2015/07/31
名誉挽回。MP-E65mm マクロフォトをα7Ⅱで
CANON MP-E65mm F2.8 1-5 x マクロフォト。恐るべき拡大力を持つ異能のレンズです。
前回はマイクロフォーサーズボディにつけて
その、あまりの使いにくさに閉口しました。

今回はα7Ⅱに装着しました。
使い勝手はこれで激変する・・・はず。
接続はMetabones製のアダプタ経由。
これは、他社製のボディでも絞りが動くスグレモノ。

キヤノンのレンズは電磁絞り。ニコンのGレンズの
ように爪を引っ掛けて操作することは出来ません。
Metabonesのアダプタは電子接点があって
α7で絞り操作をすれば、絞りが動きます。感動。

これは、バッテリグリップの電子接点を撮影。
絞りはF16です。これでもごく一部しかピンが来ない。
プロの写真をみると、マクロではF20なんてのが
珍しくないんです。滅茶苦茶しぼるんです。
よく絞り過ぎると、画質が落ちるとかいうじゃないですか。
全然気にしてないみたい。要は絞らないと写真にならないと。
HVL-MT24AM

で、我が家には何故かα用のツインフラッシュが
ある(汗)これはアームをいっぱいに伸ばしたところ。
なんだかタカアシガニっぽいよねえ。これ持って
ウロウロするのはかなり勇気がいります。

最新のαボディにつけるには、別売りの
アタッチメントが必要でした。
これ、ミノルタ時代の製品なんですよね。
フラッシュ背面には液晶パネルもなく、
今となっては一昔前の製品といった雰囲気です。

α7Ⅱ ISO200 F16 1/250sec
500円玉を接写。フラッシュは最小光量に
マニュアルで設定。
写りはとても良好。しかも65mmなので
フレーミングもしやすいです。
何より被写界深度が、深くなってとても
扱いやすくなりました。
最大に絞ってもEXIF上ではF16が限界。
本来はもっと絞れるはずですが。
さて、いよいよフィールドへ・・・。

IDO800 F16 1/250sec クリックで2000x3000
えー(汗)いきなりで申し訳ない。
ま、これが一番イイ写りだったので・・・。
僕もあんまり虫は得意じゃないんですが
どこまで行けるかと言う誘惑には勝てない。

こっち見んな(笑)
よく見ると河童に似てる。
芥川龍之介の小説に出てくるゲエルや
マッグ、クラバックはこんな顔だったのかも。

アリも撮ってみました。
やっぱし、オリンパスボディにつけるのとでは
段違いに使いやすいです。
深度も稼げるし、画角も広い。もともとこうやって
使うんでしょうね。納得。

やっとまともな画像が。もう虫は出ませんから。
この花にしても、爪の先くらいしかありません。
何しろ、等倍より小さくは撮れない。
ある意味「究極」とも言うべき極マクロレンズ。
使いこなすのは大変ですけど、その価値はあるかと。

でも、今後もガンガン使うかと言うと・・・
やっぱこっちですかねえ。
軽いし、安いしよく写る。
M.ZUIKO 14-42mmの前玉抜き。
これ使っちゃうと、もう戻れなくなっちゃいます。
それくらい素晴らしいんですよ。この改造レンズは。
MP-Eにはいずれ標本撮影で活躍してもらいましょう。