ご飯粒と箸使い

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Carl Zeiss Makro-Planar T* 50mm F2 α7ⅡS
おかずとご飯。残してはいけないのはどちらか。この話をするとかなり多くの人が、ご飯と答えます。お米を残すことに、ほとんど罪悪感のようなものを感じているようです。しかも、単に完食するだけではだめで、お茶碗にこびりついた粒も綺麗に取るのがお約束というか礼儀になっているようです。「お米一粒には8人の神様が」「作ってくれた人に申し訳ない」「片づける人の気持ちになって」理由はいろいろですが皆さん一粒残らず綺麗に食べるのが当たり前になっているようです。なかには「残すと目が潰れる」といわれた人もいて、ほとんど恐怖による支配です(汗)DSC00727.jpg僕の育った家は真逆。「お腹がいっぱいになりそうだったら、ご飯を残して、おかずを食べなさい」栄養があるほうを優先して食べろという理屈です。お茶碗のご飯粒に関しても何も言われませんでした。おかげで、後々困ることになるのです。友人と一緒に食事をする時「ご飯を残すなよ」「汚い食べ方するなよ」こんな風に指摘されました。それも結構強い調子で。最初は何で?という感じでした。しかし、何度も言われるうちに、ひょっとして我が家はマイノリティなのかも、と。DSC00718.jpgもう一つ困ったのは、お箸の持ち方。これについても、親は放任で、使いたいように使わせていました。そのころの僕の箸の持ち方はお箸が平行ないしが逆ハの字になっていたように思います。高校生のころから周囲に指摘され始めました。心優しき友人のひとりはわざわざ正しい持ち方を教えてくれて、矯正しようとまでしてくれました。それでも僕は「うるせいな、ほっとけ」くらいに思っていたのです。大学の頃、先輩から「箸つかいの汚いやつとは食事したくない」と言われたのはショックだったなあ。直ったのは、医者になってから。手術道具の使い方を工夫しているうちに、道具は正しく持たないとうまく機能しないという事がやっとわかったのです。お箸も同じなんですね。DSC00791.jpg残ったご飯粒や、箸つかいに関して困るのは、自分のやり方を強制するするひとが結構いるんです。「下品なやつだ」くらいに思ってくれればいいのに、居丈高になって、「変だ」「間違ってる」と言うのですよ。以前、安倍首相一家が食事している写真が公開されたんですが、箸の持ち方が全員ヘンだという話がネットで話題になったのです。これが「美しい国」のリーダーの姿か、なんて揶揄されてました。これには正直慄然としました。そうやって人の箸使いを監視してるヤツがこんなにたくさんいるのかって。DSC00838.jpg指先を洗うフィンガーボウルの水を間違えて客が飲んだら、自分も飲むという有名な話があります。この寛容さのほうが好きだなあ…。ひどい箸使いも、やれやれと思って放っておけばいいのに。マナーの専門家と称する人物がTVで「正しい箸使いというのは、相手を不快にさせないための技術です」なんて得々と解説してまして、ムカムカしました。馬鹿野郎、てめえの飯種じゃねえかなんて画面に向かって毒づいてます。DSC00750.jpg美しい箸使いもご飯粒を残さないのも、日本人の美意識として素晴らしいものだと思います。これからも親から子へ、そのまた子へと脈々と受け継がれていくのでしょう。でも、「相手を不快にさせない技術」が絶対視されて、「自分が不快にならないためのルール」になっていくのはヘンです。食事中、相手の箸使いが気になって仕方ないというのは、もはや強迫観念のレベルに達してると思うよ。
ま、偉そうに言ってる僕も「クチャラー」はきついけどね。知りません?くちゃくちゃ音を立てながら食事をするひとのことです。あれは無理だわ。



