月賦でフェラーリ

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スーパーカー世代です。ど真ん中。池沢さとしの漫画『サーキットの狼』全巻持ってます。

当時はフェラーリ512BBとカウンタックが双璧でした。

ちなみに当時の価格でカウンタックは2750万円。消費者指数(1973→2016で2.5倍)から
単純計算すると現在の6875万円相当となります。
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これは、努力で何とかなる価格じゃないですよね。
ごくごく一部の富裕層のみが購入できたと考えられます。

時は移って1980年後半。高校生の僕にとって憧れの車と言えばテスタロッサでした。
渋谷に住んでいたので、よく六本木まで自転車で出かけてはフェラーリを探したものです。
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テスタロッサは新車価格で約2800万円。バブル絶頂期はこれが次々と売れたようです。
このクルマの魅力はいろいろありますけど、やっぱり後ろから見たときの凄みですかね。

幅広く、低い。高速道路で見たときは、タタミが走ってるみたいだな、と思いました。
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当時テスタに乗っていた野球選手が飲酒運転で捕まった事件がありました。
それを報じた週刊文春は「愛車はペスタロッチ」と書いていて吹き出しそうになったことがあります。

幼少時に受けた洗脳はなかなか解けず、いい年になってもフェラーリをみると
反応してしまいます。そして、いつか買えたらなあと。

しかし、数年前からは、ほぼ諦めモードに入ってきました。
何故って恐ろしいほど新車の値段が上がっているのです。

これは、日本だけの現象みたい。理由はよくわかりませんが。
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現行のV8モデル、488GTBは定価3070万円。オプション、経費込みの乗り出し価格は
3600万円に達します。これはもうクルマの値段じゃないよね。

なんでこんなことになってるのか。とても手が出せません。
となると、中古になるわけですが…。

そして、何故かコーンズ芝ショールームに(汗)
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ここの2階はフェラーリの中古車の展示をしてます。
認定中古車、これがまた眩暈がするほど高い。

ひとつ前のモデル458スパイダーは軒並み3000万超え。ほとんど値段が落ちてない。
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現行で最も廉価なモデルのカルフォルニアTも2500万~2700万。
中古ですよ?いやはや恐れ入りました。

これがカルフォルニアT。
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ショールームに右ハンドルのカルフォルニアTが展示してありました。
走行1000㎞のバリモノで、すごく綺麗。

以前は右ハンドルのフェラーリはそれだけでガクンと査定が落ちましたが
今は全くそんなことは無いそうです。需要もかなりある。

僕は左ハンドルが大嫌いなので、これは嬉しい変化ですね。
変化と言えば、今はコーンズでもローンの利用者がとても多いそうです。

バブルの頃は用意はしてるけど利用者はほとんどないってきいたような。
時代は変わるんですね。

コーンズのHPでも残価設定ローンについては大きく取り扱ってます。
3年後の買取は驚異の75%!そんなに残るのか、フェラーリ。

3年後に75%残るとの仮定で、カルフォルニアTの見積もりを作ってもらったところ、
頭金500万で毎月の支払いは9万9千円。なるほど、これなら現実的な数字です。

若い人でも、色々犠牲にすれば(汗)なんとかなりそうな感じ。

やばい。頭の中で花が咲き始めた(汗)きらきら光る星も見える。
走行わずか1000㎞、希少な右ハンドルのフェラーリがおいらの手元に…。
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まあでもそんなにウマい話ではない。3年後にはクルマは返さなきゃいけません。
そういう契約ですから。手元に何も残らないって寂しいよね。

家に帰って、跳ね馬のマークがついた見積もりをじっと眺めました。

i8買った時に、嫁にポツリと言われたんだよね。
「どうして相談してくれなかったの?わたし、家族だよ」

怒りもせず、突き放すわけでもなく。ただ寂しそうにそう言われた。
あれはこたえたなあ…やっぱりフェラーリは夢のままで終わりそうです。


自動車につける戒名

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車が好きなんで、毎日のように新車情報をチェックしします。買う気もないのに。

最近は、街を行く車をみても、クルマの中身がわからなくなってきました。
前は、パッとみて価格とか馬力とか駆動形式とかすぐ思い起こせたんです。

車種が多すぎるんだよなあ。しかも、見た目がほとんど変わらないんです。
オーナーにはわかるのでしょうがね…ある意味学生服の着こなしに近い。

第二ボタンを外してるとか、ズボンがツータックとか。
学生同士にだけわかる、極めて限定的なメッセージ。
DSC02775_20170519162651c3e.jpg以前は、車種が少なかったので、あまり迷うこともありませんでした。

メルセデスなら、小型のCクラスと中間のEクラス。豪華なSクラス。
係長、部長、社長みたいな感じです。車格は一目瞭然。
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W126 500S この時代のベンツは憎らしいくらい威張ってる感じだった。


