EOS M5 礼賛

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EOSM5 EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
花芯にわずかに残った水滴。宝物を見つけたような気分。
IMG_0024.jpgメインのE-M1markⅡを差し置いて、実は一番出番が多いのがEOS M5。ブログの写真はもっぱらこれで撮ってます。何がいいって、とにかく軽い。小さい。IMG_0748.jpgM5のために買ったナショナルジオグラフィック銘のバッグ。レンズ3本とボディをいれても、まだぶかぶか。高さはこれの半分で良かったな…。このかばんを持ち上げるたびに
「しまった、カメラ入れ忘れた!」
と思ってしまう。それくらい軽いんですね。IMG_0364.jpg軽さに一番貢献しているのは、疑いなくレンズの設計でしょう。オモチャのように軽いくせに良く写ります。何でAPS-C用のレンズがこんなに小さいのか。f1d6eefc7cdc23130f84e537b7ac72bb_20170406214256586.jpgその理由は撮ってみればすぐ分かります。プレビューで出てくる絵は周辺減光ばりばりのトイカメラみたいな映像。(すぐに補正されますが) かなり割り切った作りになっているようです。これは一つの見識ですね。IMG_0130.jpgアグレッシブに軽量小型化を追求した結果、補正を前提としたレンズ設計になったわけですね。個人的な意見をいえば「アリ」だと思います。むしろ良くやってくれた、と。αのレンズはみんな重くてデカい。何のためのミラーレスなんだか…。
IMG_0473.jpgF5.絞ってもボケの形は角ばることもなく綺麗です。マクロライトも使いやすいし
EOS Mレンズの中ではEF-M28mm F3.5 マクロはイチ押し。IMG_0654.jpg
EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
スナップで大活躍のEF-M 11-22mm。このレンズ、実は結構寄れます。IMG_0667.jpg先程と同じ場所で撮ってみました。広角マクロ的な使い方ができるのも、なかなかポイントが高い。11-22は、EF-Mレンズとしては、大きいほうです。それでも長さは6㎝、重さ220gにすぎません。持ってて疲れるということがない。IMG_0732.jpgこのカメラを使ってて、一番気持ちイイのは、連写時のシャッターショックですね。けっこう手ごたえがある。あえてこういうチューニングになってると思うんですが、なんかこう…小型のエアガンを撃ってるような感じなんです。小気味いい。PC020018_201704061542190ed.jpgただ、静かなシーンでは、ガシャガシャ元気が良すぎてちょっと恥ずかしい。出来れば電子シャッターも使えると良かった。最近のカメラとしては珍しくメカオンリーなんですよ。なんでだろうね。IMG_0691.jpgHDRもイイ。すごく自然に仕上がる。ちなみに普通に撮ると、こんな感じ。IMG_0702_20170406211448874.jpg暗部は沈み、空は豪快に飛ぶ。こういう時は重宝しますね。ただ、処理が遅いんだよね。待つのがちょっとツライ。
今回、使ってて気づいたのは、ほとんどメニューを開くことがないんです。素の状態でそのまま使えちゃう。さすがトップメーカーの製品は熟成されてる。でも、それはそれで寂しいような…。






EOS M5 望遠EFレンズとの組み合わせ

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EOS M5 EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM ISO2500 F5.6 1/2000秒 -0.3EV

購入以来すっかりメイン機材となっているEOS M5。使い込むうち、ここはちょっと・・・と思う点も出てきました。なかでもマウントアダプタを介した望遠EFレンズの動作はからっきし駄目ですね。カワセミ撮影に向かないことははっきりしてます。瞬発力がない。そこで、比較的ゆったりとした飛翔物を狙ってみました。
20161204_112643[1]超重量級の大口径望遠レンズEF 400mm F2.8 L II USM。まるで金庫を持ったように重いので、尊敬の念を込めて「金庫様」と呼ぶことにしました。
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EOS M5 EF 400mm F2.8 L II USM ISO100 F4.5 1/1600秒