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レンズの歪みと強迫観念

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Makro Planar T* 2/50 ZF α7ⅡS
PCニッコール19㎜を買って以来、今まで全く気にしていなかった垂直線がやたらと気になるようになってしまった。いまや、50㎜レンズで撮影する時でさえ、気になって仕方がない。この画像も現像時に徹底的に補正した。もはや病気である。DSC00843.jpg
PC NIKKOR 19mm f/4E ED α7ⅡS
単に垂直線の補正だけでは飽き足らず、レンズ自体の歪みも気になってくる。写真の中身はいつの間にか置き去られ、歪みのないスクエアな画面を作成することに熱中しだす。これでは本末転倒ではないか…しかし、完璧な画面を得たときの満足感というか、心の平安を知ってしまうとそうも言っていられなくなる。これには麻薬的な魅力があるのだ。DSC00782.jpgこだわりや習慣は誰でも持っている。机の上のものが整然と並んでいないと気持ち悪い。出かける前にコインを特定の組み合わせで財布に入れる。そういうのあるでしょ?数字にこだわる人は多いようで、TVのボリュームを必ず末尾が0になるように調整するとか消耗品は必ず3つずつ買う、とか。レンズのシリアル番号にこだわりのあるヒトを知っているが、希望のナンバーを追い求めて途方ない金を時間を使っている。しかし本人はシアワセそうなので、それでよいのだろう。DSC00938.jpgしかし、こだわりも度を超すと病気になってしまう。一番有名なのは不潔恐怖と言われるもので、電車のつり革や手すりが触れなかったり、手に付いた汚れが気になって、血が出るまで手を洗い続けてしまうといったものだ。映画「アビエイター」では主人公がどうしてもトイレのドアノブが触れず、誰かが入ってきてドアを開けるのを待っているシーンが出てくる。うちの姉もこの傾向があって、部屋を何時間も掃除した挙句、「ここは無菌コーティングされている場所だから入らないで」と言い放っていた。本人もこだわりの中身が非合理だと分かっているのだがやめられないところに、この病気(強迫神経症)の辛さがある。DSC00968.jpg幸いというかやはりというかPCニッコールを使用しての「補正ブーム」は早くも自分のなかで終わりつつある。あれこれ気にしていると、ひどく疲れてしまうし、何を撮りたかったのか忘れてしまう。垂直線の確認はほどほどにして気に入ったカットが撮れたら、それで終わりにするようにした。飽きっぽい性格に生んでくれた親に感謝したい(爆)


ニコン AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDを使ってみた

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AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED D5 
ニコン入魂の「三次元的ハイファイ」レンズであるAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED。買ってから結構経つんですけど、さっぱり撮影がはかどりません。P2180031.jpgでかくて太い。いかにも良く写りそう。985gと重いレンズですが、D5とのバランスは悪くないです。70-200F2.8のほうがよっぽどツライ。このレンズなら、何とか持ち歩ける。P2180005.jpgフードはツルツルの樹脂製で愛情を注ぐ余地がないっす。やっぱりメタルフードがいいですよねえ。カーボンかメタルだとプレミアム感がグッと増すのになあ。超音波モーターの音は静かですけど、何だか変です。特にフォーカスが細かく前後するときに、ミチミチと唸るので、最初は壊れてるのかと思いました。。DSC_9102RAW.jpg
絞りF2
D5にこれ付けて街中を歩くのって結構勇気要るよね。ものすごくいかつい。シャッター音もばりばりうるさいし。早いとこフルサイズミラーレスをお願いいたします。DL中止するくらいだから、そんな余力はないか…DL18-50欲しかったなあ。DSC_9139.jpg
絞り開放
中心部クロップ。クリックで拡大。DSC_9139w.jpg薄暗い環境なんですけど、スゴい切れ味。ハイファイシリーズの第一弾、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gと違って、開放近くからカリッと写ります。独特の哲学で設計された58㎜がレビューサイトで「期待外れ」なんて書かれたのが響いたのかしらん。僕はあのレンズ好きですけどね。ボケの味という、非常に定量化しにくいものに理屈で立ち向かおうとしてるでしょ?そういう製品は貴重だし面白い。そもそも、DxOをはじめとする解像至上の評価軸ってもう限界が見えてる気がするけど。DSC_9177RAW.jpg
絞り開放
この場所も暗い。手ぶれ補正がないレンズなんですけど、結構止まってる。D5とのバランスが良いんだろうね。DSC_9177RAWw.jpgクリックで拡大。いやあ素晴らしいですね。離れて撮る分には、超こんがりの解像レンズです。DSC_0020_201702182241166cf.jpg
絞り開放
多くの方はポートレートレンズとして購入されてるんだと思います。しかし105て(汗)長すぎるよね…何しろ、使いにくいですわ。いつまでたっても慣れることがない。やっぱし85㎜がいいなあ。もっと言うなら50㎜ですよ。どうやって間合いをとればいいのか未だにわからないんです。DSC_9017_2017021620142083f.jpg
絞り開放
被写界深度の薄さを見るため、テストで撮ってみた一枚。鼻の一部にしかピンが来ませんよ(汗)ひげも水もボケボケ。これじゃあ何の写真だかわからないので絞っていくと…なんかフツーな感じになっていくんだよね。やっぱり絞りは開けたい。でもそうするとピントが合わない。ペヤングの箱みたいな顔のヒトを正面から撮るなら絞りも開けられるけど、妙に彫りの深い顔立ち…最近の新幹線みたいな顔のひとを近距離から撮るのって超難しくないすか?DSC_9098RAW.jpg
絞りF2
結局、どうやって撮っていいかわからないからサッパリ作例が残らない。使うことは使ってるの。でも全部消してる(涙)DSC_9888RAW.jpg
絞りF2
精進しかないんでしょうね。あまり好きではなかった28㎜も35㎜も無理して使っているうちに、だんだんと、楽しくなってきましたし、これも時間ととも大好きになるんでしょう。ただ、重いからなあ。長時間、持ち歩いた挙句、一度もシャッター切らなかったりすると、しみじみ嫌になります。DSC_9988RAW.jpg
絞りF5.6
せっかくこのレンズ買ったことだし、ポートレート撮影ってのを勉強してみようかと思ってます。こういうご時世だし、プロのモデルにお願いすることになるんでしょう。とは言うものの、モデル撮影会って行ったことないんだよね。対人恐怖症だからなあ。頭の中で色んな場面を妄想しては絶望し、申し込みを断念してます。恥ずかしくて知らないヒトとはよう話さんです。慣れるとうるさいぐらい喋りますけどねえ…。