バッジの数字が大きいほど高級で大きい。メルセデスなら600SELが最高峰。
そういう単純な法則があったのです。クルマが階級章をぶら下げて走ってたわけ。

数が多ければいいんだろうと、「1000SEL」なんて存在しない車のバッジまで売ってた(笑)
DSC03698_2017051916265266e.jpg今のメルセデスは異常なまでにクラスが細分化されてる。列記すると
A、B、C、CLA、CLS、E、G、GLA、GLC、GLE、GLS、S、SL、V、GT、AMG
もう悪夢(笑)セールスも大変だろうなあ。

どれが速くて、車格が上なんだかわからない。
「本府省庁係長心得」と「統括課長代理」はどっちが偉い?みたいな感じです。

でも、どれが高いのかパッとみてもわからないということは
クラスから解放されたってことでしょ。見栄を張る必要がなくなった。

でも、人間は辺幅を飾る動物ですからね。どっかしら見分けるポイントが
欲しくなるものです。でなければ、高いのを買う甲斐がない。

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ポルシェ911カレラ4 GTS

リアエンジンフードになんかいっぱい書いてあるでしょ。これでもかって。
オーナーにとっては大事なことです。

見た目はほとんど一緒だけど、グレードごとに値段が全然違うの。
そこには明確なヒエラルキーがある。

オプションがこれまた高い。ライトをLEDにしたりホイールを変えたり色々やってると
すぐに300万くらいかかってしまう。

どうせ、乗り換えるんだからオプションなんて・・・というわけにはいかない。
オプションが付いてないポルシェって本当に寂しいのです。

装備の貧弱さはレンタカー並み。いや、それよりひどいか。
以前、そういうのを短期間かりてたんですけど、唖然としました。

シートは手動調節。キーレスエントリーも電動ドアミラーもない。
何にもついてないわけよ。

結局、あれやこれや付けていくと、安いミニバンが買えるくらい追加で払うことになる。
ボディだけで大出血なのに、

だからボディ後部のバッジは単なるレタリングではないのです。

「高いんだよお。他のとは一緒にしないでよお。」
という切実なメッセージに読める。
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クルマのエンブレムやバッジは、ある種、戒名に近いんじゃないかと思ってます。

戒名にかかるお金は、お坊さんへのお礼ではなく、寺院や宗派に対して
多大な貢献をした者への賞賛と御礼がこめられてるんだそうです。

高級車を買うのは、メーカーという「本山」にお布施を払うようなものじゃないですかね。
車についてくるバッジやエンブレムは、感謝状であり、領収書なのかも。

買ってすぐに、資産価値がガクッと下がり。ぶつけたりぶつけられたりするともっと安くなる。
使わなくてもお金がかかり、使えば使ったでまたお金がかかる。

こんなのは資産とは言えない。これは素晴らしいものだという幻想を支える偶像のようなもの。
仏像や壺に近いんじゃないでしょうか。壺は乗れないし動かないんだけどさ。




2002年という年

IMG_5543.jpgキヤノンは、現在14年連続デジタル一眼の世界シェアNo1だそうです。2003年からずっと1位。
じゃあその前は?ちょっと気になったので調べてみました。

2002年というのは、初めてデジカメの出荷数がフィルムカメラを上回った記念すべき年。
2000年初頭からソニーとキヤノンが熾烈なデジタルカメラ販売数のトップ争いを演じてきました。

IMG_5424.jpgその頃のデジタル一眼はまだまだ高嶺の花。シェアトップはニコンです。
当時ニコンと言えば、D1、D1X、D1HそしてD100。いずれも高くて手が出ませんでした。

キヤノンに首位を明け渡すきっかけと言えば、もちろんKissデジタル。
ボディ単体で12万円というのは衝撃的でした。発売年は翌年2003年です。


この年発売のデジカメたち


動画デジタルカメラ「DSC-MZ3」
sanyo.jpg動画に特化したカメラとして登場。スペックは195万画素。動画は640×480 30fps。
VGAかよ!って感じですが当時は30fpsって凄かったんです。これでDVDとか作ったなあ。
1600x1200で秒15コマ撮れるのもポイント高し。迷わず購入。

初代FZ DMC-FZ11428106840373.jpg記念すべきFZシリーズの初号機。端正なデザインですね。GUIを含めた扱いやすい操作性は
その後も長く変わることなく受け継がれて行きます。
最初から完成形。間違いなく天才の仕事だと思うんですよね。
ヴィーナスエンジンもこの年が最初。盛大なカラーノイズも長く受け継がれていきます(汗)
当時はヴィーナス=ノイズというイメージが僕の中でありました。

