2015/11/22
ライカから卒業を試みる

α7SⅡ Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
初めてツァイス銘のソニーレンズを買いました。
考えてみれば、αのボディでAFを動かすの
初めてだよ。
Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

すごく評判のいいレンズですね。
あのOtus55㎜に迫る高性能とか。
とはいうものの、自分の眼で体験しないと
本当のところはわからない。

ISO320 F2 1/60秒 +0.3EV
んで、さっそく使ってみたんですけど
なるほどこれはよく写る。素晴らしい。
フルサイズ用の大口径レンズって開放は
少し眠いのが普通なんだけど・・・。

ISO1250 F1.8 1/200秒 -1EV
これは、F1.8開放。
等倍でこんな感じ。

切れるね。このレンズ。
開放からシャープってのはよく聞く
フレーズだけど、これはまさにソレです。
今まではこのレンズがあったから
別に標準レンズを買う気になれなかった。
SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH.

開放では背景が強烈にボケるのに
中心はバキバキシャープ。
大口径レンズの開放は程度の差こそあれ
必ずアマい。だけど、このレンズは違う。
しかも恐ろしく小さいのです。
これでは他のレンズに浮気する気にはならない。
しかし・・・。

SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH.の弱点と言えば
玉ボケですかね。
F2.8だとコンペイトウみたいな形になるんです。
きれいな真円は開放だけ。
対する FE 55mm F1.8 ZAは・・・

ISO10000 F3.2 1/125秒
絞っても形が歪まない!これって結構スゴイよ?
高額なレンズでも、絞るとカクカクなんてのはざらにある。
ライカもソニーも絞り羽根は9枚なんだけど。
あとは、最短撮影距離ですか。
レンジファインダー用ゆえにライカは70㎝まで。

SUMMILUX-M F1.4/50mm ASPH. F2
対するソニーは50㎝。ライカよりは寄れるけど、
正直物足りない。接写能力低杉。

Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA F2
これだと比較にならないので、ライカレンズには
接写用のアダプタをつけて撮影してみました。
この画像のみクリックで拡大

両方ともよく写る。というか似てるんです。
今回テストに使った画像はEXIFみないと
見分けがつかないのが結構ありました。
値段はソニーが8万円、ライカが50万円(爆)
最も、これはライカレンズが高すぎるのであって
開放値1.8の単焦点で8万は高いって話もある。
50㎜F1.8って安くてよく写るレンズの代表だもんね。

ISO800 F2 1/60秒
ライカレンズと違って、AFが動くのもポイント。
でも手放しで喜べない。明るいところでは速いけど
暗いところでは迷いまくり。
これ、ほんとにフラッグシップなのかよ。
α7SⅡ。

ISO4000 F2.2 1/250秒
進入してくるモノレールをAF-Cで追尾。
EVFではインジケータが運転席をロックオン。
結果は全部はずれ。このAF-Cは相当ヒドイと思うよ。
連写やAFなど、カメラの基本的なところで
α7はいまいちサエない。これは何とかしてほしい。

ISO2000 F1.8 1/60秒
とはいうものの、AFはやっぱし便利です。
特に夜歩きしながらパパッと撮るとき。
店先でじっくりMFするのはなんか気が引けるでしょう?
それにしても、ライカMを売却して、虎の子のズミルックスを
リプレースとなると、いよいよライカが遠のいていく感じです。
次々新製品を繰り出すライカではありますが
どうもピンとくるものがない。
新型のライカMが出たので、ライカのウエブサイトを
見てみたら作例の一発目に絶句。
ドラァグクイーン?老齢のおっさんがゴスロリしてる。
わざわざこれをトップに持ってくる意味って何だろう?
何ものからも自由であれってことかな。
ヒトの趣味にどうこう言う気は一切ない。
でもこの絵面はキタナ杉。
しばらく、ライカについては静観をきめようかしらん。
よくわからんよ。製品も考えてることも。