港のカモメ。実は撮影しているときは有頂天でした。スムーズゾーンAFの動作が素晴らしいのです。食いつきは遅いのですが、いったん捉えると、しっかり追尾し、滅多に後方に抜けることがありません。こんなAFの動きはミラーレスで見たことがない。
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ISO100 F5.6 1/2000秒

こいつはいけるぜ・・・例の煽りフレーズ(笑)は伊達じゃなかった!そんな風に興奮したわけですが、家に帰って画像を確認するともっとびっくりしました。ピンボケ、ピン甘。ほぼ全滅です。動体のみ1000枚近く撮って残ったのはわずかに8枚(涙)なんだよこれ・・・ほとんど故障レベルじゃん?止まりものにはしっかりピントが来るので、AF調整でどうにかなるものではありません。
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EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM ISO200 F5.6 1/2000秒

最新型EF100-400にしても結果は同じ。規則正しくピントが合わない(爆)何なのよコレ。ファインダ上ではしっかり捉えてて、ある程度ピンが来てるようにも見えるんですよ。それなのに…。
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ISO2500 F5.6 1/2000秒

それと、連写中はEVFの画像がフリーズします。これはどのミラーレスも一緒。大きくパンしながら動体を追うのは極めて困難です。
EVFの遅延なんかより、こっちのほうが大問題。結果を残したいのならドットサイト主体で撮影したほうが良いでしょうね。
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ISO1000 F5.6 1/2500秒 +1.3EV

数少ない合焦例。海にいるけどカワウです。見分けの方法はこちら
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等倍まで拡大。細かいところまでしっかり追えます。EF100-400mm IIってすごいレンズですね。望遠端の開放とは思えないなあ。これでしっかりピンが来るなら文句なしでしたが・・・。
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のっそり近づいてくるネコならどうか。100-400で撮ってみました。
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69枚連写して、きっちり顔が解像したのは17枚。やはり圧倒的に歩留まりが悪い。専用のEF-Mレンズを使わないと実力をだせないカメラなんでしょうね。
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EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM ISO640 F7.1 1/320秒 +1EV

純正のマクロを使った撮影はとても快適です。この手の超接写ではマニュアルフォーカスの出番ですけど、このカメラのスムーズゾーンAFは接写でも十分使えます。
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等倍切り出し。花粉の一粒一粒が見える。まるで無数の金平糖が散らばったような。感激であります。
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そういうわけで、このカメラで手軽にフィールドの野鳥を撮影するという夢は破れてしまいました。街中を歩いたり、道端の花を撮ったりするのが良いようです。旅行にも持っていきたいので、EF-Mの望遠レンズも買おうかな(泥沼)



いつの間にかどっぷりハマるEOS M5

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EOS M5 EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM

東京庭園美術館の庭で撮りました。クリックで大きくなります。カメラ任せのHDRで夜景を撮るとほとんどの場合、画面全体が汚らしい赤茶色にそまります。たいていのカメラがそうです。ところがEOSM5のHDRは、各色の深みが増して暗部が自然に持ち上がります。これは感激しましたね。
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ISO3200 F5.6 1/25sec

これもHDR。どうも独自のアルゴリズムで画像を作成するようですね。こんなのは見たことがない。カメラ内の処理はかなりのんびりとしていて、リズムよく撮影というわけにはいきません。それがちょっと惜しい。
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東京庭園美術館では現在クリスチャン・ボルタンスキー展を開催中です。何が素晴らしいって写真撮影がどこでも自由にできるのですね。
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フィルタ 油彩風

美術館という名前ですが、中身は旧朝香宮邸。内装の改変は最小限に抑えられている歴史的建造物です。
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フィルタ ラフモノクロ

建物の中で、フィルタで遊んだりしているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。このフロアの先でドコドコ、ドンドンと喧しい音が響いていまして工事でもやってるのかと思うと…。
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ISO3200 F4 1/15sec