ウエアラブル・カード・カメラ EX-S2名称未設定-1EXLIMシリーズ第2弾。
実は今でも欲しくて、ミントコンディションのものを探しているんです。
驚くような薄さと、高速起動&レスポンス。初号機のS1も購入して使ってました。
この年代のデジカメは全般に動作もっさりだったんで、強く印象に残ってます。
画質はアレでしたけど(汗)

当時のデジカメのカタログを見ていると、起動時間にやたらとこだわってます。
望遠端までのズーム速度競争で、掲示板が沸いたり。これなら、○○に勝てる!とか。
誰も写真なんか撮ってなかった(笑)

Sigma SD9
名称未設定-2シグマはこの年に初のデジタル一眼レフを発売。センサーはもちろんFoveon。
改良を重ねた現在、Foveonの画質は中判カメラの域に達したと言われています。
その一方で、最新型でもAFは激遅、いまだにISO800が使い物になりません。
それでもファンは見離さない。画質至上主義のユーザーには熱く支持され続けてます。

フォーサーズシステム誕生
c_ft_standard_bene_vi_01.jpgオリンパスとイーストマンコダックはこの年フォーサーズ規格を策定、発表してます。
この後、E-1をはじめとする、デジタル一眼レフと、数々の優れたフォーサーズレンズが登場。
今もSHGレンズの愛好家は少なくないです。僕も150㎜F2を長いこと使ってました。
IMG_0063.jpgしかし、2008年にオリンパスはマイクロフォーサーズへ移行。
イーストマンコダックは2012年に経営破綻…。
canon1_1.jpgそして王者キヤノン。前の年にEOS-1D。APS-Hで秒8コマ。この年発売の1Dsは
1110万画素、フルサイズ。今でも通用しそうなスペックです。14年前だぜ?

キヤノンは10年先くらいまでの新製品が既に出来上がっていて、他社の様子を
見ながら発射ボタンを押すだけなんじゃないかと。いつもそう思ってます。

それにしても色んなメーカーがいろんなデジカメを出してましたね。
毎月わくわくしてた。上にあげたもの以外でもサイバーショットF717や
PowerShot S40を使ってました。

給料のほとんどをデジカメに使ってた。独身って素晴らしいよねえ…。



狭い後席=家父長制?

PC231140.jpg先日、PHEVのX5をしばらく乗る機会がありまして。
まあとにかくデカい。全高1762 幅1938。

こんなの日本では扱いにくいだけだよなあ。
なのに後席が狭い。何なのコレ。

信じられないことに、後席はスライドもリクライニングもしません。
ありえないよな。

車体は化け物のようにデカいのに。いったいフットスペースは
どこ行っちゃったの?

PC230025.jpg狭いね、とセールス氏に言うと、
「深く腰掛けて見てください。乗り方でかなり変わります。」

などと、座り方の指導を受けました。とほほ。
そういう問題じゃないよ…。

やっぱし疲れてる時は、足を投げ出して楽にしたいし、
シートを傾けて眠りたい。1千万を超える高級車でこれが出来ないって、絶対ヘンだよな。

PC230031.jpgでも、これはBMWに限った話じゃなくて、メルセデスもアウディもそうです。
後席のスライドや、リクライニングしない車種が大多数です。

家人の軽自動車(タント)なんて、シートを奥まで引けば荷室は犠牲になるものの、
ビジネスクラス並みかそれ以上のフットスペースが出現します。

DSC00101.jpgもちろんリクライニングもあり。目を瞑ればすぐ夢見心地に…ならない。
シートの出来がヒドいからなあ。でも、狭苦しいよりは、ずっといいです。

シート下の収納スペースとか、傘立てとかよく考えられてる。使いやすい。
日本の軽はリッチな車ですよ。

IMG_4975.jpgリアモニタもつけられる。画質も素晴らしい。
ちなみに斜め上に首を傾ける姿勢が、最も酔いにくいとされてます。

なんで、後席のスライドやリクライニングがされないのか。
ちょっと調べてみました。

まず、軽自動車のリアシートをいっぱいまでスライドさせるのは
危険だそうです。

軽自動車の後部安全性の危惧
(一般社団法人自動車生活総合研究所)


なるほど、確かに後ろからぶつかられると、もろに衝撃を食らってしまいそう。
シートの後ろにすぐ、薄いリアゲートがあるだけだもん。

さらにシートを後ろに引いて、 乗員とシートベルトとの間に空間を発生させると、
シートベルトの初期拘束力が弱まり頭部傷害値が2.5倍増加するという実験結果が出てる。
[1]

DSC00094.jpgタントのリアシートをいっぱいまで後ろに引いてる状態です。
確かに、シートベルトの効きが悪そうだね、コレだと。

これはパサート。広大な荷室はクラッシャブルゾーンとしての役割も
あるわけね。DSC00222.jpgしかし、リクライニングはどうなんだろう。ボタン一つでリアシートが
倒れて荷室を増やせる機構があるのに、何で?

