全艦発進せよ!

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レンジローバー。別名、砂漠のロールズロイス。

貴族の子弟が通う英国のパブリックスクール前には、
送迎車として、レンジローバーがずらりと並ぶといわれてます。

レンジローバーと名がつく車は、実はたくさんあるのですが
僕が借りたのは「スポーツ」

名前の通り締まった足回りとパワフルなエンジンが搭載されています。
グレードは最上級のSVR。V型8気筒4999ccターボ。574ps/6000rpm。

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オプション無しの状態で価格は1610万円から。
これを新車で貸し出しちゃうって、豪儀ですなあ。

オプションも高いんだよねえ…スペシャルペイントを選ぶと81万6千円。
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ただ、必要なものはほぼ標準装備。オプションにはお金がそれほどかかりません。
標準だと何にもついてないポルシェみたいなことにはならない。

ドアを開けると、ステップがすーっと伸びて来ます。
これが実に素晴らしい。
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買うならこれは絶対つけたい。何しろ、とても背が高い車で
大柄な人でも乗り込むのは結構大変です。

このステップがあれば小さな子でも楽に出入りできます。

素晴らしい装置なんですがぼーっとしてると、弁慶の泣き所をガツンと(汗)
夜に何回かくらいました。ちなみにこのオプションは40万以上。とほほ。
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自分は座ることはないのに、後席が結構気になる性分。
このクルマもまずリアシートに座ってみた。

「スポーツ」の名にふさわしく、シートは4座ともバケットスタイルです。
でも、すわり心地はとてもなめらか。本革シートの白いパイピングが素敵。

リクライニングこそしないものの、シートバックの
角度が適度に寝ていて、とても快適でした。足元も広々としてる。
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輸入SUVの後席はびっくりするくらい狭くて居心地が悪い。
ポルシェ・マカン、BMW・X5、ゲレンデヴァーゲン…全滅。

国産のミニバンから乗り換えるとびっくりする。
うわっ狭いなあ…えっこれ背もたれの調節ないの!?なんてね。

みんな値段が倍だから、快適性も倍だと思ってる。
全然違うんだよね。その点、レンジスポーツの後席はイケてますよ。
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運転席のシート。いくらクルマが良くても、シートが合わないと
長く付き合えません。ここはとても大事にしたい。

いっぱい調節出来てうれしいんですけど、
良いシートは、あれこれ設定出来なくても、すぐ体に馴染みます。

乗ってしばらくすると、尻が痛くなってきました。
そんなに硬いシートじゃないんですが。なんでだ?

英国王室御用達のシートはやはりヒトを選ぶのか…がっくし。
翌日、丸一日乗ってみたらアラ不思議。腰痛なし。

あっという間に我がケツも調教されたようです。王様の御威光おそるべし。
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トランクの床の高いこと!
機材の積み込みを繰り返すと背筋が鍛えられそうです。

大きさは実にたっぷりとしていて、
4人分の撮影機材を積み込んでもまだ余裕がありそうです。
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センターコンソールのスイッチ。回すと、「岩場」「砂地」「泥濘、雪」など、
それぞれの影響に応じた専用プログラムが用意されてます。

2006年のイギリス映画「クイーン」の中で、エリザベス女王が
ランドローバー・ディフェンダー(MT)を運転して領地を激走するシーンがあります。

いまだにああいう世界があるんですかねえ。
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スナチって(汗)砂地という表示をするのがそんなに大変なのか?
とりあえず、近所の浜に行ってみるか。
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やわらかい砂地に恐る恐る入ってみましたけど、こんなの性能の1%も使ってなさそう。
1000m防水と同じで、凄い性能だと言われても試しようがないね。

間違えて道路を逆走しても、このクルマなら中央分離帯を乗り越えられるって
アピールの方が訴求力があると思うんだけど(笑) 
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USBジャックは2個。HDMIジャックも装備。
さらにSIMカードも刺せる。

インフォテイメントシステムは、ジャガーに搭載されてるものと基本は一緒。
ものすごく使いにくい(笑) 反応もっさり。メニューもこなれてない。

Blutoothがウオークマンをなかなか認識してくれないのもジャガーと一緒だった。
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アダプティブクルーズコントロールとか、レーンキープアシストとか
パークアシストなどの運転支援もてんこ盛り。