ボルタンスキーの作品でした。心臓の音に合わせて、赤いランプが点滅するんですが、とにかく音がデカい。しかも色んな人の心音がつなぎ合わされて再生されるので、急に心拍が早くなると、職業的に脳内アラームが鳴ってしまう(汗)なんだか陰惨な感じをうけました。実際の様子はこちらで。
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隣の部屋は、窓から作品を覗くのですが、いきなりコレだもんなあ。作者いわく「ほとんど子供じみている」そうですが、これを旧宮邸でやるってのが凄いよな。
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ISO3200 F5.6 1/5sec

新館では、大きなスクリーンでの映像作品。ここでもHDR大活躍。いや、本当によくできてるわ。
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裏表で違う作品を展示しているんですが、スクリーン前には、干し草が・・・。
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荒れ野に吊るされた無数の風鈴がチリチリと風に揺れます。それだけの映像が流れる。何のことやらさっぱりわかりません。現代美術家は、それぞれ自由に感じてくれれば、みたいなことを必ずいうわけですが、そりゃあないよ、と思う。
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美術館内でボルタンスキーのインタビューが放映されてたので、何となくみてたんですけど、ぐいぐい引き込まれてしまいました。作品より作家の話のほうがずっと面白い(爆)
風鈴の作品は辺境の地に作って放置してあるんだそうで、実際に見に行くことより、そこにあることを知っていて、いつか行けると思っているのが重要というお話には、なにやら深く考えさせられました。
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ISO4000 F41/40sec

それにしてもEOS M5はイイカメラですね。すごく気に入ってます。EF-Mレンズも三本買いました。もう引き返せない(笑)


EOS M5 炎上の理由

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EOS M5 EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM

EOSM5の掲示板が大荒れであります。5点満点のレビューで最低評価の1が頻発するという異常事態。いわゆる「炎上」ですな。実際に使ってみると、なかなかいいカメラですけどね。
気に入っているのは、小さくて持ちやすいこと。スタイルも流麗でカッコいいよね。それと動作が軽快。サクサク撮れます。
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ボディと一緒に買ったのはEF-M28mm F3.5 マクロ IS STM。これがもう超絶素晴らしいわけよ。レンズ先端にリングライトが仕込んであるのです。オプションじゃなく最初から本体に搭載してる交換レンズは史上初。単なるギミックではなく、とても実用的。最短撮影距離までしっかり影が出ないようにしてくれます。こんな楽しいレンズが出てたのね。キヤノンユーザーじゃないから全然知らなかったよ。
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ライトはマニュアルスイッチで点灯。わかりやすくていい。フォーカスリミッタもあるし倍率は驚きの1.2倍。これはMP-E65mmの血を引く変態マクロ一族に入れてもいいんじゃないですかね。
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手ぶれ補正付きのレンズですが、倍率が高くM5が高画素機ということもあり、ほとんど恩恵を感じません。
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ISO100 F5.61/60sec +0.7EV

購入当日は枕元において寝た(笑)なんかすげえワクワクしたんだよねえ。35mm換算で45mmですか。もう少し長いほうが良いような気もするけど、スナップにも使えるように配慮したのかもしれませんね。近寄りすぎるとF11まで絞っても一部分にしかピンが来ない。
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ISO500 F11 1/60sec +0.7EV

水滴のなかを覗くと、アロエの表面に浮かぶ紋理が・・・ぞくぞくしますなあ。ミクロコスモス。
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普通にスナップもとってみました。顔認識をONにすると、顔が半分隠れててもちゃんとピンが来るんだよね。眼だけにしてもちゃんと合わせてくる。たいしたもんです。そもそもこのカメラで野鳥撮るのが間違いなのか(汗)
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ISO100 F5.61/60sec +0.7EV

それにしても、このカメラの評判は散々です。価格コムのレビューを見ていると、ちょっと怖いくらい。ここまで「炎上」するのは理由があります。まずは「今までのミラーレスに満足しているか?」という挑発的なコピー。これでずいぶんハードルが上がっちゃいました。キヤノン史上最高ミラーレスとかにしとけばよかったのにね。
それと、M5については先行してレビュー記事が複数出てたんだよね。プロだけじゃなく、一般の方のブログにも。いずれも「今までとは違う高性能」について期待を持たせるモノで、かなり気分がアガりました。ハードルも上がった(笑)
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ISO3200 F3.5 1/60sec +1EV