超拡大版 E-M1markⅡの電子シャッターについてあれこれ考えてみる

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M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO E-M1markⅡ
最近まるっきり翡翠ダイブが撮れてません、今日はチャンスは一回だけ。岩陰のヘンなところに飛び込みました。しかしあとで確認するとしっかり撮れていたのです。以下クリックで2400x1600.P2130040w.jpg
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P2130045w.jpgどれも良く解像してる。1枚で良かったんだけど、秒18コマで全部合焦すると、選べない(汗)それにしても、よく周囲にピントを持っていかれなかったなあ。着地直前のセキレイもくっきり解像。クリックで拡大。
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着水とか、着地前とかあんまりスピードの無いシーンはすごく得意。本当にキリッと写る。ところがカメラを振り始めると途端にメロメロになるわけです。これはいったいなぜなんだろうと。
 いろいろ理由は考えられるわけですが、電子シャッターだからという推論はどうだろう?電子シャッターによる高速連写って今までにもたくさんあったけど、いずれも画質的には評価出来るものがなかったのです。オリンパスの開発者インタビューによると、E-M1markⅡのセンサーは従来の3倍の読み出し速度になっているそうです。まずは例によって実験です。。E-M1とmarkⅡでそれぞれ試してみました。300㎜F4PROでレンズを横に振りながら遠くの煙突を撮影してみました。
名称未設定-22SSは1/8000秒。煙突はピサの斜塔のごとく歪んでます。E-M1markⅡの歪みは旧型機と比べて少ない。読み出しの速度が上がっているのは間違いないようです。さらにレンズを早く振ってみます。名称未設定-1ゴーカイに歪む。なぜ、こんなことが起こるかといえば、露光は間違いなく1/8000秒で行われているんですけど、データを読み出す速度が遅いんです。センサー1枚分のデータを上から下まで順に読み出すわけですが、一般的にこのスピードは、せいぜい1/60から1/80秒くらいと聞いてます。
 今度はレンズを固定して、横切るクルマを撮影してます。SSは1/3200秒。P2120184.jpg軽トラ全体がななめに押しつぶされたようになります。センサー上部を読みだしている間にも車はどんどん進んでいるので、下部を読む頃には上の情報とズレが生じるわけですね。
車速に合わせてレンズを振ってあげると、メインの被写体は歪みませんし、細部まできっちり解像します。電子シャッターだからと言って、動き物が撮れないわけじゃないようです。P2120240.jpg余談になりますがメカシャッターでは、動体歪みはほとんどない、とされています。説明のために、RX100M3でシャッター幕の動きをハイスピード撮影したんだけど、960fps程度では全然追いつけない。ネットに1万fpsで撮影した動画があったのでご紹介。2分15秒くらいからスタート。SSを1/8000秒にすると、シャッターがその速度でまばたきしてるのかと思ったらそうじゃないんですね。先幕を追いかける後幕の間に出来るわずかな隙間からセンサーに光があたってます。これが1/8000秒という極めて短い時間なんです。上から下へなぞるようにその隙間が移動して行きますよね。この短い間にカメラが大きく移動すればやはり歪みは生じるはずです。DSC_9391RAW.jpgNikonD5にゴーヨンをつけてレンズを振ってみました。E-M1のように派手ではないですけど、建物が帆を張ったように曲がっているように見えます。これはブレなのかなあ。よくわかりません。
そんなに電子シャッターの動体歪みが気になるなら、メカシャッターで撮れば?という話が出てくるのは当然の流れ。メカシャッターだと秒10コマになりますが、これでも十分速い。しかし開発者インタビューでは、動体を捉えるのは、電子シャッターモードがより有利とのこと。具体的な理屈は明示されてないのが何とも残念。しかし使っていて感じるのは電子シャッター連写のほうがはるかに快適だということです。P2060755w_201702132123563b2.jpgクリックで拡大。サムネイルだと良さそうだけど、微妙に甘い。ちょっと流れている感じがあります。電子シャッターでの連写では実にこれが多い。しっかり追尾出来ていたはずなのに、何だか眠い画像になる。そう、横っ飛びの撮影は本当に難しい。P2060976.jpg一眼レフで撮れていたような、疾走感のある写真がなかなか撮れないのは何故なんでしょうね。僕は専門的なことはさっぱりなので、何とも言えません。しかし、はっきりしているのは、レンズを振りながらの撮影は相当丁寧にやらないと結果が出ないということですね。