でも全体的に下手(汗) 特にレーンキープが良くない。

ギリギリまで介入しないのはいいとしても、微舵を加えると、
大きく同方向に切り増しするので結果ふらつくことに。これホントにテストしたのか?
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デジタルデバイスがたくさんつくのは便利だけど、
同時に車の賞味期限が規定されちゃうのは何とも切ないことです。

古い英国車っていまだに部品が製造され続けてて、その気になれば
新車が作れたりするわけですが、こういうエレキの塊はそうはいかない。

故障したらユニット交換。
部品がなくなればお仕舞いです。

さらに、デジカメと同じで、陳腐化も早い。10年後にHDMIが
まだあるのかどうか誰にもわかりません。
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で、乗ってみてどうだったかというと、もうめちゃくちゃ良かったです!
山道で飛ばしても、タイヤが鳴る気配すらなし。

見晴らしサイコー。象の背中に乗ってるみたいよねえ。
レンジローバーいうところのCommand Driving Position。

日本では、コマンドポジションの方が通りがイイ。
司令というより提督ですよ!艦橋から戦況を見渡すわけね。

これで、シートが温水便座ならもう言うことなし。
発進せよ!
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横幅は2m近い巨体なんですけど、ボディの見切りが良いんで
あんましストレスがないんです。駐車もしやすい。

レンジスポーツの大きな魅力として、炸裂するエンジンサウンドがあります。
2310㎏の巨体を0-100km/h 4.3秒で引っ張ります。最高速280キロ。

この動画でその爆音ぶりを見てください。(2分10秒くらいから)



スゴイ音(汗)でも、日本仕様とは別なのか、僕が借りた個体はこんなじゃなかった。
始動時の音が少し大きいかな?くらい。

窓を開けてトンネルで吹かすと大きな音と少しだけバチバチ音が聞こえます。
普通に走る分にはとても静かです。

センターコンソールに爆音スイッチも装備されてるわけですが
そんなのなくても、十分楽しい車です。
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細かいところは色々気になるわけですが、ともかく素の車が
本当に魅力的。ただ運転してるだけでハッピーでしたねえ。

どんな車に乗っても、自分のパサートで帰るときは、やっぱし
これが気持ちいいなあと思うわけですが、今回だけは違った。

もう一回乗りたいなあ。いい車だったなあ。
そんなことばかり考えながら帰りました。

絶叫ばちばちマシーン!

今回は、楽しみで楽しみで、前日夜からワクワクしてました。
もう待ちきれないぜ!
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Timesが運営するスポーツカーのレンタル「ServiceX」
もう何度も利用してます。

滅多に乗る機会のないスーパースポーツや高級車に乗れるのはウレシイ。
価格もリーズナブルですし。とはいえ、不満に感じることもありました。

例えばポルシェだと、現行モデルは最廉価のカレラだけ。
ターボなどの最上級モデルは、型落ちで、かつヤレが目立ったり。

今回は違いました。ジャガーFタイプという、なかなかお目にかかることの
少ないスーパースポーツ。しかもV8エンジンの上級グレード車です。

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車検証を見ると、今月登録したばかり。距離はまだ600㎞。新車だよ!
まあちょっと考えられないよね。どうなってるんだろう。

オプションなしの状態で1680万円のクルマ。
これがレンタカーって。
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ブレーキのキャリパーは黄色にペイントされてます。
これって標準?なわけないよね。

ジャガーのHPを見るとカーボンセラミック製の
ブレーキは鍛造アロイホイールとの組み合わせで153万円のオプション。

いやいくら何でもなにかの間違いだろうと思うんですが
ジャガーのHPに載ってるのと同じです。どうなってんだ?
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ジャガーFタイプは大変にカッコいい車であります。でもコンバーチブルより、
クーペのほうがもっとカッコいい。とくにルーフからリアのラインが素敵。

