風の暴力

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α9 Ultron 21mm F1.8

懲りもせずセブンをまた借りました。

秋頃は競争率高くて、なかなか借りられなかったセブンも
真冬になってからはグッと借りやすくなってます。

意外と真冬もそんなにつらくないんですよ。デブだからかもしれないけど(爆)
車体がスカスカなので、足元はエンジンからの熱でぽかぽかと温かいのです。
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借りてる個体はすでに5万㎞走ってます。こういう車で5万って異次元だよな。
しかもレンタル。それでもちゃんと走る。基本骨格がしっかりしてるんでしょう。

とはいうものの、60㎞/mを超えると凄まじい振動と爆音です。
道路のギャップを踏んだりすると、大きく揺すられてシフトを失敗したりする。

80㎞を超えると、横から顔面に風が叩き付けてきます。かなり暴力的に。
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信号待ちでトラックが隣に並びました。
手を伸ばせば、ナットを緩めたり出来そうです(爆)とにかく近い。

果てしなくデカいホイールを眺めているうちに、いろいろ不穏な想像が沸いてくる。

上から材木が落ちてくるとか、横から突っ込まれるなんて事があれば、
即オオゴトになるんでしょうね。アメフトのヘルメットでも被って乗るか…。

1年後に、手元に来るのは楽しみですけど、実際に所有するとなると
色々考えてしまいます。
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2回目のレンタルで少しは慣れて来るかとおもったんですけど、全然そんなことない(汗)
どうやったら、素早く乗り降り出来るのかさっぱりわかりません。

僕は体が小さいので、割と有利なはずなんですが、それでも大変です。
ネットで動画探すと、あるわあるわ。みんな苦労してる。



そもそも、あのノッポばかりの英国人がセブンやマツダロードスターを熱心に
愛好するのはなんでだろうね。ものすごく乗り降りしにくいはずなんです。

you tubeでは車から出てこれないヒトの動画がいっぱい上がってます。
わりと人気のジャンルみたい。我がi8の動画もあった。



これじゃあ恥ずかしくて、繁華街に止められないよ(汗)
慣れれば、大柄なヒトでも問題なく出入りできるはずですが…。

i8から出てこれないという動画が他にも複数上がってたので
乗り降りしにくいのは間違いない。でもセブンのほうがずっとずっと大変ですけどね。

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この車乗ってて、おなか痛くなったりしたらどうすればいいんでしょうねえ。
トランクは布張りで鍵なんか無いし、屋根もドアもない。丸出し。

乗り降りがしやすいように、ハンドルは着脱式にしてもらう予定なんですが
トイレから帰ってきてハンドルが無かったらどうしよう(爆)

貴重品とかみんなどうしてるんだろうなあ。
日本のように治安のいい国ばかりじゃないわけで。

たまたまこの日、銀座の賑やかなところに、アヴェンタドールロードスターが止まってた。
驚いたことに、幌が開けっ放しなんです。中に人はいない。

郊外なら、庭付きの一戸建てがたつくらいの値段なんですよね。
アヴェンタのオープンって。不用心にもほどがある。胆力ありすぎ。

道行く人は、みんな笑顔で「すごいね~」なんて。みんな笑顔。

スーパーカーには見てる人を楽しませるという重要な役割があるのでして、
その意味では正しいわけですが…。
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僕はそんな度胸はないので、ドライブコース沿いのトイレを頭に入れてから
出かけようと思いました。しょっちゅうお腹の具合が悪くなるもんでねえ…。

それにしても来年か再来年かいつになるのかわかりませんが、納車待ちが長いなあ。
そのうち忘れてうっかり別のクルマ買いそうで怖い。

これに決めた

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ついにこの日がやってきたといいますか、憧れの車に乗ることが出来ました。
スーパーセブンです。

スポーツカーに興味のないヒトでも、この車を見たら気になると思うんですよね。
老若男女、街ゆく人は、みんな興味深げに見ていきます。

この車にはいろんな「伝説」がありまして、運転席から地面に手を伸ばしてタバコを
消せるとか、40㎞/hが100㎞/hに感じる、とかね。
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スーパーセブンにはとても多くのバリエーションがあるのですが、
借りたのは1600㏄(HPには1800と書いてあった)のハイパワーなモデル。

