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絶望のBMW

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i8の給油口のフタが開かなくなるというトラブルがあり、
短期入院となりました。

スイッチを押すと、ラッチが動く音がするけど
肝心のフタは開かない。
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非常用のワイヤがトランク内にありまして
これを引っ張ると手動で給油口が開けられます。

この操作はなかなか秘密めいていて楽しい。
それにしても給油口が開かないって、なんか古いクルマっぽくて可愛いよね。

そういう脇の甘さはイヤじゃないです。
ナビとか電気物が壊れるのはムカつくだけなのに不思議。

んで、その間の代車として貸して頂いたがこれ。
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BMWの最上級に位置する7シリーズ。
740eであります。真っ黒なんで公用車みたいっすね。

7シリーズはボディの長さが2種類ありまして(ロングとショート)
これはショートになります。それでも5mを超える。

内装はホワイト!
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好きなんですよ白。汚れとかシミとか一切考えてない感じが素敵。
自分じゃ買いませんけど(爆)
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車内の小物入れもシブい。パレスホテルの客室内にありそうな感じ。
こういうのが7シリーズのオーナー層に刺さるんでしょうか。

このクルマの特等席はやはり後席。
たっぷりした座り心地と、ふわふわのヘッドレスト。
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このわたぼうしのようなふわふわヘッドレストは癖になります。
自分には一生縁のないクルマですけど、こういう世界もあるんだなあとしみじみ。

国産車のようにはいきませんが、背もたれはリクラインします。
そして、肘置きに設置されたタブレット型のコントローラー。
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取り外しも出来て表示の品位も高いです。
ここでエアコンやシートポジションの操作が可能。

いやあこれはスバラシイね。これに乗るVIPは大喜びだと思う。
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さて、DVDを見てみよう…ディスクを入れてみた。
しかし、映像が出てこない。音も出ない。

後席のVIPは怒り出すんじゃないか。

「おい、キムラ!壊れてるぞこれ。」

なんてね。キムラって誰だよ。
イライラしながら、わかりにくいメニューを操作。やっと写ったんだけど音が出ない。
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メニューをいくら探しても駄目。なんだコレ。僕も怒りたくなってきた!

実はこれは仕様で、後席の映像はスピーカー出力されない。
ヘッドフォンで視聴するんです。そんなに聴かれたくないのか前席に。

左はTV、右はDVDというように別々のコンテンツを表示できます。
みんな別々に楽しんでくれってことですか。
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しかし、音が出ないって不便だ…。しかも操作性が最悪で、
DVDのスキップとか、素人には全くわからないわけ。

多分、後席のVIPも機械が苦手なおっさんが多いから、これは辛いと思う。

「おい!キムラ、何とかしろ」

怒声が飛んできます。慌てて、キムラがDVDを取り出し、
前席のプレイヤーで再生…音が出てきた。
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やれやれと思ったのもつかの間、今度は映像が出ない。
信号待ちで止まると、映像が出てきましたが、後ろのモニタには真っ暗のまま。

前席のDVDプレーヤーは前のモニタにしか出力されない。
つまり、前と後ろの席は完全に分断されてるわけ。

みんなでDVD視聴とかは構造的に出来ない。いったいこれは何だ?
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社長、これは後席のお客様にゆっくり楽しんで頂くシステムなんです。
とか何とか、説明してVIPをなだめたキムラに、またしても難題。

「おい、前に行ったあの料理屋。割烹ぱのらまに行け。」

社長、場所はどこでしょう?

「馬鹿!何回も行ってるだろう!目黒駅の近くだ…品川だったかな?とにかくその辺だ」

キムラは「割烹ぱのらま」が履歴に残っていないのを見て絶望的な気持ちになります。
BMWのナビは操作性がとても悪いのです。
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BMWのナビは、この巨大なダイアルで操作します。
ボタンを回す、上下左右に動かすことで選択。押し込んで決定です。

ナビで一番ひんぱんに行う操作。それは地図のスクロールです。
この先はどうなっているか、込み具合はどうか?

BMWのナビが根本的に間違っているのは、このダイアルを動かしても
すぐに地図がスクロールしないんです。

「スクロール」メニューを選択してやっと動くようになる。
しかも地図の動きが恐ろしく鈍い。使っていてイヤになります。
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今回ホッとさせられたのはタッチパネルで、地図が動くようになったこと。
これをどれだけ長いこと待ち望んだことか!