後ろから見るなら、クーペ、そう思ってたんです。でもいざ乗り出したら
白のボディに赤い幌の吸引力はすごい。写真を撮られたり、話しかけられたり。
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今までに一番注目された気がします。僕はすごい人見知りするんで
あんまり嬉しくはなかったんですけどね。

ともかくじっくり車を観察できるところ。どこかひとけのないところへ…。
で、気づいたら富士山5合目よ(汗) ここなら安心だ(意味不明)
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ボンネットは、車体中央側から開く。
これぞスーパーカーって感じするよね。グッとくるなあ。

エンジンは最大トルク680Nmの5.0リッターV8。
0?100km/h加速は4.1秒。
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最高速は300㎞/h。このエンジンの絶叫はのちほど動画で。
風神雷神みたいな暴れっぷり。

このFタイプRコンバーチブルは上から2番目の
グレードになります。
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クルマのそこら中にこの「R」のロゴが貼り付けてあるんだけど
どうなんだろうねえ。なんか紅葉マークみたいじゃない?

このマークを見ても、あんまし昂ぶる感じなし。
少なくとも、GT-Rのロゴが発するオーラとは対極にあると思う。
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これがフロントのジャガーのエンブレム。
なんか漫画っぽいといいますか、「じゃがあ」ってテイストです。

英国の皆さんには、こういうのが刺さるのかもしれませんが
僕にはあんまり…むしろ力抜けていく感じ。
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これは別の車についてるモノ。
溺れて助けを求めてるように見える(汗)

年代や車の種類で、ジャガーの顔も変化してるようですが
普通に、これで統一してくれればいいんじゃないかと思ってしまうよ。
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うむ、これはいつ見てもカッコイイぜ!

シートの調節は、ドアについたスイッチで。
調節幅はかなり広い。
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車幅が1920もある上に、スーパーカーの常で、見切りが悪い。
バスタブに浸かるみたいなポジションだとチビの僕は何も見えない。

座面を一番上まであげると、やっとボンネットの一部が見えてきました。

右ハンドルの外車は、ペダル配置がヘンテコな車が結構多い。
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ジャガーは足元が広々として、へんなオフセットもなし。
さすが元から右ハンドル。英国車素晴らしいっす。

さていよいよ乗り出すわけですが、
最初の印象は良くありませんでした。

まず、車内のイントゥルメントパネルが全部カタカナ(汗)
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今時、「フンデ クダサイ」って。
ロボットだってこんな事言わないぜ?

ナビも古臭くてですね…千葉県に入ると、
「落花生の絵」が表示されるんですよ。

確かに千葉の名産ではあるけど…。
東京は「国会と雷門」。絶望的にセンスが悪い。
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ま、これは日本語化が良くないというだけでクルマの問題ではない。

気を取り直して、車を発進させると、「ガシャン」と音がしてドアがロックされる。
きょうび国産車もそんなことやってないんじゃない?古臭い。

ウインカーを操作しますとカシャカシャと安っぽい音が鳴り響きます。
萎え萎えです。どうも全体に高級感のふりかけが足りない…。
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クルマ自体の剛性感は凄まじいものがありまして、アシの追従は
僕のi8より良さそうな感じがします。オープンなのに!

ボディからの異音も皆無…と言いたいんですけど、シートベルトと
レザーシートがずっとギシギシ擦れ合ってまして、メンソレータムでも塗ってやろうかと(爆)

これさえなければ、常識はずれの高剛性オープンカーを
心ゆくまで堪能できます。ジャガーすごい。
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そして、最大の魅力は、4本だしマフラーが奏でる絶叫であります。
踏んだ本人がそのボリュームにびっくりするという。



アクセルオフでの「バチバチ」と弾けるバックファイヤー。
エンジン内で燃えずに出てきた生ガスがマフラー内で引火して爆発する音です。

大昔に乗ってた草レース用の車両もマフラーから盛大に火を吹き出してました。
トンネルでシフトダウンすると、後方が明るくなるので「ああ火が出てるんだなあ」って。

高速道路で煽ってくるアホには。アクセルをぱたぱた煽って、
思いっきりデカい火花を浴びせたりしてました。

今回もジャガーの背後にぴったり張り付いてくるヤツがいたんで
「バチバチバチッ」とバックファイヤーをお見舞いしてやりました。

スーッと離れていく後続車。溜飲下げまくりであります。いい年して何やってんだか。
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でも、後でマフラー周りを観察したんですが、特にカーボンの付着とかは無し。