エンジンフードは、羽のように軽くて薄い。手で曲げられると思う。
鍵なんかないです。ただ金具で止まってるだけ。
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エンジンをかけた瞬間ぶったまげました。超爆音なんです。
アイドリングはドコドコドコというアメリカンバイクみたいな音。

踏むと、ぱおおおんと耳のすぐ横でアルトサックスを思いっきり吹かれているような。
いくらなんでもやりすぎだろ…街中だとかなり恥ずかしいです。

簡単なレクチャーを受けて、いざ出発…プスン。エンスト。あわわ…。
10年ぶりのMTだもんなあ。今度は慎重に…プスン。何でだ?ヘンな汗が出てきた。
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結局、地下駐車場から出るまでに、5回以上エンスト。駐車場出口で立ち往生して
係の人が、動かしてくれた。もう死にたい。なんでこんなに難しいの?

あとで分かったんですが、アクセルとブレーキの間が異常に狭いので、
アクセル踏むとブレーキも踏んじゃう。靴を脱いで運転したら、普通に動かせました。

ドライビングシューズが必須とは聞いてましたが…4Eの靴しか入らない僕は
どうすればいいの?次回は足袋でも履いてくるしかないのか。

とりあえず走り出す。
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いままで乗ったどの車とも違います。街中をフリチンで走る感じ。
ナビもETCカードも丸出し(汗)

急にお腹が痛くなったりしたらどうすればいいんでしょうねえ。

この日は、10℃を切る寒さでしたが、足元から暖かい風が入ってきて
全く気になりませんでした。オープンカーはやっぱし冬ですね。
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少し落ち着いてきたので、車の中を観察してみます。

運転前に一番心配だったのはクラッチに足が届くかどうか。
足が極端に短いんだよねえ。座席を一番前に出してどうにかこうにか。

わりと奥のほうでつながるクラッチで好きなタイプなんだけど
あとちょっとでも席が前に出ればなあ。

詳しい方に聞くと、車体が前方にすぼまっているので、
前に出そうとしても、椅子自体が進むスペースがないんだそうです。
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これが一番前に出した状態。書類袋くらいなら入りそうです。
でも入れたら取り出せないかも(汗)

乗り込むのは本当に大変です。乗るというより、コクピットに潜り込む感じ。
デブの場合は、穴にハマる感じ。出るの大変。

レーシングカーのごとく、ハンドルが外れるようにするオプションもある。
さっと乗り込むには真剣に実用的なアイテムかもしれません。
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いろいろ驚かされてばかりの車ですけど、一番くらくらしたのが
キーシリンダー。ものすごく入れにくい位置にある。

防犯上はいいかもしれませんけど、狭苦しい穴にハマって動けないデブに
とっては、鍵穴を探すだけで一苦労。さらにイモビライザーのキーも押す必要がある。

それとシートベルトね。これも押し込むの大変。いや、スリムな体形の皆様には
無用の苦労なんですけどね。
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個人的に大笑いだったのはウインカー。真ん中のトグルスイッチがそれです。
自動で戻らないの。いちいち自分でパチンと戻す。

これは、まさにバイクの感覚ですな。昔のフィアット車も安物は戻らなかった。
不思議なもんで、すぐ慣れました。

ウインカーが作動中はピーピー警告音が鳴る。戻し忘れ防止です。
街中の信号待ちで、ずーっと間抜けなピーピー音が響く…。
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神宮外苑の銀杏並木。通ってた高校がすぐそばで、ここには良く来ました。
30年以上たって、憧れのクルマでここにいるのかと思うと、何とも言えない感慨が。

せっかくだから車の写真を、と思ったら中国人観光客が勝手にセブンに寄り掛かって
記念写真を撮ってる。いや、本当にいるんだな。こういうのが。

やつらがいなくなるのを待って、エンジンをかけた。ぶおおおん。一斉に集まる視線。
ふふ、ここで一発決めてやるぜ…プスン。エンスト。死にたい。

靴を脱いで、やっと脱出。いや恥ずかしかった。
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雑誌に書いてあることは、全て本当でしたね。