ニコン PC NIKKOR 19mm f/4E EDを素人が使ってみるとこうなる

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ニコン PC NIKKOR 19mm f/4E ED α7ⅡS

シフトとアオリ操作の出来るレンズを10年ぶりに購入しました。デカくて重い。三脚併用だと、すぐ使わなくなるのは以前にも経験済み。しばらくD5につけて手持ちで頑張ってましたが使いにくいこと、この上なし。MFレンズなんでライブビュー必須だし、重くて手がしびれてくる。今は、α7ⅡSと組み合わせてます。これなら手持ちでもイケる。P2070003.jpg圧倒的な存在感ですね。前玉は魚眼レンズ風の張り出し。レンズ剥き出しのまま持って歩くと、どこかでゴッチンとぶつけそう。面倒がらずにキャップをしたほうが良さそうです。フッ素コートで、汚れは付きにくいとのこと。P2070011.jpgマウントアダプタ経由なんで絞り操作ができません。常に開放F4での撮影になります。それでもα7で撮るほうを選ぶ理由は

・手ぶれ補正が効く
・軽量で手持ち撮影が可能。
・EVFでシフト、ティルトの効果が容易に確認できる。

そろそろニコンもフルサイズミラーレス出してほしいよね。風景派にとって、巨大なペンタプリズムは無用の長物です。ショックレスの電子シャッターと精密なピント合わせの出来るEVFこそ必要とされてるわけで。

久しぶりにティルト/シフトの操作したんで、すっかり使い方忘れてました。まずは一番使用頻度の高い、上方向のシフトから復習開始。P2070010.jpg
シフトを操作するノブをくるくる回すと、レンズ本体だけがカメラより上にスライドしていきます。この状態をライズと呼び、上すぼまりの歪みが無くすことができます。DSC00542.jpg補正前の作例がこちら。超広角レンズらしいパースがついてますね。建物の上方がすぼまっています。限界までライズを効かせるとこうなる。DSC00539.jpgシャキッとまっすぐになる。結構ドラマティックな変化ですよね。これは、現像ソフトでも可能なんですが、専用レンズでやるメリットとしては