改造車だと、マフラー周辺はべっとり汚れるんですけどね。
あくまで、「バチバチ」は演出なのかなあ。

回すと爆音なんですけど、普段はとっても静かなんです。
特に意識して重低音はカットしてある感じ。

多くのスーパーカーは、一年中ガオガオ喚いてるので、助手席の人に
嫌がられますし、長時間のドライブは疲れてしまいます。

ジャガーFタイプは違う。東京ー富士五合目の往復でも疲れは
あまりなかったですね。この手のクルマとしては奇跡的な存在です。
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雲海を見ながら、幌を開けて走る富士スバルライン。
まさに極上の体験でありました。

12,960円 / 3時間という値段はある意味安すぎるんじゃないかと思います。
しつこいようだけど新車だし。

新千歳、名古屋、大阪、福岡と展開も幅広い。北海道で乗ったら
楽しいだろうね。今度はクーペを借りてみようかな。


風の暴力

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α9 Ultron 21mm F1.8

懲りもせずセブンをまた借りました。

秋頃は競争率高くて、なかなか借りられなかったセブンも
真冬になってからはグッと借りやすくなってます。

意外と真冬もそんなにつらくないんですよ。デブだからかもしれないけど(爆)
車体がスカスカなので、足元はエンジンからの熱でぽかぽかと温かいのです。
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借りてる個体はすでに5万㎞走ってます。こういう車で5万って異次元だよな。
しかもレンタル。それでもちゃんと走る。基本骨格がしっかりしてるんでしょう。

とはいうものの、60㎞/mを超えると凄まじい振動と爆音です。
道路のギャップを踏んだりすると、大きく揺すられてシフトを失敗したりする。

80㎞を超えると、横から顔面に風が叩き付けてきます。かなり暴力的に。
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信号待ちでトラックが隣に並びました。
手を伸ばせば、ナットを緩めたり出来そうです(爆)とにかく近い。

果てしなくデカいホイールを眺めているうちに、いろいろ不穏な想像が沸いてくる。

上から材木が落ちてくるとか、横から突っ込まれるなんて事があれば、
即オオゴトになるんでしょうね。アメフトのヘルメットでも被って乗るか…。

1年後に、手元に来るのは楽しみですけど、実際に所有するとなると
色々考えてしまいます。
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2回目のレンタルで少しは慣れて来るかとおもったんですけど、全然そんなことない(汗)
どうやったら、素早く乗り降り出来るのかさっぱりわかりません。

僕は体が小さいので、割と有利なはずなんですが、それでも大変です。
ネットで動画探すと、あるわあるわ。みんな苦労してる。



そもそも、あのノッポばかりの英国人がセブンやマツダロードスターを熱心に
愛好するのはなんでだろうね。ものすごく乗り降りしにくいはずなんです。

you tubeでは車から出てこれないヒトの動画がいっぱい上がってます。
わりと人気のジャンルみたい。我がi8の動画もあった。



これじゃあ恥ずかしくて、繁華街に止められないよ(汗)
慣れれば、大柄なヒトでも問題なく出入りできるはずですが…。

i8から出てこれないという動画が他にも複数上がってたので
乗り降りしにくいのは間違いない。でもセブンのほうがずっとずっと大変ですけどね。

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この車乗ってて、おなか痛くなったりしたらどうすればいいんでしょうねえ。
トランクは布張りで鍵なんか無いし、屋根もドアもない。丸出し。

乗り降りがしやすいように、ハンドルは着脱式にしてもらう予定なんですが
トイレから帰ってきてハンドルが無かったらどうしよう(爆)