運転席から地面にタッチできるし、ヤバいくらいスピード出てるな~と
思ってメーターをみると40㎞/hだったり。

80㎞/h以上だと、振動、爆音、風の巻き込みが混然一体となって、
ある種、臨死体験(爆)に近い。頭がしびれたようになる。これは麻薬です。



いい音してるでしょ。でも、実際はこれの5倍くらいの音圧なのよ。
怖くてシフトアップ出来なかったなあ。どっかに吹っ飛んでいきそうなんだもん。

エアバッグなんて無いし、クラッシュ即昇天だよねえ。
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いや、それにしても素晴らしい体験でした。
家に帰ってきてからも、夢心地…。

次の日にはショップに電話して、その翌日にはオーダーを入れてた。
軽自動車(スズキ)のエンジンを積んだ静かなタイプ。

ナンバーも当然黄色になる。
僕にはそれで十分です。
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納車は早くても来年末。ことによると再来年になるそうです…。


これぞ日本のスーパーカー

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以前から気になっていたレクサスLC500を見に行ってきました。
最廉価のグレードでも1300万円と国産車としては超弩級であります。

LCの外観を見た時の衝撃は忘れられません。「プリウスじゃん!」
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これがレクサスLC
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ライトの形が特徴的ですごく印象に残る両車。最近のトヨタ車の流行りなんですかねえ。
個人的にガンダム風味は結構好きです。

最近のトヨタ車はライトの意匠がどれも面白い。
シエンタなんて、粘度の高い液体が滴るような感じ。でろ~んと伸びてる。
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いや、マジにいい。街中で止まってるシエンタを見るたび、じっくり見てます。

話が脱線した…1000万円超のスーパーカーとプリウスが似てるのは、
ちょっと具合が良くないよなあ。

でも、実際に見るとかなり違った。爪の先までこだわりが充溢してます。
こんな複雑な構造のライトは見たことない。
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レクサスのアイコンであるスピンドルグリル。この桟の具合がマジにすごい。
設計に半年かかったというのをどこかで見たけど、納得です。
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パッと見にはわからない所が奥ゆかしい。こういうのは大陸ではウケない。
彼の国では見た目の分かりやすい派手さが重要なんであります。

しかも4000㏄の自然吸気。中国の税制をガン無視ですよ(笑)
(4000㏄を超えると法外とも思える高額な税がかかる)

どのメーカーも中国のほうばかり向いてるなかで、男らしいなあ。

ポルシェもフェラーリも小排気量化、ターボ付きに替わっているなかで
大排気量の自然吸気エンジンは貴重です。

ポルシェのリアフェンダーのような張り出し。
個人的にLCを最も魅力的に感じさせるポイントであります。
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「これだけ張り出してると、跳ね石を食らいそうですね。」

僕が質問するとセールス氏は、こんな説明をしてくれました。

「実は前後で、車幅は5㎜しか差がないんです。」

「ボディ中央部を絞ることによって、引き起こされてる錯覚なんですね。
しかも、絞り込みによってかなり乗り降りしやすいんですよ。」

おお、なんと。そういうことでしたか。とてもそんなふうには見えない豊かなヒップライン。

ドアはリモコンを操作するとノブが飛び出してくるタイプ。テスラで同じ構造を見たような。
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「L」のマークが泣かせる。こういうところでくすぐってくるわけね。

ともかく、車のどこを切り取っても雰囲気のある写真が撮れる。
本当にこだわって作ってるのがわかる。
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後席は911やi8よりも狭いです。足元はともかく頭が当たる。
荷物が置ければいいので、それは問題ナシ!
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室内の質感は素晴らしいものです。本当にすぐにでも欲しくなる(爆)、
内装色「ブリージーブルー」はLCを買うならこれしかないと思わせるカッコよさ。
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でも、この色を選ぶと、ボディカラーは白とかシルバーなどの
あっさりした色しか選べなくなる。

赤や黄色などの派手目な色だと、黒やタンなどのシブい色になる。
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レクサス自身が「この組み合わせはないよね」って考えてるわけ。
だけど、それは感心できないですね。