ダイアルでの操作がやりにくいのは変わりません。
メニューの体系が、冗長と思えるほど細分化されて使いにくいのも変わらない。
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一向に良くなる気配がないのです。誰も文句言わないのかなあ。
みんな使ってないのかも。

キムラはナビでの操作を諦めて、「BMWコネクテッド・ドライブ」を使うことにしました。
ボタンを押すと、電話がつながり、人間のオペレータが対応してくれます。

ケータイが無くてもOK。車自体にSIMカードが搭載されており、相互通信できるのです。
各社この機能をこぞって搭載してますね。

でも、うろ覚えの「割烹ぱのらま」をオペレータにうまく伝えられるかどうか。
キムラの心配は尽きることがありません。
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それにしても何でこんなに使いにくいのか。

以前、ある自動車評論家が輸入車のナビの不出来について擁護してる文をみました。
理由としては

「欧米では、どんな小さな道路にも名前がついているので、道に迷うことがない。
 ナビの必要性が日本ほど切実ではない」

欧米人だって迷うよ!そもそも人類の半分は地図が苦手なんです。
誰に頼まれたのか知らないけど屁理屈にもほどがある。

さらに言うと、一方通行だらけの古い欧州の都市は、迷わない方が不思議です。
そもそも城郭都市は攻められた時のために迷うように出来てるんです。
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欧州の各メーカーは最上級のクルマにはV12気筒のエンジンを積むのが
お約束なんですが、740eは何と4気筒PHEV。

モーターのアシストがあるんで、出足は凄い。
音は静かだし、制御がとても優れていて燃費もいいんです。
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レンジローバーのPHEVも4気筒。これからはどんどん
小型化、電気化が進むんでしょう。

ところで、このクルマの乗り心地は独特です。
ドイツ車にありがちな硬さはなく、ふわんふわんです。
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それもただ柔らかいのではなく、船に乗ってるみたいな
ゆったりとした揺れがあるんです。カーブが続くと酔いそうな感じ。

運転手になり切って、ウルトラスムーズに走らせるという
チャレンジはなかなか楽しい。

でも油断してブレーキを強く踏むと、車が前後ゆらゆらに
なってなかなかそれが収まらないのです。
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何故かこのクルマ、やたらとメディアに貸し出されていて、
Webでインプレッションをたくさん見つけられます。

内容は、絶賛の嵐。辛口で知られる評論家も

「素晴らしい乗り心地」

と褒めていて、何も言うことはない、とまで書いていた。
もうこのヒトのインプレッションは信じないことにします…。
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僕は現在のi8で4台続けてBMWを買ってますけど、
次は他のメーカーにしようかと思ってます。

明らかに問題のあるインフォテイメントシステムの骨格が20年以上
ずっと変わらないとか、フットワークが重いですよね。
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リアに積んだモーターのせいで、トランクの底がとても浅いのです。

パサートGTEより30㎝以上も長い車体なのに、後席のスペースも
トランクの容量も大して変わらないのはどういうわけでしょう。
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ドライブアシストの出来も、VWやアウディのほうが良いです。
エレキ仕掛けが大好きBMWですけど、完成度がイマイチ。

BMWは値落ちも早い。買うときにゴリゴリに値引き交渉しないと
売るときに相当困ると思います。買い替えが早いヒトには向かない。

BMW買うなら、SUVにするか同じところで売っているMINIがいい。
これなら値段がちゃんと残りますから。

ディーラーの対応は親切ですごくいいのに、クルマがなあ…。

Audi R8スパイダーが素晴らしすぎる件

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アウディオンデマンドというサービス、初めて利用したんですが、かなりイケてます。

都心など範囲は限られるものの、指定の場所まで車を届けてくれます。
ホテルでもオフィスでも良い。多分路上でも(笑)

返す場所も指定可(借りた場所と返す場所が違ってもよい)

これだと、空港で車を受け取って、帰る時は駅で返すとかも出来るよね。
さらに素晴らしいのは給油しなくて良いこと。

レンタカー借りるときにすごいストレスなのよ。給油って。
返却場所まで行くのも面倒だけど、その近くのGSを探すのはもっと面倒なんです。

ガソリン代の清算もなしで、すぐ取引終了って素敵。
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借りたのはR8スパイダー。新車で導入したものが
営業3か月ですでに5000㎞走行。大人気なんだそうです。
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Audi謹製のミネラルウオーター付き(笑)
お土産に持って帰りました。
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クルマは全く傷の無い状態でピカピカ。これはプレッシャーがかかる。
出来ればガリ傷だらけのほうが気が楽なんだけどね…。
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車幅はデカい(1940㎜)。
でも右ハンドルだし見切りは良いです。
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ペダル類の変なオフセットも無し。
最近は輸入車でも右ハンドルが増えましたね。

