2016/03/17
Borg71FL 復活の日
最近の鳥撮り日は決まって雨なのであります。
この日は雨だけじゃなく冷たい風が
吹き付けてきました。

しかし師匠をはじめ、常連の皆様が天幕を
設営して下さって、中にはストーブも!
外は寒風が吹きすさんでますが
天幕内はぽかぽかと暖かい。
これぞファーストクラスの鳥撮りですね・・・感謝。

今回は久しぶりにBorg71FLを持ち出しました。
鏡筒は「梅の香り巻」調にしてあります。
僕のBorgは絞り、フラットナー、微動装置など
オプション満載の「旦那仕様」
いろいろ付けてるけど、心臓部はわずか
2群2枚の対物レンズのみとシンプル。
スペックは400㎜F5.6。
これにニコンの2倍テレコンTC-20E IIIをつけて
800㎜F11,2としました。暗い・・・。

ISO3200 F11.2 1/250秒 -0.7EV
フルサイズのα7ⅡSでつかったのは初めて。
でもファインダを覗いた瞬間から「ウソだろうって」
拡大MFでグワッと被写体が浮かび上がる。
細部までくっきりです。
EVFというのは、レンズの解像力がモロに反映
されます。駄目レンズ発見器と言ってもいい。
2倍テレコンを付けてる時点で無理ゲーという
感じですが、全くそれを感じさせません。

ISO3200 F11.2 1/250秒 -0.3EV
20m先の土壁。ここは大変に暗い。
しかも、かなり強い雨が降っていて条件的には最悪です。
等倍までトリミング。

ISO3200で1200万画素のカメラということを
考えると、かなりいい線いってます。レンズも暗いし。
ゴーヨンにテレコンつけてもいいんですけど
MFがやりにくい。一眼のピントリングはギア比が高すぎるんです。
Borgの微動装置は、じんわりとピントを追い込めるので
動画や超望遠撮影のとき便利ですね。
ハイスピードモードで撮影。2.2倍のクロップが
かかるので1800㎜弱です。
ブレが目立ちますね。1800㎜だとそよ風に
あたっても痛い・・・それは痛風。
そうじゃなくて、風が強かったんですよね。
見苦しくてもうしわけない。
それにしても、Borgのキレには驚いたなあ。

ISO2500 F11.2 1/250秒 -0.7EV
最近は一眼レンズに押されてあまり見かけなく
なりましたが、性能はいまだ一線級。
ときどきは「梅の香り巻」を使おうと決意を
あらたにした次第です。