貴重品とかみんなどうしてるんだろうなあ。
日本のように治安のいい国ばかりじゃないわけで。

たまたまこの日、銀座の賑やかなところに、アヴェンタドールロードスターが止まってた。
驚いたことに、幌が開けっ放しなんです。中に人はいない。

郊外なら、庭付きの一戸建てがたつくらいの値段なんですよね。
アヴェンタのオープンって。不用心にもほどがある。胆力ありすぎ。

道行く人は、みんな笑顔で「すごいね~」なんて。みんな笑顔。

スーパーカーには見てる人を楽しませるという重要な役割があるのでして、
その意味では正しいわけですが…。
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僕はそんな度胸はないので、ドライブコース沿いのトイレを頭に入れてから
出かけようと思いました。しょっちゅうお腹の具合が悪くなるもんでねえ…。

それにしても来年か再来年かいつになるのかわかりませんが、納車待ちが長いなあ。
そのうち忘れてうっかり別のクルマ買いそうで怖い。

これに決めた

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ついにこの日がやってきたといいますか、憧れの車に乗ることが出来ました。
スーパーセブンです。

スポーツカーに興味のないヒトでも、この車を見たら気になると思うんですよね。
老若男女、街ゆく人は、みんな興味深げに見ていきます。

この車にはいろんな「伝説」がありまして、運転席から地面に手を伸ばしてタバコを
消せるとか、40㎞/hが100㎞/hに感じる、とかね。
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スーパーセブンにはとても多くのバリエーションがあるのですが、
借りたのは1600㏄(HPには1800と書いてあった)のハイパワーなモデル。

エンジンフードは、羽のように軽くて薄い。手で曲げられると思う。
鍵なんかないです。ただ金具で止まってるだけ。
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エンジンをかけた瞬間ぶったまげました。超爆音なんです。
アイドリングはドコドコドコというアメリカンバイクみたいな音。

踏むと、ぱおおおんと耳のすぐ横でアルトサックスを思いっきり吹かれているような。
いくらなんでもやりすぎだろ…街中だとかなり恥ずかしいです。

簡単なレクチャーを受けて、いざ出発…プスン。エンスト。あわわ…。
10年ぶりのMTだもんなあ。今度は慎重に…プスン。何でだ?ヘンな汗が出てきた。
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結局、地下駐車場から出るまでに、5回以上エンスト。駐車場出口で立ち往生して
係の人が、動かしてくれた。もう死にたい。なんでこんなに難しいの?

あとで分かったんですが、アクセルとブレーキの間が異常に狭いので、
アクセル踏むとブレーキも踏んじゃう。靴を脱いで運転したら、普通に動かせました。

ドライビングシューズが必須とは聞いてましたが…4Eの靴しか入らない僕は
どうすればいいの?次回は足袋でも履いてくるしかないのか。

とりあえず走り出す。
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いままで乗ったどの車とも違います。街中をフリチンで走る感じ。
ナビもETCカードも丸出し(汗)

急にお腹が痛くなったりしたらどうすればいいんでしょうねえ。

この日は、10℃を切る寒さでしたが、足元から暖かい風が入ってきて
全く気になりませんでした。オープンカーはやっぱし冬ですね。
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少し落ち着いてきたので、車の中を観察してみます。

運転前に一番心配だったのはクラッチに足が届くかどうか。
足が極端に短いんだよねえ。座席を一番前に出してどうにかこうにか。

わりと奥のほうでつながるクラッチで好きなタイプなんだけど
あとちょっとでも席が前に出ればなあ。

詳しい方に聞くと、車体が前方にすぼまっているので、
前に出そうとしても、椅子自体が進むスペースがないんだそうです。
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これが一番前に出した状態。書類袋くらいなら入りそうです。
でも入れたら取り出せないかも(汗)

乗り込むのは本当に大変です。乗るというより、コクピットに潜り込む感じ。
デブの場合は、穴にハマる感じ。出るの大変。

レーシングカーのごとく、ハンドルが外れるようにするオプションもある。
さっと乗り込むには真剣に実用的なアイテムかもしれません。
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いろいろ驚かされてばかりの車ですけど、一番くらくらしたのが
キーシリンダー。ものすごく入れにくい位置にある。