以前は、右ハンドル仕様だと、ペダルの配置がヘンだったり、
ブレーキのタッチが悪かったり。

右ハンドルというだけで、下取りがガクッと下がったものです。
最近は、そういう傾向は薄まってきてますね。

いまやポルシェは右が標準で、左は基本的に選べません。
フェラーリは左右選べるけど、下取り価格の差はなし(コーンズでそう聞いた)
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旧型は内装が地味で、スペシャルな感じが希薄でした。
新型はかなり雰囲気あります。

黒のボディに赤内装はちょっと派手すぎるんで好みではないんですけど、
その造形はスーパーカーそのもの。やれば出来る子だアウディ!
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このクルマでいいな…と思うのはラジエータグリル。
ハニカムの造形が非常に美しいです。これはじっくり眺めたくなる。

最近のAudiはグリルのデザインにリキ入ってます。
新型NSXは、この部分が型押しのプラスチックなんですよ。

穴は開いてないただの飾り。しかも仕上げが異常に安っぽい。マジに泣けてくる。
ホンダはハニカムの模様が大好きみたいでCR-VにもS660にもつけてくる。

問題は、全く同じものを2370万円のクルマに付けてることなんです。
無神経にもほどがある。
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巨大メーカーはスーパーカーを作っても、どこかに綻びというか
コストダウンの影が見えてしまうのです。

レクサスLFAは、文句なしに日本の誇るスーパーカーですけど
鍵はレンタカーみたいな安物だった。

BMWも同じ。i8の室内に付いてるスイッチ類は、
安価なモデルに付いてるのと一緒です。

2台目のi8(赤)は、買ってすぐにミッショントラブルが出た。
ディーラーで言われたのは

「同じトラブルが1シリーズとi8で良く出るんです。部品を共用してるので。」

ま、そういうことです。
イヤならフェラーリやランボなどの専業メーカーのクルマを買うしかない。

修理費は馬鹿みたいに高くなるけどね。
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以前はセンターコンソールにあった爆音スイッチはステアリングに移動。
よりカッコよくなりました。いいぞ、いいぞ。
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全メーカー中、最も先進的と言われるインフォテイメントシステム。
流石の使い勝手。一向に良くなる気配のないBMWとは対照的。

マジにあの会社はヤバい…。
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エンジンは旧型と同じ4リッターV10。
いまや大変貴重な自然吸気/大排気量のエンジンです。

このエンジンはランボルギーニ・ウラカンと共通。
リミットまで回してアクセルをオフるとギュイーンとモーターっぽい機械音が鳴り響きます。

実はこれがあんまり好きじゃなかった(汗)
踏み続けても、音が大きくなるだけで、高まっていかないのです。
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さて、新型はどうなんだいと、思いっきり踏んでみた。
すると一瞬にして視界が狭まりワープっぽい異次元加速が!

うーむ思い出したぞ。公道だと一瞬でヤバい領域まで達してしまうので、
楽しむどころではないのです。これも同じだ…。



しかし、少し乗り込むと、どうも勝手が違う。特にコーナーでの安定感。
以前のR8だとウーッと息を止めながらクリアしてたものが、怖くないんです。

路面に陰圧で貼りつけたみたいな安定感。それがまた退屈でなくすごく面白い。
楽しい。ちょっとヤバいかもと思うようなスピードでコーナーに入ってもスルリと抜けていく。

次はもう少し速くは行ってみよう。うわ、まだイケちゃうの?
そんなら、次はもっと速く…みたいな。僕みたいなビビりでも冒険したくなる。
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このクルマはリアウインドウだけ開けることが出来ます。
幌を開けなくても、排気音を快適に楽しめる。

よくよく聴いていると、旧型より突き抜け感が増して、
より艶があるサウンドになりましたね。
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4時間走り回った感想としては、最初からこれを買ってたら、
たぶん今も乗っているだろうな、ということ。