1300万以上を車に払うひとって、たぶんあんまり我慢しない人たちです。
選べないんなら、レクサス以外の車を選ぶでしょうね。

そもそも受注生産の車で、組み合わせを絞る意味がわからない。
なんでダメなんだろう。
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セールス氏同乗で、試乗に出発。まずエンジンをかけてみるわけですが、
やっぱり吼えるのよね。ドカーン。でもすぐ静かになります。

しばらく待つとかじゃなく、本当にすぐ。これなら別に吼えなくても…。
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車幅は1940㎜とかなりありますけど、全く気になりません。
駐車もバックモニタがあるしラクラクです。

街を流す分には、本当に静か。車速追従式のクルーズコントロールもついてるし、
長時間のドライブも普通にこなすでしょうね。

セールス氏に促されて、アクセルを踏んでみますと5000回転くらいから
バルブが開いて、爆音になります。その時に感じたことは

「これ、i8と一緒。」

本当によく似てます。フェラーリみたいな高音でもない。
ポルシェのようなメカニカルサウンドでもない。

どちらかというとアメ車っぽい豪快な音。普段は退屈なくらいおとなしくて、
踏むとそういう「演出」がされる。
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うーん…なんかここで急速に購買欲が萎んでいきました。

最近いろんな車に乗り出して分かったんですけど近所迷惑な音は困るとか、
ACCがついてないのは嫌とか、後ろが見えないのは怖いとか。

あれもこれも条件を満たす車って、便利だけどあんまり魅力的じゃないんですよ。

実際に乗って、もう一度乗りたい、買いたいって思う車は、全く便利ではないけど
どこか突き抜けた魅力があるんです。
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家に帰ってきてからカタログを眺めたりして、色々考えてたところに驚くような
ニュースを目にしました。欧州で発表された「Structural Blue Edition」です。

レクサスや自動車関連のサイトの情報を見てみますと

・モルフォ蝶にインスパイアされた構造色
・300グラムの顔料と3,000億個の顔料フレークを組み合わせた鮮やかな青色
・入射光をほぼ100%反射(通常は50%)
・開発に15年
・元町工場で日産2台が限度
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「構造色」って…要するに本物のカワセミブルーってことですよね!?
果たしてどんな色なのか。

開発に15年って…まあ全米が泣くとか構想20年とか、そういうホラをしょっちゅう
聞いてるけど、レクサスは冗談を言うキャラじゃないものね。本当なんでしょう。

しかも内装色は、本来設定できないブリージーブルー。ついにキタコレ!
もう逝きます。いくしかない。んで、レクサスに電話。いつ出るんですか?

「何も聞いていませんねえ。日本で発売するかどうかもわかりません。」

うーむ、そうですか。ま、しばらく楽しみに待ちますかね。
出来ればショールームじゃなく、青空の下で眺めてみたいものです。

雨の日はスーパーカーに乗って

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いや、まじに迷惑な台風でしたねえ。三連休を狙ったように
列島を縦断していきました。久しぶりの休みでいろいろしようと思ってたのに。

行楽も撮影も雨だと盛り上がらないよね。こういう時はレンタルでスーパーカーです(爆)
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今回はポルシェパナメーラ。ちゃんと4人乗れるスーパースポーツ。

ポルシェ911の何が辛いってやっぱりリアシートですよ。これはターボのもの。
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アルカンターラでもふもふ。でも実際は座れない。
ホントに狭い。幼稚園児ならなんとか。

あのリアシートで購入を諦めてる家族持ちは結構多いと思う。
そこでパナメーラ。

最新のモデルは、明らかに「4人乗れる911」をイメージしてる。
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初代はなんだか間延びしてたけど、かなり引き締まってます。
ボディと同色にホイールを塗るオプションもある。

いいですねえ…夢が広がるなあ。
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今回お借りしたのは、「GTS」という、全部入りの高性能モデル。
爆音スイッチも標準搭載です。2012年製。

直噴4.8リッターV8で430馬力。赤いキャリパーがヤル気をそそる。
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素の値段は1571万円だそうですが、この車は豪華オプションが満載でした。
18wayの電動シート装着。これだけで70万とかする。