決定的だったのは、新発売キャンペーンです。マウントアダプタかバッテリが貰えて、最大2万7千円のキャッシュバックという豪儀なもの。これに申し込むときに「期待のコメント」ってのを書かされるんだけど、文例が「ISO25600が常用は頼もしいです」だって。
名称未設定-1
常用がどこまでかは俺らが決めることだっての。そもそも買ったばかりのユーザーに提灯コメントを書き込めってずいぶん厚かましいと思いません?ふざけんじゃねえよ、と怒りながら僕が書いたのは
「10年ぶりにEOSを買う気になりました。とても期待しています。」だって。思いっきり提灯持ってんの。とほほ。気が弱いにも程がある。

そんなわけで、僕ら一般ユーザーの手に渡った時にはすでにハードルはバベルの塔のごとく高かったのです。これだと、ちょっとした不満でも容易に発火点になるわけよ。何だよ話が違うじゃないかって。これは明らかにキヤノンの失策だと思う。もったいない話だよ。


EOS M5でカワセミ撮り

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先週発売したばかりのEOS M5でさっそくフィールドに繰り出しました。師匠に無理を言ってEF 400mm F2.8 L II USMを貸して頂きマウントアダプタ経由で撮影であります。「レンズの尻にハエが止まってるみたいだなあ」と冷やかされました。確かにバランス悪過ぎ(汗)
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ISO250 F2.8 1/1600秒ー0.3EV

クリックで拡大。まあさすがと申しますか、旧型とはいえ素晴らしい解像具合ですね。ファインダを覗いていても、いかにもキレが良さそうな感じが伝わってきます。で、使いごこちはどうかというと、これが駄目ですわ。何しろAFが遅い。この金庫のように重いレンズを駆動するにはパワーが足りないんだろうねえ。
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EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM ISO1250 F5.6 1/2000秒

クリックで拡大。最新型のレンズに付け替えてみました。AFは軽快に動作するようになりましたが、動き物にはやっぱりAFが来ない。しかも合焦するまでシャッターが下りない仕様なの。押してからシャッターが下りるまでかなりのタイムラグがあるのです。
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飛び立つアオサギを狙っていたわけですが、きっちり追尾したにも関わらず、ピントが迷い続けやっとシャッターが下りた時には2枚目の状態でした。メニューにはレリーズ優先の項目が見当たらないんだけど・・・どうすればいいんだろう?
さらに、撮影中連写モードが勝手に低速になるトラブルが頻発。いろいろ試したあげく、ワンショットAF,+スムーズゾーンAFで着水の瞬間のみを狙うことに。
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EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM ISO640 F5.6 1/2000秒

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やれやれ、ことごとくチャンスを逃し続けやっと成果が出た。感想としては、既存のミラーレスの中では最も野鳥撮影に向かないように思います。EF-Mレンズには野鳥に使えるレンズはありませんし、本家のEFレンズをアダプタを使ってまでこのボディで使う意義はないでしょう。7DM2という安価なモンスターがいるのですから。
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ISO800 F5.6 1/1600秒

「今までのミラーレスに満足しているか?」という刺激的なコピー。MFTユーザーである自分にとっては結構カチンとくるものがありました。偉そうなことをいう前にEF-Mのしょぼいレンズラインを何とかしやがれって。そんな風に悪態を突きつつもずっと気になってました。あのキヤノンがここまで言うからには、実はとてつもないイノベーションがあるのでは?と。随分前から予約して待っていたのです。
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ISO200 F5.6 1/200秒

そういえば、大昔に「イキナリキング」っていう競走馬がいたんですよねえ。12戦して未勝利のまま引退しましたけど(汗)パナとオリンパが熟成を重ねて今の姿があるわけで、いかにキヤノンでもそうそう奇跡は起こらないわけです・・・ところで、このカメラ。独特のシャッター音が気に入っていまして、バッテリの持ちがいいとか美点も結構あります。次回からはEF-Mレンズを付けていろいろ撮り歩こうと思います。


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