それくらい完成度が高くて、快適かつ楽しいクルマでした。

しかし、色んなクルマを借りているうちに、別にスーパーカーは
買わなくていいんじゃねーか?という気になってきた。

どうせ月に1回くらいしか乗らない。
乗って行く所がないんだもの。ただ持ってるだけ。

気が付くとディーラーとの往復しかしてない。これってどうなのよ。

レンタカーを、たまに借りてストレス発散。
場所もとらないし、税金もかからない。合理的だよね。うーむ。

あこがれているうちが花

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ずっと前から憧れていたクルマに乗ったのに、
どうも考えていたのと違う。スゴイのはスゴイんだけど…。

どうにもモヤモヤするのでもう1回借りてみた。
結果、乗り出して1時間もしないうちに飽きてしまいまして。

そうなんです。あんなに憧れてたのに。すっかり興味が無くなって
しまったのです。なんてこったい。

フェラーリの新車が出るたび、雑誌で飽きるほど眺めては、ため息。
これまでずっとそうでした。

F355から360、F430とニューモデルがでるたび、入念にチェック。
そして458が発表されたとき、そのスタイリングをみて、これだ!と。

何度となく残価設定ローンのシミュレートもしたし、勇気を出して
ディーラーにも行きました。しかし乗ってみるとイメージと全然違った…。
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すっかり魔法がとけてしまい、祭りのあとのような気持ちです。

こうなったら去年にオーダーしたスーパーセブンをひたすら待つしかない。
契約から10か月経過してますが全く音沙汰なし。

待たせてすまんな、とかそういうの一切なし。なしのつぶて。
これってある意味、フェラーリより傲慢なビジネスであります。

フェラーリは納車待ちが長いことで有名です。1年くらいは普通。

その間、CEOからの革装のサンクスレター、生産中の自分のクルマの写真、
オーダーしたものと同じカスタマイズが施されたミニカーなどが折に触れて届く。

一方、セブンの契約時に貰ったのはボールペン1本(涙)
しかも明らかに使いかけだった。

「良かったらどうぞ」

って差しされたときは、「無礼者!」と極太ステッキで殴ってやろうかと思いました(爆)
ステッキもってないけど。気持ちだよそういう気持ち!

でも、意外とそのボールペンの書き味が良い(笑) しかもペンがなくて困ってるときに
ひょっこり出てくるという特性があって、今はすっかりお気に入り。

それにしてもペン1本ってなあ…。
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オーダーに際しては、ディーラーの人から

「忘れてることもあるから、遠慮しないで急かしてね」

そう笑顔で言われました。注文忘れるってウチの近所のパン屋かよ!
まじに何かトラブルがあっても自分で何とかするしかないという気がしてます。
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クルマ雑誌の仕事をしてる人を知ってるんですが
仕事で色んなのに乗るんで、だんだん何も感じなくなると言ってました。

これって不幸だよなあ。憧れて妄想膨らませているうちが楽しいんだよ。
西遊記の三蔵法師だって、見たことないから天竺(インド)に行きたいわけで。

あの時代にネットがあったら絶対行かないよ。目的の経典も家で読める(笑)
Googleストリートビュー見て、はえ~インドってこんなとこなんだ。なんてねえ。

何でもわかるってのも良くないなあ。かといって、スーパーセブンのように
わからなすぎるのもどうかと思うよ。僕のクルマ、ホントに作ってくれてるのかしらん。


フェラーリ458 憧れのヒトは、会ってみたら全然違った!

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ついに乗ることが出来ました。フェラーリ458イタリアであります。
お借りしたのはロペライオ青山店。前に、カリフォルニアをレンタルしたお店です。

458は最後の自然吸気モデルになるとも言われており、人気が一向に
衰えません。新車はオプションなしで2830万円(当時)

例を挙げると、走行1万4千㎞の2012年モデルが2490万とか。
全然値段が下がらない。6年落ちの中古車がですよ?異常だよね。

残価設定ローンを組む場合、フェラーリは3年後の残価を75%で設定できる。
新車でも中古車でも。これは、どのメーカーもマネ出来ません。
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こういう超高額な車を、一日自由に出来る機会はそうそう無いわけで。
いやはや、ありがたいことです。

レンタルした個体は、ボディがイエロー、ルーフがブラックの組み合わせ。
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458が新車のころから、「俺458」を組み立てる妄想にふけって
いたわけですが、これが一番いいなと思ってたんですよ。

