2018/10/25
α9 FE 400mm F2.8 GM OSS ISO1250 F5.6 1/1600s +0.3EV クリックで等倍
ヨンニッパに2倍テレコンで800㎜。
至近の翡翠ダイブはウルトラD難度であります。
800ミリで撮影してます、そう、師匠に言うと
「身の程知らず」
とのコメントを頂きました。600㎜でも大変なんだよ?と。
さすが、弟子を甘やかさない。千尋の谷にあえて突き落とす。
気になるのは、崖に落とした後、さらに岩を投げ落としてるフシがある(爆)
ひょっとしてトドメを刺そうとしているのでは…。
800㎜ ISO800 F5.6 1/2500s -1EV 近くの被写体をわざわざテレコン付けて撮るのは
曲芸のようなもので、全く合理性に欠けます。
大口径を活かして、感度を下げるとか、絞ってみるとか
いくらでも工夫できるはず。でもやらない。
大きく撮りたいという欲望には勝てないのです。アホです。
400㎜で撮るとこんな具合。
400㎜ ISO500 F2.8 1/6400s -1EV 1.4倍テレコンで560㎜。
560㎜ ISO800 F5.6 1/4000s -1EV それぞれ激シャープに写りますね。
個人的にFE 400mm F2.8 GM OSSの最大の魅力は
「テレコン装着時も画質が落ちない。開放から使える。」
これだと思ってます。そういうレンズは見たことがない。
さて、価格差で4倍以上の差があるFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSと
FE 400mm F2.8 GM OSSはどれくらい画質が違うのか。

この夏、大活躍の帽子(セブンイレブンで購入)。絶妙のヘナヘナ具合と
通気性が最高…30倍以上も高いボルサリーノのパナマ帽なんかよりずっとイイ。
これを15mくらいの距離から撮影。
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSだとこんな風に写る。

背景のボケ具合がちょっと違ってきますね。
中央部分をクロップしてみた。クリックで拡大。

1.4倍テレコンをつけて560㎜

2倍テレコンをつけて800㎜

どうでしょう。個人的には価格差ほどの画質変化は感じませんでした。
テストはがっちり三脚とレリーズで、数十枚ずつ撮影。
AFにしたりMFにしたり最良の結果になるように調整しました。
サンプルの中には、ちょっとした振動や風で、ヨンニッパの方が
甘く写ってるのも散見されます。
画質に優れ、振り回しやすく、AF動作が安定している100400への信頼は
ヨンニッパを買った今でも変わりません。
現時点でのα9とのマッチングは100400のほうが良いと感じます。
どちらか選べと言われれば迷わず100400を残すでしょうね。
ただ、100400は560㎜でF8、800㎜でF11と、テレコンを使うシーンはかなり
限られてしまいます。そこがツライよね。
560㎜ ISO800 F4 1/4000s 560㎜F4での撮影。これも超接近戦。SSはいくらあってもいい。
こういうシーンでは晴天下でも、100400に1.4倍テレコンでは戦えません。
レンズを振るスピードが速くなるほど、ミラーレスカメラでは
映像が簡単に溶けてしまいます。防ぐにはSSを上げるしかない。
560㎜ ISO800 F4 1/8000s ま、あくまで僕が好きでやるような、変態的シチュエーションに
限ってのハナシです。止まり物を撮る分には問題なし!
それにやっぱり価格差がありすぎますよ。100400なら27万円。
400F28は142万円!その差は115万円です。
115万円…三菱のエアコン「ズバ暖霧ヶ峰」10畳用なら10台くらい。
パナソニックの高級炊飯器「Wおどり炊き」5.5合タイプなら16台買える。
とんでもない値段ですよ。ヨンニッパは単体だと涼しくないし
メシも炊けない。ただあるだけ。

同じ役立たずというなら金地金にするってのはどうだ?
230g以上になるよ!200gの地金作れます。
一番デカい1オンス金貨を7枚作れるっす!
モデルチェンジとかないんで安心です。
115万円だと、新古の軽ワゴンも十分狙えるわけですが
いっそ、こういうのはどうすか。

サイドカーに乗って、全国の鳥撮り現場へ。
機材もたくさんのるし、言うことなし。
全国のフィールドが、あなたの話題で持ちきりになること
間違いない。旅先での様々な出会いも期待できます。
いやあ115万円あると夢が広がるなあ。
マジにレンズ買ってる場合じゃないよ。