外装はホワイト。内装もホワイト!これは珍しいというかチャレンジャー。
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実際には真っ白じゃなくて薄いベージュとオフホワイトのコンビ。
さらに、ダッシュボードとドアトリムにアルミを採用。

前のオーナーさんは相当の趣味人のようです。

最近のポルシェは外装が白、内装が赤ないし黒というのがすごく多いんです。
フェラーリですら、外が白で中が赤の車ばっかし。

この手の車は色の組み合わせで、買取が数百万円違うのも珍しくない。
なので、リセールに有利な色の車ばかりになる。

でも、それじゃ昔トヨタ・マークⅡが白ばっかりで、みんなシートに
白いレースカバーをしてたのと一緒。つまんないよね。

この車はカッコいい。あえて汚れやすい内装色を選択。
これぞ真のゼイタクという気がする。僕が買うなら黒にしますけど(爆)
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後ろは本当に広いっすね。ゆったり座れます。
ポルシェじゃないみたい。

SUVですらドイツ車は後ろは狭苦しいのが珍しくない。
これなら後席のひともニッコリです。
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トランクもたっぷりした作りで、内部もふかふか。
問題は、ゲートが上がりすぎること。

これ、背の小さい女の人だと届かないかも(汗)
屋根の低い駐車場だと、ガーンと当たるかも。
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ノーブルな雰囲気をぶち壊してるのは、シフトノブ周り。
ところ狭しとスイッチが…。

良くみると上半分は、エアコンのスイッチだったりして
こんなにスペース要らないだろ?ともかく配置が美しない。
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高級車のインパネにずっと三葉虫が張り付いてるような
違和感がありましたねえ。僕はこれイヤです。

新型のパナメーラはスマホ風のタッチパネルになった。
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評論家のレポートでは、タッチパネルだと、スイッチを見ながらでないと
操作できないからダメだと書いてました。

僕はそうは思いません。高級車はカッコが全て。三葉虫より100倍マシです(爆)

タッチパネルだと故障が心配と言うのはある。ま、きっと壊れるんだろうねえ。
ドイツ車のエレキ物ってみんな駄目じゃん?
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で、実際走ってみると、これは本当に静かで乗り心地がイイです。
あんまりスポーツと言う感じはない。

エンジンをかけると、例によってドカーン!とすごい轟音がしますがすぐ静かになる。
爆音スイッチをオンにして走ると勇ましい音が出ますが・・・うーむ。

この内装には、やっぱし合わない。

品のいい紳士が、むりやりカラオケでクリスタルキングの「大都会」を
歌わされているような違和感です。高音出ない、無理しなくていいんですよって。
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スーパーカーって見るだけでも楽しい。それっぽい雰囲気のある場所で
写真を撮るとなお楽しい。

なんかコスプレに通じるところがあるかもねえ。やったことないですけど。
時間限定でその世界に浸ってみるのもいいと思うんです。






遠い日のポルシェターボ


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さて、いよいよレンタルでのポルシェ三昧も大詰め。今回はターボであります。
新車価格はオプションなしで1921万円。出力も480馬力とまさにモンスター。

こんなのが3時間8640円で借りられちゃっていいのか?

ところで、ターボは僕にとって一番思い出深い車でもあります。
ターボの実車を初めて見たのは、小学校の頃。

近所の「お城みたいな家」にポルシェがあると聞きカメラを持って訪問。
白い930ターボを写真に収めたのが最初。
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あとで、その話を母にしたら真っ青になって「どうしてそんなことしたの!」
どうも暴力団の本部だったようです(汗)

2度目は高校生の頃。兄貴の運転する車の助手席に載っている時でした。
バックミラーを見ながら兄が叫びました。

「ポルシェだ!」
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兄の車は改造を繰り返して、それなりに速かったのですが並ぶ間もなく
ポルシェは走り去っていきました。強烈な爆音と何かが焦げる臭い。

