名誉挽回。MP-E65mm マクロフォトをα7Ⅱで

CANON MP-E65mm F2.8 1-5 x マクロフォト。
恐るべき拡大力を持つ異能のレンズです。

前回はマイクロフォーサーズボディにつけて
その、あまりの使いにくさに閉口しました。

DSC_0114.jpg

今回はα7Ⅱに装着しました。
使い勝手はこれで激変する・・・はず。

接続はMetabones製のアダプタ経由。
これは、他社製のボディでも絞りが動くスグレモノ。

DSC_0120.jpg

キヤノンのレンズは電磁絞り。ニコンのGレンズの
ように爪を引っ掛けて操作することは出来ません。

Metabonesのアダプタは電子接点があって
α7で絞り操作をすれば、絞りが動きます。感動。

DSC04250RAW.jpg

これは、バッテリグリップの電子接点を撮影。
絞りはF16です。これでもごく一部しかピンが来ない。

プロの写真をみると、マクロではF20なんてのが
珍しくないんです。滅茶苦茶しぼるんです。

よく絞り過ぎると、画質が落ちるとかいうじゃないですか。
全然気にしてないみたい。要は絞らないと写真にならないと。

HVL-MT24AM
DSC_0123.jpg

で、我が家には何故かα用のツインフラッシュが
ある(汗)これはアームをいっぱいに伸ばしたところ。

なんだかタカアシガニっぽいよねえ。これ持って
ウロウロするのはかなり勇気がいります。

DSC_0117.jpg

最新のαボディにつけるには、別売りの
アタッチメントが必要でした。

これ、ミノルタ時代の製品なんですよね。

フラッシュ背面には液晶パネルもなく、
今となっては一昔前の製品といった雰囲気です。

DSC04301RAW.jpg
α7Ⅱ ISO200 F16 1/250sec

500円玉を接写。フラッシュは最小光量に
マニュアルで設定。

写りはとても良好。しかも65mmなので
フレーミングもしやすいです。

何より被写界深度が、深くなってとても
扱いやすくなりました。

最大に絞ってもEXIF上ではF16が限界。
本来はもっと絞れるはずですが。

さて、いよいよフィールドへ・・・。

DSC04455RAW_201507311225095e6.jpg
IDO800 F16 1/250sec  クリックで2000x3000

えー(汗)いきなりで申し訳ない。
ま、これが一番イイ写りだったので・・・。

僕もあんまり虫は得意じゃないんですが
どこまで行けるかと言う誘惑には勝てない。

DSC04353RAW.jpg

こっち見んな(笑)