アンダードアカバーも黒くすると、「くびれ」が出来てぐっとセクシーに。
いやもうなんたる偶然。脳内妄想そのままだよ。
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それにしてもカッコいい車だなあ…。
写真を何枚とっても飽きない。

乗る前に、あきれるくらいたくさんシャッターをきりました。

小学生の頃、スーパーカーショーで衝撃を受け、
同じように写真をたくさん撮ったのです。

あの時、脳が焼かれて、いまだにその鋳型が残ってるんだ。きっと。
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借りる前にとても心配していたこと。それはボディの傷です。
飛び石などの不可抗力で、傷をつけてしまったらどうしよう。

修理代高そうだし…(免責は20万)

結果的にそれは杞憂でした。大きな傷はないものの、ボディやホイールの
各所にちいさなスリキズ多数。お店の方のチェックもごくあっさりとしたものでした。

そこまで神経質になる必要はないようです。
自分のだったら、メチャ気にするとおもいますけど(汗)


フェラーリのオプションはとにかく高い

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フェンダーの上に付いてる、スクーデリアフェラーリのエンブレム。
七宝焼きなんですこれ。15万円もするオプションですが、ほぼ全車装着のアイテム。

リアのディフューザー。これも高い。
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カーボン製に交換すると、77万円(新車当時)現在は102万円に高騰。
外から見えない、しかも削れやすいパーツ。だけどこの値段…。

隣に見えてる、3本だしのマフラー。普段は中央から排気。
高回転域でバルブが開くと、左右から炸裂音発生!

この個体はテールパイプがクロム加工されてて8万円。
チタンなら15万。うーむ。
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カーボンがあしらわれたLED付きステアリングは42万。
インテリアを全てカーボン調にするとセットで95万円。

これらはあくまで一般的に利用できるオプションで、よりカスタマイズ性の高い
「テーラーメイドプログラム」を利用すれば、トータル1000万超えも普通にあるとか。

でも個々にみていくと、これどうなの?って。
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例えば、ヘッドレスト部に入っている跳馬の刺繍。
これも人気の高いオプション。12万円。

クリックで拡大。
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なんか、こう不揃いかつ隙間が目立つ。
母さんが夜なべして編んでくれたみたいな感じじゃない?

手作りなのは伝わってくるけど、値段に見合うクオリティとは思えない…。
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シートレール後端。こういうの萎える。
3000万以上するクルマなのに。僕のじゃないけど。

走りに関係ないところは、どうでもいいと思ってるようです。


大事にしないとフェラーリはすぐボロくなる

このクルマは2012年製。シリアルプレートに記録されてました。
6年落ちということですね。
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ドアの内張りはすでに波を打ってしわしわです。
こんな短期間でダメになるもんだろうか?

エアコンのスイッチ類は情けないくらいの安物で
一部は破損してました。
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パワーウインドウのスイッチは他の車種と共通。
強く引くと取れる(笑) さすがイタリア製。

細かいことを気にする人は絶対向かない。
昔からのオーナーは、「そんなもんだよ」と笑っていました。
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458のステアリングは、フェラーリF1を彷彿とさせるレーシーなもの。
見ているだけでもわくわくします。

ほぼ全ての機能がこのステアリング上に集約されています。
ウインカーも、手を離さずに、スイッチを押すことで操作。

ステアリングコラムにはシフトパドル以外、レバー類はついてません。

問題はそのウインカー。押した感じが頼りない。ヘナヘナ。クリック感に乏しい。
これも経年劣化のようです。素材もいかにもプラスチック…という。

以前はスイッチ類が経年劣化でべたべたと溶けた。コレは溶けることは
なさそうですけど、ともかく手応えが悪くて押すたびにイライラします。


458は静かだった

走りだして驚いたのは静か!なんですよ。

今まで乗ったことのあるフェラーリは低速でもボーボー唸ってて
長時間乗ってると、たいていアタマ痛くなる感じ。
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458はスポーツモード・3000回転以下なら、ほとんどエンジン音が聴こえません。
乗り心地もそんなに硬いわけじゃないし、とにかくラクチン。

長距離ドライブも普通にこなせちゃうと思います。
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カッコいい車は、例外なく視界が悪い…と思ってたんだけど
458は車幅もつかみやすくて、斜め後ろも何とか見える。