ちょっと傾いてくれるだけで、劇的に楽になるのになあ。

DSC00240_20170325172106384.jpgこれはM3の後席。やっぱし狭苦しい。当然のごとく
スライドもリクライニングもナシ。

僕のようなチビが「狭い」と感じるんだから、大柄なドイツ人は
さぞ窮屈だと思います。

おまけに、妙にシートが固くて、長時間乗るのは苦痛です。
安全は何より大事…だけど、もう少し何とかならないものか。
PC231201_201703261232219f5.jpgすごい靴を履いてるんだね。X5。
315とか(汗)安全靴みたいだなあ。

軒並み車幅が1.9mを超えてきて、ますます車体はぶくぶく肥大化
してるのに、後席の人間は狭苦しいシートで姿勢も変えられないなんて
絶対ヘンだと思う。

優先順位の違いなのかね。運転席の快適性が1番。次が
トランクの容積。最後が後席。

後席に乗るなら日本のミニバンに乗るほうが楽だよね。
最新型だと各席にUSBジャックがついてたりするもの。

ドライバーが徹底的に優遇されるドイツ車をみてると
「家父長制」がここに生き残ってたのか、と。



[1]後部座席シートベルトの効果と課題 槇 徹雄



いち、にい、さん・・・

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M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

患者さんに麻酔をする時に、「数を数えなくていいんですか?」と聞かれることがある。どうも昔の麻酔科医は麻酔導入の際に数を数えさせたらしい。これには一体どんな効果があるのだろう。
恐らくは、不安でいっぱいの患者の意識を数を数えさせることによって逸らしているいるのではないかと想像する。小泉八雲の怪談に「かけひき」というのがある。乱暴に要約すると、悪事をはたらいた奉公人が主人(武士)に手討ちにされることになった。首を刎ねる直前になって、奉公人は自分を殺すなら死後呪ってやると脅す。主人は、それが本当なら、目の前の庭石にかじりついて恨みのほどを見せろと挑発する。首が刎ねられたあと、首は庭の飛び石に転がっていく。そして奉公人の首は飛び上がって本当に庭石にかじりつくのである。これを見て家来たちは震えあがる。
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その後、呪いを恐れた家来たちは施餓鬼供養を行うように主人に進言するが、主人は取り合わない。理由は処刑の瞬間、罪人の意識は、絶対に石にかじりついてやるという事のみを念じていたはずで、恨みが残るはずがないと。実際にその後に怨霊のようなものは出てこなかった。
いつもながら余計な話が長い(汗)ともあれ、何らかの作業に集中させることで、不安を取る効果は必ずあるはずだ・・・もっとも静脈麻酔による導入は患者にとってはまさに一瞬であり、わざわざ数を数えさえる意味がよく分からないのだが。
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かくいう僕も初めて麻酔を受けるときはとても緊張した。手術ではなく、医学部の実習である。教授自ら学生に笑気を吸入させるのだ。実習前日からひどく気が重くなった。ちゃんと、かかるのかがとても不安だったのだ。起きぬけにヘンなことを口走るのでは・・・など思いは千々に乱れるのである。
さて、いざ麻酔器の前に寝かされマスクをあてがわれて、笑気を吸い始めるとすぐに体がだるくなってきた。笑気を吸うと独特の酩酊感がある。18世紀に発見されて、しばらくは研究者とその友人たちの「お楽しみグッズ」として使われていたようだ。その後アメリカ人歯科医が鎮痛作用に眼を付け、麻酔として使用されるようになる。
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麻酔がかかってから、教授が先の尖った竹ひごを取り出し、僕の腕を強く突く。なるほど、全く痛くない。その後いつの間にか寝てしまい、頬をしたたかひっぱたかれて目覚めた。麻酔の間、空を飛んでいるような感じだったという者や「宇宙の誕生の瞬間をみた」という者もいて、みなそれぞれに感銘を受けたようだが、共通しているのは気持ちいいということだった。
「笑気」という名の通り、下らない駄洒落でも吸っているときに聞かされると笑いが止まらない。これは実習中に体験した。赤ん坊を麻酔すると寝ながらニッコリする子もいてああやっぱり「笑気」なんだなあと思わされる。
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手術室では、現在笑気はあまり使われない。麻酔導入前にマスクから流れているのは酸素だけだ。マスクをつけただけでは何も起こらない。主体は静脈麻酔である。マスクをした患者さんから鼻で吸うのですか?口ですか?と時々聞かれる。これはどちらでもいい。肺をたっぷりと酸素で満たすが目的だからだ。本当にいろんなことが気になるものだ。僕も一度だけ手術を経験したが、麻酔科医はさぞやりにくかっただろう。「何か麻酔法の希望はありますか?」と言われて、「何もありません。宜しくお願いします。」とだけ答えた。数秒後意識がなくなり、次に眼が覚めたら手術は終わっていた。

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