニュアルモード、独立したHDRなど
優れた操作系
先代機と較べると
・やや分厚くなってしまった。
・やはり広角端24mmは使いやすい
・HDRアートが可変になり、露出補正、WB
と組み合わせるとかなり表現の幅が出る
結論 EX-ZR10を買った俺の立場は?
生き馬の金玉を抜くデジカメの世界。
先物買いのリスクは充分承知してるつもり。
それでも、たいして変わらない
価格でこれだけ優れた後継機が出るのは辛い。
辛すぎるよねえ・・・。