よく見ると河童に似てる。

芥川龍之介の小説に出てくるゲエルや
マッグ、クラバックはこんな顔だったのかも。

DSC04493RAW.jpg

アリも撮ってみました。

やっぱし、オリンパスボディにつけるのとでは
段違いに使いやすいです。

深度も稼げるし、画角も広い。もともとこうやって
使うんでしょうね。納得。

DSC04698RAW.jpg

やっとまともな画像が。もう虫は出ませんから。

この花にしても、爪の先くらいしかありません。
何しろ、等倍より小さくは撮れない。

ある意味「究極」とも言うべき極マクロレンズ。
使いこなすのは大変ですけど、その価値はあるかと。

DSC_0136_201507311241525b2.jpg

でも、今後もガンガン使うかと言うと・・・
やっぱこっちですかねえ。

軽いし、安いしよく写る。
M.ZUIKO 14-42mmの前玉抜き。

これ使っちゃうと、もう戻れなくなっちゃいます。
それくらい素晴らしいんですよ。この改造レンズは。

MP-Eにはいずれ標本撮影で活躍してもらいましょう。





キヤノンMP-E65mm F2.8をマクロフォーサーズボディで

MP-E65mm F2.8 1-5×マクロフォト
DSC_0024_20150618131858925.jpg

10年ぶりくらいでしょうか。
キヤノンのレンズを購入しました。

5倍までの超拡大撮影が出来るマクロレンズです。

E-M1につけると130mm相当の望遠マクロになります。

DSC_0052.jpg

等倍撮影時はコンパクトなんだけど、5倍まで拡大
すると、ニョキニョキと伸びて、こんなに長くなります。

ところで、僕が買ったブツには説明書が入ってなかった。
新品なんですけど。

ま、MF専用だし。触れば分かるだろ?
ということでしょうか。

説明書はこちら

とりあえず10円玉を撮影。これが1倍。

P6140687.jpg

5倍だとこんな感じ。

P6140773.jpg

で、使ってみて分かったのは、自分はどうも
大変なものを買ってしまったらしい。

昆虫撮影の本には、

「無限遠は出ないので用途は限られるが・・・」

とありました。
これは正確な表現ではありません。

ピントが合うのはレンズ先端から
4~10cmの間だけです。これだけなの!

ピントが合わなかったら、引くんじゃなくて寄る。

ちょっとまって前玉が当たるよ!
それくらいまで寄って、やっとピントが来る。

P6151021.jpg
E-M1 ISO200 1/250秒 マクロツインフラッシュTF-22

それでも、折角買ったし何とか活用したい。
まずは、アブラムシの世話をするアリを撮影。

ここで、またひとつ問題。とにかく光量が足りない。

レンズは被写体にビタ付けで光が回らない。
さらに、レンズを繰り出す量に応じてF値はガバッと下がる。

DSC_0084_201506181318547b3.jpg

結局、これの登場になるわけね。オリンパスの
ツインフラッシュセットであります。

これでも、3倍以上の撮影は、光が回らない。
LEDライトは重たくて使いにくいしなあ・・。

P6151396.jpg

アリをじっくり観察するなんて初めてです。
よくみると、頭にマスクメロンみたいな模様が。

調べてみると「アミメアリ」だそうです。
お尻が宝石のようにツルツルなの。Cute。

P6151220.jpg

体長1mmに足りないアブラムシも大きく写ります。
これ、ノートリですから(汗)

等倍だと複眼の構造も見える。

ちなみにアブラムシが排泄する糖分を含んだ液を
「甘露」というそうです。これを目当てにアリが集まる。

それにしても、被写界深度が浅い。
アリでさえ、体の一部しか解像しない。

EOSボディなら絞りが動くようですが
オリンパのボディではそれも無理。

このレンズで絞れないのは致命的。

DSC_0030_20150618131853426.jpg

E-M1に付けるためのマウントアダプタ。KIPON製。
これには、絞りが付いてる。

絞りすぎるとケラレてしまう。要注意。

P6152191.jpg

これはタテハモドキの翅(の一部)
本来はこういう蝶です。

P3092062_2015061814334895e.jpg

説明されなきゃわからない(笑)
本当に一部しか写らないのよ。

でも、蝶の翅こそ、このレンズで一番撮りたい
ものだったのです。

強拡大で一番見応えがあるもの=蝶の翅。
そういう確信があるです。オレは。

これが等倍。

P6152114.jpg

ピアノの鍵盤が並んでいるような。
一種非現実的な眺め。

いや、大満足でござるよ。

P6152325.jpg

スジグロカバマダラだと思うんだけど
力尽きてアリに運ばれていたのを捕まえた。

動かないんで、一番ラクに撮影できました。
そう、これって元々静物を撮るレンズなんだと思う。

この画像のみ、クリックで1600x1066
P6152273w_201506181508467d6.jpg

不思議な眺めだ・・・。

妻の感想=カラフルなキノコ
僕の感想=卒塔婆(爆)


にしても、使いにくいレンズだなあ。
E-M1だと130mmだもの。

手ブレ補正は300mmに設定するとやっと
効いてる感じがでます。それくらいブレブレ。

確かに唯一無二の存在ではありますが
これを使わなければいけない状況ってそんなにない。

小さな標本を、微動装置を使って
精密に撮る。例えばこんなのを使って。

LD-3047-C8.jpg

中央精機製のXYステージ。

これを改造して、雲台が付くようにしたい。
何十枚も撮ってマルチフォーカス撮影をするト。

肩が凝りそうだねえ・・・。
でもそれが一番まっとうな使い方に思えます。

とにかく僕が手にしたレンズの中で一番極端な
レンズでした。それは間違いない。





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