・レタッチ処理と違って、トリミングによる画素ロスがない
・仕上がりを現場で確認できる。
・脳が揺れる(笑)

僕のような素人の好事家にとっては、3番目が一番重要ですね。歪んでた建物が、強制的にビヨーンとまっすぐ伸ばされていくさまは、なかなか見応えがあります。やりすぎると不自然になってしまいますが。DSC00579.jpg新しいおもちゃを貰った子供のようなもので、試したくて仕方がない。長い垂直線はないか町中を探して歩くことになります。高い天井の回廊とかね。実際、垂直線が真っすぐになっているのはなかなか気持ちの良いものです。
これは補正前。DSC00316.jpgこれが補正後です。シャキーン!DSC00321.jpg片っ端から補正してみましたが、毎回やろうという気にはならないなあ…。強烈なパースも、超広角の味ですよね。それはそれでOKかな、と。几帳面な人には、ぜひこのレンズを。小学校の時、先生が机をキッチリ直線に並ぶように直してたでしょ。「おーい。この列ズレてるぞ。」アレですよ。ああいう何気ない瞬間に、日本人の几帳面さが育まれる(笑)P2090017.jpgお次はティルト。シフトが光軸を水平にずらすのに対して、ティルトは任意の方向に傾けることが出来ます。下向きにティルトさせると、奥行きのある平面全体にピントを合わせることが出来ます。DSC00640s.jpgオオゴマダラの標本を撮ってみました。ソニーのボディなんで、絞ることが出来ません。F4開放です。やはり奥の方の翅はボケてしまう。少し下向きのティルトをかけると、全体にピントが合うようになります。名称未設定-1ティルトを使えば、過度に絞り込むことなく、ブツ撮りが出来ます。PC-E19mmは角度制限なく、ぐるぐるレンズが回転する(レボルビング)ので、任意の方向にピント面を向けることが出来るわけです。P2090029.jpg超グネグネ(笑)もっとも、こういうのは19㎜レンズの仕事じゃない。45㎜とか85㎜のPC-Eニッコールを使うべきなんでしょう。19㎜ってほとんど建築写真専用なんじゃないですかね。

さて、ティルトを上向きにすると、ミニチュア風に風景を撮ることが出来ます。10年くらい前にTS-Eレンズを使ってミニチュア風の写真を撮るのが爆発的に流行ってたんです。ご多分に漏れず、僕も購入。TS-E24mm F3.5LとEOS20Dの組み合わせでした。ブームの火付け役は本城直季さんの写真集「Small Planet」だと記憶してます。(2006年の木村伊兵衛賞作品)P2090006.jpgこんな風に上向きにして、展望台に登ってはミニチュア風撮影に熱中してました。
 ブームが去った後、中古カメラ屋にTS-Eレンズがずらりと並んでいたのは、諸行無常の感がありました。流行りが一過性に終わったのは、撮影の難しさにあると思います。民生デジカメ程度の被写界深度ではミニチュア風に撮ることは難しい。受賞作は大判カメラで撮ってたはずです。その後カメラ内フィルタで撮れるようになったのですが、処理が雑なものが多く、これも全然ミニチュアに見えません。相当工夫しないとダメ。以前撮影したミニチュア風動画を紹介。タイムラプスを併用すると何とかそれらしく見える。コツとしては、処理前からオモチャっぽく見える風景を探すこと。もうこれに尽きます。今回も挑戦してみたけど、やっぱし難しい。DSC00396w.jpgクリックでちょっと拡大。かなり微妙な出来(汗)。コントラスト上げたり、ハイキーにしたり色々やってみるとまた違うのかも。根気が無いのでこれで終了(爆)

久しぶりにシフトやティルトの出来るレンズを購入しましたが、画質の良さにびっくりしました。普通の単焦点レンズとしても相当優秀。さすがにSonyのボディだとシフト/ティルトしたとき、画面端は甘くなりますけどね。遊びで買うにはあまりにも高価なレンズですが、キリッと垂直線が立つ感じは麻薬的な気持ちよさがあります。クルマのドアとかボンネットのチリがきちんと合ってないと気持ち悪くて仕方ない…という几帳面な方には激おすすめです。





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