「ターボだな」

しばらくして兄がポツリと言いました。レベルが違うとかじゃない。
あまりにも強烈な体験。あれ以来、ずっとポルシェに憧れてます。
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自分で初めて運転したのはType964のターボ。知り合いが乗ってたんで少し貸して
貰ったんです。とにかくやかましい車で、向かいの家のシャッターがビリビリ震えるくらい(汗)

今まで聞いたことのない、ビチッと閉まる硬質なドアの音。
嫌になるくらいのクラッチの重さ。アシの硬さ。インパネにずらりと並ぶメーター類。

当時の価格で1600万くらいだったでしょうか。高級感はゼロでしたけど、
とにかくマトモじゃない。圧倒的な迫力が伝わってきました。

その後10か月でそのターボは全損事故を起こします。
フロントが潰れ、歪みは屋根まで達していました。

一報を聞いて駆けつけた時、運転してた本人は、
路上に散らばったステテコとかTシャツを拾い集めてました(爆)

「洗濯物をいっぱい積んでたんだよお」本人は至って元気でした。
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ほっとするやら呆れるやら。ああ、そう言えばポルシェのトランクって前だったなあ、と。
ローダーに積まれたグシャグシャの911ターボ。驚いたことに、360万で買取となりました。

理由は「エンジンが無傷だから」
さすがターボ。それだけエンジンの部品が高いんだね、と感心すると

「たぶん、直して売るんじゃないかな。幾らで売るのか知らないけど。
安い中古には気を付けたほうがいいよ。」」

彼は事もなげに、そんな話をしてくれました。恐ろしい…。
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昔話が長くなりました。さて、現代のターボはどうなのか。
僕が借りたのは、正確には最新型でなくType997、一世代前のモデルです。

リアタイヤは305/30/R19とか(汗)恐ろしく太い。
ミラーから見えるリアフェンダーの張り出しがセクシー。
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そういえば、前述の知り合いは、

「狭い道は、前が通っても、後ろの張り出しがつっかえる」
と言ってました。

魅力的なリアフェンダーですが、前輪の跳ね石をもろに食らってしまいます。
なのでここに保護フィルムを貼る。経年変化で、黄ばんでくるのは仕方ないですね。

経年変化と言えば、この車、あんまり大事にされてないみたい.。
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インパネにこぼしたジュースのしみがそのままになってる。
エアコンのダイアルは塗装が剥げてる…こういうの悲しい。

本革張りのダッシュボードは、ステッチが毛羽立ってほつれてた。
直射日光で縮んで来るとはいえ、ここまで劣化するかなあ。
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道路の段差を乗り越えると、各所からギシギシきしむ音がする。
走行距離は5万キロ。受ける印象は、それ以上にヤレてます。

なんか、年取ってシワシワになった肉体派女優みたいな感じ。
昔はすごかったのに…さみしい。

さて、動力性能はどうかというと、これはやっぱりスーパーでした。
カタログ値では、0-100㎞/h加速3.6秒、最高速は310㎞。
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試しに床までアクセルを踏み込んでみると、フロントがぐわっと持ち上がり、
経験したことのない暴力的な加速が始まります。慌ててペダルを戻す。怖い!



踏むとすごいんですが、。排気音は常用域では控えめ。
ゆったり流す方が似合ってる感じ。旦那っぽい。ギアも5速しかないし。

スーパーカーって、車の方から煽って来るのが多いんですけど、これは違う。
高級クルーザーという位置づけは変わってないんですね。
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最後に、汐留イタリア街で記念撮影したんですけど、この時が一番リラックスできた(汗)
やっぱり借り物は緊張しますよ。大嫌いな左ハンドルだし。

ところでお借りしたのは恵比寿のTimes。
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駐車場から出るのがまず最初の関門であります。
狭いところを90度曲がらないといけない。

さらに左ハンドル用の発券機が無い(汗)
冗談抜きで借りて1分後にぶつける人がいても不思議じゃないと思う。そこだけ注意。
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ともあれ、憧れのポルシェターボに再び乗ることが出来ました。
あの頃の、うるさくって扱いにくい車と全然違いました。

すごく、敷居が低くなりましたね。右ハンドルなら、普段使いできそうな感じです。
でもどうだろうねえ。この値段なら、ポルシェじゃなくても…。
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Author:panoramahead
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