2010/03/01
NOKTON 50mm F1.1 稀代の低価格ハイスピードレンズ
低価格…ってあくまで比較の話ね。10万円超えますから。
でもマイクロフォーサーズに装着すると
100㎜F1.1というありえない明るさの
レンズになるわけです。
皆さん、こんばんは。お久しぶりです。
新たに「panoramaheadの蔵」と題して
駄文を連ねることにしました。
今後ともよろしくお願いいたします。
さて記念すべき第1回はCarlZeissの
大口径レンズNokton50㎜ F1.1を試します。
ボケボケ写真が大好きなんですけど
マイクロフォーサーズは撮像素子が小さいので
なかなかボケない。
F2.8のレンズでも、実際のボケ量はF5.6相当。
できればF1.4以下が欲しい。これでやっと
F2.8相当になります。
まあ論より証拠。E-P2に装着したNoktonの
画像をごらん頂きます。



結構よく写るよね…さすがはコシナ創業50年の集大成。
(そうHPに書いてあった)
良く、大口径レンズを開放で撮る時
「被写界深度は紙のように薄い」
なんてことを言いますが、マイクロフォーサーズだと
1m離れた被写体を開放F1.1で撮るとピントの合う
範囲は約5cm。鉄板より厚いよね。
玉ボケの具合はこんな感じ

なんかちょっとうるさい。何でだ?
良く見ると、玉の周辺にふちどりが出ますね。これのせいかしらん。

これくらいキレイにふちどられると、これはこれで…。
なんかカンディンスキーを思い出したりしますな。
絞るとこの現象は解消したりするかしらと思いちょい絞り
F1.1

F1.4

F1.8

いやー駄目ですわ。絞ると正10角形になるのね、このレンズ。
でもF1.8くらいでもうカリカリ。開放は独特のソフトな感じ。
繰り返しになりますけどマイクロフォーサーズ規格では
開放が使えるかどうかはかなり重要。絞るとすぐに
被写界深度が広がってしまう。
その点、このレンズはいいですよ。開放でもキッチリ解像しますし、
ほんのりソフト。理想的です。本来ZEISS IKONで使うつもりだったんですけど
E-P2でも活躍しそうですねえ…。