こんなフレンドリーなスーパーカーは初めてです。よく出来てる。

ご多分にもれず、458はエンジン始動時に爆音が響きます。
アウディR8を買って、わずか1か月で売却したのはこれが理由。

ところが、458はすぐに静かになります。うるさいのは最初だけ。
これならご近所迷惑も最小限で済みそうです。
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ハンドルについてるモード切替のスイッチ。
「マネッティーノ」と呼ばれてる。意味は「ちいさなスイッチ」

これを「レース」にすると、低回転からボーボーと
エンジン音が響き、いつものフェラーリになります。
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458のエンジンは9000回転がレブリミット。市販車とは思えない驚異の高回転型。
アクセルを踏めは、もたつくことなく、あっという間にリミットへ…。

動画を撮ってみました。



ブリッピングの際に火花が出てるのが確認できますね。
後で確認してびっくりしました。

非常に素晴らしい音なんだけど、雑誌に書いてあるような

「暴力的」「野獣の咆哮」

みたいな言葉で形容されるような感じではなかったです。
窓を開けて、トンネルで踏むと、ああすごいなあとわかるくらいで。

アクセルをベタ踏みしても、車体が安定しているんで、
あんまり怖くないんですよ。エキシージSの時みたいな

「このまま踏み続けると死ぬかもしれない」

みたいな切迫感はなかったです。

野獣みたいな人だと思ってたのに、会ってみたら
ちゃんとスーツ着て、礼儀正しかったみたいな感じですよ。
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渋滞が辛いのは相変わらずです。
7速DCTはストップ&ゴーが苦手。

パドルを両方引くとニュートラルになるんで、止まるときは
空走すれば良い。でも低速でのシフトアップは、どうしてもガクガクです。


意外と実用的

以前、360モデナだったか、シューマッハが座席後部に
小型のゴルフバッグを載せて友人と出かけるPVをみたことがあります。
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458でもシート後部にちゃんとスペースが確保されてまして
これはいいなあと思いました。

トランクも結構広くて深い。エンジンとは離れているので
極端に熱くなることもなさそうです。
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革製の工具ケース(おそらくSCHEDONI製)が無造作に
入れられてましたが、革が剥がれて散らばってた。悲しい…。


いつなんどきも特別な存在

普段i8で走ってる時と明らかに異なるのは、割り込んだり
煽ってくる車が皆無ということです。

腫れ物に触るような感じといいますか。

合流するときも、いつの間にかスペースが開いている(笑)
なるほど、これがオーラと言うものだなあと感心した次第です。

僕だって、フェラーリが合流してきたら、前をあけると思う。
後ろからゆっくり眺めたいものね。
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丸一日、夢のような時間を過ごしました。クルマの特殊性を考えると、
レンタル料・税別49800はバーゲンプライスと言えます。

実際に所有されているオーナーも、購入前に
じっくり試乗出来たひとはほとんどいません。

新車だとオーダーしてから最低1年は待つわけです。
少しでも早く手にするには見切り発車するしかない。

特別なモデルともなると、購入出来るのは限られた顧客だけ。

「新しいモデルが出るみたいですけど、内容は我々も全くわかりません。
オーダーされますか?」

なんていう訳の分からないセールスなんだそうで。
そういう意味では、じっくり比較検討するような商品じゃないです。
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今回の試乗では、本当にいろんなことを考えさせられました。

仮に、資金に余裕があって、勢いでこの個体を買ってたら、
どうなってただろうか…とかね。

感激することもありましたし、なんだか想像と違った部分もある。
でも、とにかく乗ってみて良かったなあと。それにつきます。


アクセル踏めば桃源郷…Lotus Exige S ロードスター

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ロータス・エキシージS ロードスター。
最近レンタル開始されたということでさっそく借りてみました。

結論から申しますと、最高かつサイテーであります。
細かいところはツッコミどころ満載なんですけど、踏めばすべてが許せてしまう。
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非常に流麗なスタイリングの車でありまして、
街を流していると、注目度はとても高い。

特に妙齢の外国人女性からガン見されます。
イケメンっていつもこんな思いをしてるんだなあ。羨ましいぜ!

i8を運転していると、中高年のオヤジからねっとりとした視線を
感じて、単にキモいだけなのに(爆)
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このぶっといサイドシル。いかにも剛性高そう。
この極太柱のせいで昇降性は最悪です。