防犯上はいいかもしれませんけど、狭苦しい穴にハマって動けないデブに
とっては、鍵穴を探すだけで一苦労。さらにイモビライザーのキーも押す必要がある。

それとシートベルトね。これも押し込むの大変。いや、スリムな体形の皆様には
無用の苦労なんですけどね。
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個人的に大笑いだったのはウインカー。真ん中のトグルスイッチがそれです。
自動で戻らないの。いちいち自分でパチンと戻す。

これは、まさにバイクの感覚ですな。昔のフィアット車も安物は戻らなかった。
不思議なもんで、すぐ慣れました。

ウインカーが作動中はピーピー警告音が鳴る。戻し忘れ防止です。
街中の信号待ちで、ずーっと間抜けなピーピー音が響く…。
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神宮外苑の銀杏並木。通ってた高校がすぐそばで、ここには良く来ました。
30年以上たって、憧れのクルマでここにいるのかと思うと、何とも言えない感慨が。

せっかくだから車の写真を、と思ったら中国人観光客が勝手にセブンに寄り掛かって
記念写真を撮ってる。いや、本当にいるんだな。こういうのが。

やつらがいなくなるのを待って、エンジンをかけた。ぶおおおん。一斉に集まる視線。
ふふ、ここで一発決めてやるぜ…プスン。エンスト。死にたい。

靴を脱いで、やっと脱出。いや恥ずかしかった。
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雑誌に書いてあることは、全て本当でしたね。

運転席から地面にタッチできるし、ヤバいくらいスピード出てるな~と
思ってメーターをみると40㎞/hだったり。

80㎞/h以上だと、振動、爆音、風の巻き込みが混然一体となって、
ある種、臨死体験(爆)に近い。頭がしびれたようになる。これは麻薬です。



いい音してるでしょ。でも、実際はこれの5倍くらいの音圧なのよ。
怖くてシフトアップ出来なかったなあ。どっかに吹っ飛んでいきそうなんだもん。

エアバッグなんて無いし、クラッシュ即昇天だよねえ。
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いや、それにしても素晴らしい体験でした。
家に帰ってきてからも、夢心地…。

次の日にはショップに電話して、その翌日にはオーダーを入れてた。
軽自動車(スズキ)のエンジンを積んだ静かなタイプ。

ナンバーも当然黄色になる。
僕にはそれで十分です。
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納車は早くても来年末。ことによると再来年になるそうです…。


これぞ日本のスーパーカー

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以前から気になっていたレクサスLC500を見に行ってきました。
最廉価のグレードでも1300万円と国産車としては超弩級であります。

LCの外観を見た時の衝撃は忘れられません。「プリウスじゃん!」
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これがレクサスLC
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ライトの形が特徴的ですごく印象に残る両車。最近のトヨタ車の流行りなんですかねえ。
個人的にガンダム風味は結構好きです。

最近のトヨタ車はライトの意匠がどれも面白い。
シエンタなんて、粘度の高い液体が滴るような感じ。でろ~んと伸びてる。
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いや、マジにいい。街中で止まってるシエンタを見るたび、じっくり見てます。

話が脱線した…1000万円超のスーパーカーとプリウスが似てるのは、
ちょっと具合が良くないよなあ。

でも、実際に見るとかなり違った。爪の先までこだわりが充溢してます。
こんな複雑な構造のライトは見たことない。
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レクサスのアイコンであるスピンドルグリル。この桟の具合がマジにすごい。
設計に半年かかったというのをどこかで見たけど、納得です。
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パッと見にはわからない所が奥ゆかしい。こういうのは大陸ではウケない。
彼の国では見た目の分かりやすい派手さが重要なんであります。

しかも4000㏄の自然吸気。中国の税制をガン無視ですよ(笑)
(4000㏄を超えると法外とも思える高額な税がかかる)

どのメーカーも中国のほうばかり向いてるなかで、男らしいなあ。

ポルシェもフェラーリも小排気量化、ターボ付きに替わっているなかで
大排気量の自然吸気エンジンは貴重です。

ポルシェのリアフェンダーのような張り出し。
個人的にLCを最も魅力的に感じさせるポイントであります。
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「これだけ張り出してると、跳ね石を食らいそうですね。」

