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35年前のシーマスターを修理に出す

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オメガ・シーマスター。

高校入学祝いに、祖父が買ってくれたものです。
クオーツ。従妹が百貨店に勤めていて、社割で購入。

当時の価格13万円くらいだったかな。

高校生には分不相応な時計であります。
とても誇らしくて、毎日寝る時も着けてました。

今見ても、本当に薄くて軽い。装着感も良い。
高校、大学、社会人と、10年以上毎日使い続けました。

デブになって、ブレスレットがしまらなくなり
あえなく戦力外に。机の引き出しに入れたままになってました。
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傷だらけ(汗)でも故障知らずのタフな奴です。
唯一の弱点はベゼル。いつの間にかペロリとはがれてしまうのです。

2回修理して、しばらくすると剥がれて落ちる。
仕方なくその後はベゼルなしで使っていました。

ダイバーウオッチなのに、これじゃあ困っちゃいます。

3回目の修理のとき、当時オメガの修理をしていた
日本シイベルヘグナーの窓口に文句を言うと

僕の時計をチラッと見た年配の技術者は、フンと鼻を鳴らして

「こんなちゃちなモノで、海に入られても困る」

と言い放ちました。自分の愛用の時計と、
祖父が侮辱されたようで、目の前が真っ暗になりました。

もうずいぶん昔の話ですが、今でもムカムカします。
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さて、このシーマスターをまた使いたくなりまして
OHに出すことにしました。

ニコラスGハイエックセンター5階のカスタマーサービス。
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ここはオメガ専用フロアであります。
すごく広々として気持ちがイイ。

時計の修理受付とは思えない開放的な雰囲気。
さて、35年前のオメガは果たして直るのか。

待つこと15分あまり。診断結果はボロボロ(汗)
あちこち傷んでおり、ケース以外全部交換となりました。

「防水性能を保持するにはケースを交換したほうがいいんですが」

そのようにオメガの担当者はいうのですが、
それだと、もとの部品が何も残らない(汗)

しかしまあ35年前の時計の部品がほぼ全部ストック
されているというのはなかなかすごい。

パテック・フィリップが販売した時計は年代に
関係なくメンテ可能というのは有名な話です。
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1868年、スタンフォード大学の創始者、リーランド・スタンフォードが新年のお祝いに妻に贈ったもの。Wikipediaより。

複雑な機構をもち、歴史的にも貴重な時計は、
腕っこきの優秀な時計師が修復にあたります。

きっとそのお代もとんでもない額でしょうね。

でも、パテックのような少量生産の高級時計を扱う
会社はともかく、オメガは大量生産を行うメーカーですからねえ。

古い部品を保持し続けるのはなかなか大変
だと思うんですが、嬉しい驚きでした。

オメガ修理のついでにロンジン製ウオッチの
ベルト交換をすることにしました。同じスオッチグループなんです。

「ロンジンは7階にて承ります」

ということで行ってみると、激狭い(汗)
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ソファも5人座れば満員。オメガとの違いが有杉!
地元の眼科待合室より狭いぞコレ。

ライカの計測機器が並んでいるのをみるのは
楽しいけど…同じビルなのに、ここだけ共産圏みたいな(爆)
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ロンジンは輝かしい歴史を持つ時計メーカーです。
しかし1983年にスオッチグループに買収されてからは「格落ち」の扱い。没落貴族です。

ま、ブランドが残るだけでもマシです。いつの間にか
無くなったり全然別モノになることも珍しくない。

例えばエルジン。
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エルジンはかつてアメリカを代表する時計メーカー
でした。戦後没落し、身売り。

その後、日本企業に名前を買われて
ディスカウントストアの時計コーナーで絶賛活躍中。

親会社は変わっても

「品質はすべてに優先する」

という創業者の信念を受け継いでいるそうです。

でも実際の時計は、どうみてもロレックス(汗)
影響を受けましたとか言うレベルではないでしょコレ。
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これが本家のロレックス サブマリーナデイト。
グリーンは特に人気が高くプレミア価格で流通。

上のエルジンと較べると…

時針のベンツマークとか、もう言い訳出来ない感じ。
品質を優先するのはいいけど、大事なものをぶん投げてますよ!

話が脱線した。僕のシーマスターは2か月後に
生まれ変わる予定です。今からワクワクしてます。

何しろ35年ぶりに「完全体」に戻るわけですから。
いずれ息子が使ってくれたらいいな。

1分ごとにバビューン!

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20年ぶりに、むくむくと時計に関心が湧いてきました。
やっぱり好きなんですよねえ。買わないけど(爆)

今のイケてる時計というのは、主流が200万円前後。
バカみたいだよなあ。誰が買うんだという。

アメ横にいくと、200万円ぽく見える自動巻きの
時計が5000円で売ってる。ebayなら1000円以下で買える。

1000円で利益が出るってすごくないすか(汗)自動巻きだぜ?
いったい時計の原価っていくらなのよ。
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さて、いよいよ本題。

レトログラードというオモシロい機構があります。
言葉だとわかりにくいので、動画で説明。



ばびゅーんと針が、一瞬で戻る。僕はこれが大好きなんです。

週の最後、土曜から日曜に移る瞬間に飛ぶのもあるし
24時間ごとに飛ぶのもある。

一番忙しいのが、1分毎。レトロセコンド、ジャンピングセコンド
なんて呼ばれるヤツですな。

一生懸命に、針が行きかうのが、見ていてとても楽しいです。
すぐぶっ壊れそうだけど(汗)

「構造上、どうしても精度は落ちますね。」

なんて時計屋のお兄さんは説明してくれたけど、精度なんてどうでもいい(爆)
見たいのはバビューンだけなの。
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この時計はジェラルド・ジェンタの「バイレトロ」
マザーオブパールの文字盤に波線のギョーシェ彫り。

バイ(Bi)の意味するところは「2つ」でありますが、
この時計の場合は、時間と日付の2つがバビューンなわけですな。

こんな素敵な時計が以前は30万強で売っていたのです。

欲しいものは独身のうちに全部買っておけという先輩のアドバイスに従って購入。
本当にその通りでしたよ、先輩。

自動巻きだと高いけど、クオーツならうんと安くレトログラードを楽しめます。
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週替わりの瞬間に針が逆行するのが一番よく見るタイプ。
SEIKOのキネティック。時計をぶんぶん振って発電するクオーツ時計です。

ここにもレトログラードあり。電気式だと、いかようにも制御できる。
これは1万五千円。

バビューンの動きをゼンマイで動かすとなると途端に高くなるのよねえ。

しかし、アメ横では、ゼンマイの1分毎バビューンが五千円以下で買えるとか!
早速、フィールドワークに。
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アメ横にくるのもひょっとして20年ぶり?いやはや。

全身汗まみれでくまなく探しましたが、発見できず。
激安のレトロセコンドはありませんか?

「前は扱ってたけど、すぐ壊れるし、メンテは半年とか
 言われるんで、今は仕入れてないなあ」

老舗時計屋の店主から、とても分かりやすいお話を頂きました。
うーむ、残念。

その後、日本円にして1万3千円弱で、この時計を発見。
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ガルーチGallucciというメーカーで、本拠は香港のようです。
日本にもショールームがあるようですが、住所はマンションの一室(汗)

電話をかけてみたけど、つながらず。現物を見たかったなあ。
でもフェイスを見る限り30秒ごとに、リレーするタイプでかなり期待できそう。

早速注文しました。出品してたのがドイツの業者なので、
手元に来るまで時間がかかりそうですが。

今からわくわくです。

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