体が硬いんで、どうしても屋根に頭がつかえる。ケツを先に入れたり
リンボーダンスみたいな恰好になっても駄目。乗り込めない。

超難度の知恵の輪みたい。乗る前から泣きそうです。
最終的に、赤ん坊のようにハイハイをすれば乗り込めることを発見。
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改めて見ると、本当にバカっぽい。でもこれしか思いつかなかったの。

降りるときも同じ姿勢。車の中で、うつ伏せになり、両足そろえて出てくる。
はたから見たら相当マヌケですよ。

you tubeの動画だと、相当な長身の方もひょいっと乗り込んで
いるので、あくまで特殊体質のせいだ思いますが。

屋根を外せば、楽に乗れるけど、この日は40℃の猛暑。
さすがに危ない。
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いったん座りますと、すっぽり包まれる感じがあります。
シートは前後にしか動きませんが、ポジションばっちり。

繭のなかにいるような安心感。イイ!
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走り出すと、気が付くのはステアリングの重さ。
パワステなしです。

ステアリングに付いてるシフトパドルの手ごたえは
グニャグニャして頼りない。これは何とかしたほうがいい。

ボディの見切りはなかなか良好…なんだけど、ななめ後ろは
何にも見えない。絶望的に。
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バナナみたいに長いミラーをつけて走りたい(爆)
もちろん、バックカメラなんて無し!

シートバックのスペースはゼロ。何にも載りません。
走行中、ギシギシいろんな所から音がします。ユルい。

いくらロードスターとはいえ、まだ、1万㎞しか走ってない個体ですよ?
距離が伸びたら、どうなっちゃうの…。
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しかし、アクセルを踏むと、全てが許せる感じになる。

頭のすぐ後ろに3.5L+スーパーチャージャー。350PS。車重はたったの1180㎏。
シューッという吸気音と、唸る過給機のノイズ。
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完全に麻薬です。何度でも踏みたい。ずっと乗っていたい。

サーキットを疾走するエキシージSの動画を見つけた。



動画を見て驚いたんですけど、エンジンってこんなに動くんですね!
まるで生き物みたいだ!

レブリミットは7000くらい。限界に近づくと、レブカウンターの警告灯が
左から順に点灯。一瞬動画でも写りましたね。これもイイ!

全開加速をして、アクセルをオフると、エアコンから
熱い風が吹き出てくる。まるで吐息のごとく。

ミドシップの常で、エアコンは効かない。冷たい風は出てるんですけどね。
頭の後ろで火山が噴火してますから(笑) 
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このクルマは、6速AT。ロータス愛好家の皆さんはMTで
楽しみたい方がほとんどなんでしょうけど、僕にはありがたい。

ボタン式のセレクタ。まんまフェラーリです。
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ドアロックノブの造形にもこだわりが感じられます。

フットスペースは結構余裕があります。
4Eの靴でも大丈夫。左足ブレーキも出来る。
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でも、全体に前すぼまりになってるんで、下腿が圧迫される
感じがちょっとつらい。腓骨神経麻痺になりそうでさ…。

低速でも、エンジンは低音でぼーぼー唸っているので
ロングドライブはきついかも。この手の車はたいていそんな感じですけどね。
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後ろから見る姿もいいなあ。低くて、平べったい。
なんとなくテスタロッサの高揚を思い出す。

コーナリングがどうだのという評価は僕には無理。

重ステの車って、飛ばすとどんどんハンドルの手ごたえが軽くなるでしょ。
ギャップを超えると、すぽんと手応えが無くなる。怖い。

かなり足が硬いんです。路面の不整で、ぴゅっと横っ飛びしたり。
電制のカタマリみたいなのに乗って甘やかされてるから、自分で対処なんかできない。

男らしいクルマだなあと関心はするけど、ちょっとついていけないよ。
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たまに借りて乗る分にはサイコーの車じゃないですかね。
踏めば、脳内麻薬どばどばですもの。

ゴルフバッグが載る載らないとか、そういう評価軸の対極にある車ですよ。
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一応、トランクはあるけど、板1枚はさんでエンジンがあるからね。
中はめちゃ熱いです。

海に行って遊んだあと、海パンとかタオルを放り込んで
乾燥室として使うのはアリだと思う(爆)良く乾きそうだ。

今回は暑くて、屋根を開けられなかったのが、心残り。
もう一度、機会を見て借りてみようと思った次第です。

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