僕が質問するとセールス氏は、こんな説明をしてくれました。

「実は前後で、車幅は5㎜しか差がないんです。」

「ボディ中央部を絞ることによって、引き起こされてる錯覚なんですね。
しかも、絞り込みによってかなり乗り降りしやすいんですよ。」

おお、なんと。そういうことでしたか。とてもそんなふうには見えない豊かなヒップライン。

ドアはリモコンを操作するとノブが飛び出してくるタイプ。テスラで同じ構造を見たような。
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「L」のマークが泣かせる。こういうところでくすぐってくるわけね。

ともかく、車のどこを切り取っても雰囲気のある写真が撮れる。
本当にこだわって作ってるのがわかる。
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後席は911やi8よりも狭いです。足元はともかく頭が当たる。
荷物が置ければいいので、それは問題ナシ!
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室内の質感は素晴らしいものです。本当にすぐにでも欲しくなる(爆)、
内装色「ブリージーブルー」はLCを買うならこれしかないと思わせるカッコよさ。
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でも、この色を選ぶと、ボディカラーは白とかシルバーなどの
あっさりした色しか選べなくなる。

赤や黄色などの派手目な色だと、黒やタンなどのシブい色になる。
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レクサス自身が「この組み合わせはないよね」って考えてるわけ。
だけど、それは感心できないですね。

1300万以上を車に払うひとって、たぶんあんまり我慢しない人たちです。
選べないんなら、レクサス以外の車を選ぶでしょうね。

そもそも受注生産の車で、組み合わせを絞る意味がわからない。
なんでダメなんだろう。
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セールス氏同乗で、試乗に出発。まずエンジンをかけてみるわけですが、
やっぱり吼えるのよね。ドカーン。でもすぐ静かになります。

しばらく待つとかじゃなく、本当にすぐ。これなら別に吼えなくても…。
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車幅は1940㎜とかなりありますけど、全く気になりません。
駐車もバックモニタがあるしラクラクです。

街を流す分には、本当に静か。車速追従式のクルーズコントロールもついてるし、
長時間のドライブも普通にこなすでしょうね。

セールス氏に促されて、アクセルを踏んでみますと5000回転くらいから
バルブが開いて、爆音になります。その時に感じたことは

「これ、i8と一緒。」

本当によく似てます。フェラーリみたいな高音でもない。
ポルシェのようなメカニカルサウンドでもない。

どちらかというとアメ車っぽい豪快な音。普段は退屈なくらいおとなしくて、
踏むとそういう「演出」がされる。
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うーん…なんかここで急速に購買欲が萎んでいきました。

最近いろんな車に乗り出して分かったんですけど近所迷惑な音は困るとか、
ACCがついてないのは嫌とか、後ろが見えないのは怖いとか。

あれもこれも条件を満たす車って、便利だけどあんまり魅力的じゃないんですよ。

実際に乗って、もう一度乗りたい、買いたいって思う車は、全く便利ではないけど
どこか突き抜けた魅力があるんです。
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家に帰ってきてからカタログを眺めたりして、色々考えてたところに驚くような
ニュースを目にしました。欧州で発表された「Structural Blue Edition」です。

レクサスや自動車関連のサイトの情報を見てみますと

・モルフォ蝶にインスパイアされた構造色
・300グラムの顔料と3,000億個の顔料フレークを組み合わせた鮮やかな青色
・入射光をほぼ100%反射(通常は50%)
・開発に15年
・元町工場で日産2台が限度
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「構造色」って…要するに本物のカワセミブルーってことですよね!?
果たしてどんな色なのか。

開発に15年って…まあ全米が泣くとか構想20年とか、そういうホラをしょっちゅう
聞いてるけど、レクサスは冗談を言うキャラじゃないものね。本当なんでしょう。

しかも内装色は、本来設定できないブリージーブルー。ついにキタコレ!
もう逝きます。いくしかない。んで、レクサスに電話。いつ出るんですか?

「何も聞いていませんねえ。日本で発売するかどうかもわかりません。」

うーむ、そうですか。ま、しばらく楽しみに待ちますかね。
出来ればショールームじゃなく、青空の下で眺めてみたいものです。

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